2025年12月11日木曜日

穴子丼

 一昨日は恒例の穴子が尾道から届いた。さっそく穴子丼。ふくよかな厚い身。たれも良い味。尾道の穴子を見ると顔が輝く、と笑われるが、思わず笑顔になる。他所の穴子を試してみたけれど、とても及ばない。それが何匹も送られてくる。ずいぶんお高いのでは、と心配しながら、ありがたくいただいている。今日は尾道式稲荷ずし。お供に鱧鍋。これもおいしい。また盆と正月が一緒に来たようになった。

2025年12月5日金曜日

初雪?

 昨日はあちこちで初雪で、降雪量が多い場所もあったようだ。この辺りは朝数分目を凝らしてやっと見える程度の雪らしいものがちらほら、という程度だった。あれを初雪というのは気がひける。その頃の空は暗く重い雲で覆われていたが、昼頃には抜けるような青空に白い雲がのどかに浮かんでいた。スタジオジブリみたい。(逆だとおもうけど)夕方には薄いピンクや紫や、虹色の空が広がっていた。

庭の楓が日差しによって透き通るような赤に見える。

2025年12月1日月曜日

明るい12月

 今日から12月か!全然そんな気配がない。11月の紅葉の季節、という感じの風景。それでもあと一か月で新年?実感が湧かない。

2025年11月26日水曜日

錦秋

 近くの森も近所の木々もすっかり晩秋の色になった。まっ黄色な銀杏に楓の赤が重なったり、赤から緑までの色が混ざりあったり、木全体が深紅の紅葉があったり、地に落ちている一枚の桜の葉が欠点のない赤色だったり。秋の日差しに照らされて、空気まで鮮やかに感じられる。

2025年11月16日日曜日

温室

 昨日も今日も外の気温は特別高くないが、南側の部屋は暖房一切なしでも28度にまでなった。温室だ。ガラス戸を開けて冷気を入れるほど。2階はガラス戸を開けてシェードを降ろして日を遮ったという。最近建つ家は窓が小さく壁が多く、地震には丈夫そうだ。室温は年中コントロールされているのだろう。我が家のような外と直結したような家は無くなっている。私が育った家も大きなガラス戸が南側一面にあって、冬暖かく夏涼しかった。直接庭に出られるのが当たり前だと思っていた。思い出しても解放感があって、良かったな、と思う。

2025年11月12日水曜日

ヒイラギモクセイ

 ヒイラギモクセイが咲いている。花は金木犀の花と同じ形で、ただし真っ白。匂いも同じ。葉はヒイラギらしくギザギザしている。近くでじっくり見たのは初めて。

2025年11月11日火曜日

真弓の実

 真弓の木が橙色の実でいっぱいだ。遅咲きの金木犀は延々と残っている。晴れても寒い日々。

2025年11月7日金曜日

更待月

 スーパームーンは雲の中であったが、昨日今日は雲はあっても強い光が射す月が見えた。今日の月齢は16.1日だそうだ。更待月とも出ている。「?」何と読むのだろう、と調べたら、「ふけまちづき」。月の出が遅いから夜更けまで待つ、という意味らしい。「こうたいづきではありません」と。雲はたいていじっと動かないように見えるが、月と重なったり囲んだりしていると、ときにかなり速く流れているのが分かる。目には月が滑っているように見えるけど。

2025年11月3日月曜日

気がつけば紅葉

 外を見るといつの間にか桜の葉が赤味を帯びている。茶色に見えるが日が当たると赤くなる。まだ「ようやく夏が終わった」という感覚だったので、ちょっとびっくりした。でももう11月3日である。当たり前なのだ。何年も前のこと、同業のアメリカ人夫妻を案内して修学院離宮を廻ったことがある。大体この時期だった。よく晴れた空の下の壮大な紅葉は何とも言えない美しさだった。現在はどうか知らないが、当時は外国人はすぐに入場できるが、日本人は見学を申し込んでから一か月待つものだった。私は通訳の役目で来れたのだ、と説明したら、奥様が「この美しさのためならば、一か月待つ気持ちが分かる。今までで最も美しいものを見た」と言われた。家で見れる紅葉は慎ましいものだが、それでもすばらしい。

2025年10月31日金曜日

二度目の金木犀

 もうとっくに終わった、と思っていた金木犀の匂いが空気に満ちていたので、不思議に思ったが、最初咲かなかった木がオレンジ色に満ちていた。近所を歩いていたらやはり匂う。木によって夏の気温と乾燥の影響が異なったのだろうか。金木犀が満開のときには何故かОгонёчки   (ogon'ochki)という言葉を思い浮かべる。「小さなともしびたち」ではなんとなく雰囲気が出ない。


2025年10月29日水曜日

山の端の夕映え

 気温は低いが晴れた日だった。夕方東の山並みのすぐ上、いつも白い雲が寄り添っているところ、に夕日が当たり、濃いピンク色がたなびいていた。空気は澄んで、中空にまだ白い、三日月より少し太った月が懸かっていた。

今日の夕食はイタリアン。

2025年10月23日木曜日

贅沢な季節

 10月下旬は松茸と鱧が出会う短い期間である。昨日は恒例の北米産松茸を買って、鱧の入手先も見つけた、ということで、松茸のすき焼きと松茸入りの鱧鍋のご馳走だった。まさに盆と正月が一緒に来たようだ。食後の柿も秋のお気に入りの果物。

先週「今日初めて一日中エアコン入れなかった」という日があり、その翌日から急に寒くなった。四季が無くなって夏と冬になるのでは、などと言われている通りになったようだった。慌てて冬の衣類を取り出した。今日は一転、秋晴れのほど良い気候。空が青い。もう何年も青空といっても白っぽかったが、今日の空は深い青だ。見ていると晴ればれする。近所の玉すだれが咲いていた。

2025年10月17日金曜日

 10月になって、さすがに涼しくなり、秋晴れの日も多い。例年よりは気温が高いようではあるが。シュウメイギクもヨメナも咲いている。秋の味覚も色々味わっている。今日は毎年頼んでいる冷凍焼き栗が届いた。さっそく温めて食べた。やはり美味しい。


2025年10月10日金曜日

金木犀

 金木犀が咲いた。緑の中に点々と灯りが灯っているよう。ガラス戸をを開けておくと匂いがそこはかとなく入ってくる。例年よりも2週間くらい遅れだが、咲いてくれて何だかほっとしている。今日は澄んだ青空に白い雲。秋晴れの心地よい日。

2025年10月8日水曜日

蟻の襲撃

 例年8月後半に突然大量の羽蟻の襲撃を受ける。網戸なんて問題なく通り抜ける小さな小さな蟻である。音もなく全く気付かれずに部屋中に入り込む。ふと気が付くと電灯の覆いに無数に群がっている。白く明るい物に集まるから、布団のシーツの上にも大勢いる。分かっていればガラス戸を閉めておくのだが、襲撃の日なんて教えてくれないから、食事中に急に大騒ぎになる。掃除機で吸い取るのである。今年は暑すぎたらしく8月も9月も無事だったが、昨日は気候がよかったのか、襲撃に見舞われた。早く気が付いたせいか、数は少なく、大急ぎでガラス戸を閉め、カーテンを引いた。今日も早めに戸締りをした。虫も猛暑で予定が狂っているようだ。これから蚊やムカデがやってくるのだろうか。そういえば例年9月終わりごろから金木犀が咲いて、空気が良い匂いでいっぱいになるのに、今年はまだ全く咲いていない。初めてのことだ。

2025年10月6日月曜日

仲秋の名月

 今日は中秋の名月。6時半ころに東の空に眩しいほど輝く丸い月。それでも土星は見えた。9時過ぎにはさらに高く。白い雲がかなり広がって、月がその下にあるように見える。光が反映して周囲の雲が虹色になっていた。

2025年10月4日土曜日

ヤマトシジミ

 昨日庭の草の上を小さな蝶が3匹飛び回っていた。翅が鮮やかな紫色。思わず見とれてしまうほど。裏側は灰色。ヤマトシジミというそうだ。貝でも同じ名前の種類があるけど、これは蝶。カタバミに産卵し、幼虫もカタバミを餌にするという。今は花の時期ではないが、カタバミならばそこらじゅうに生えているから、お気に入りの場所だろう。春のシジミは全体が灰色でとくに目を引かない。パートナーが「草刈りをしたいけど、彼らの邪魔をしたくない」と言って、電動草刈機ではなく、鎌で手作業で草刈りをした。

2025年9月28日日曜日

初サンマ

 今年は秋刀魚が豊漁だそうだ。秋刀魚をのせた(?)親潮が日本の排他的経済水域に入り込んだからだとか。パートナーが注文してくれて、昨日新鮮な秋刀魚が13匹届いた。きれいで大きい。早速焼いてくれたが、魚を焼くときの匂いがしない。よほど新鮮なのだろうか。まだ脂はのっていないが、引き締まった味で、身も内臓もともかく美味しい。

ムラサキツユクサ、ヌスビトハギ、赤まんま、シュウメイギク。近所の萩の懸崖(?)も。


日の暮れが早くなり、日差しが部屋の奥まで入り、虫の音に囲まれ、朝晩は寒いくらいの気温になり・・・例年ならば「夏が終わってしまった」と、ちょっと寂しくなるのだが、今年の夏のように凶暴な高温が続くと、なんだかほっとしている。暑さで体調が悪くなるようなことはなかったが、夏とか高温とかいう概念にも当てはまらない、わけの分からない世界に放り込まれたような状態だった。それでも昼間はガラス戸を開けて外とつながっていたかったが、寝ている間に熱中症にかからないように夕方から冷房を入れる。途中で切って、その後のクリーニングが寝るまでに終わるように調節するために、毎晩気を遣う。そんなことで頭が疲れてしまった。虫の声を聞きながら涼しい空気に触れると楽しい。

2025年9月24日水曜日

baby gecko

 床に置いておいたショルダーバッグにさわったら、ポケットから小さなヤモリが飛び出してきた。あっと言う間に逃げ去ったが、数センチの可愛い赤ちゃんヤモリだった。バッグのポケットの中でどれだけ過ごしたのだろう。

近所の芙蓉が鮮やかなピンクで沢山華やかに咲いていた。一か月遅れの夏の花だ。庭の白ヒガンバナはぎりぎりお彼岸に間に合って、何本も茎が伸びて白い花を咲かせている。今日は夏日ではあるが、風が心地よい。これからムカデや蚊が大挙してやってくるのかなー。


2025年9月21日日曜日

秋?

 一昨日から急に涼しくなった。寝る前に部屋を冷やしておかなければ・でも冷やしすぎないように、という強迫観念がなくなった。

毎朝、青い朝顔が数えきれないほど(?)咲く。白ヒガンバナのシュートが1本だけ出てきた。細くて折れそう。例年の元気な姿は見れないのだろうか。なぜかヤマブキの花が一輪。

2025年9月12日金曜日

9月の芙蓉

 ようやく近所の芙蓉が咲いた。去年まで8月半ばに最盛期で、盛夏の花だったのに。花の数は少なく、午前中からすっかり開いてしまって、以前の華やかさがない。水不足か、暑すぎるのか。大きな災害も多いが、小さな変化があちこちに現れている。

今夏、我が家は水ナスのファンになった。そのままちぎってかじると、みずみずしくかすかに甘く、夏にぴったりだ。加茂ナスにニンニクのスライスを併せた醬油炒め、ニシンナス、しぎ焼き、すべて水ナスで作った。

2025年9月6日土曜日

ヤモリちゃん

 昨日の朝出窓の外側のガラス戸を開けかけたとき、ポトンと何かが落ちた。ヤモリだった。どこにいたのだろう。10cmくらいで、全身灰色でゴム細工のような見た目だ。どうして中に入ったのかは分からないが、外に出してあげようと思っても、壁と内側のガラス戸の角まで走ってそこから上って行った。いかにも柔軟で、必死で、可愛くて涙がでそうだった。でパートナーに相談して逃がそう、と思っていたのに、外出の支度に気をとられて忘れて出かけてしまった。後で聞いたら、彼が内側のガラス戸を開けようとしたときに、何かにぶつかって、それがヤモリであった。そのときの衝撃で片腕(前脚?)を痛めたようで気の毒だったが、外に出してやったら猛スピードで走っていった、ということだった。ヤモリの再生能力は尻尾だけのようだが、怪我の治癒力はあるだろうから、きっと元気になるだろう。

2025年8月31日日曜日

カラスウリの花

 納屋の壁から侵入してきたカラスウリの花が咲いていることにパートナーが気が付いた。昨日夕方に蕾を確認して、夜9時頃に身に行ったら、開花していた。白い糸くずに見える不思議な花だ。合歓の花よりももっと細い。じっと見ていたら開いてゆく様子が分かるのかもしれないが、それほど暇でもないし。子供のころ庭に月見草(正式にはオオマツヨイグサ?)があって、ほの暗い中で黄色い花びらがポッポッと開いてゆくのを眺めたものだ。

そういえば長らくケープタウンブルーと思っていた朝顔が、どうも違うようだ。宿根草ではないし、葉がハート型でもない。葉には3か所の切れ込みがある。「スタンダードな朝顔」だそうで、特別な名前をつけていただいてはいないらしい。でも何とも言えないきれいな青、白い根元に黄色いしべ。毎朝花の数をかぞえて楽しんでいる。

2025年8月28日木曜日

今年もケープタウンブルー

 まだ文字通り「残暑厳しき折」だが、今朝はケープタウンブルーが4輪咲いていた。薄青にほんのわずか紫が混じった、明るくて涼し気な花。野生化してからも毎年勢いよく現れる。パートナーが作った綱の梯子(?)に3輪、ボケに絡まったつるに1輪。最近雷雨もあったし、日差しが少し傾いたし。そういう変化を虫たちも植物も察知している。


2025年8月23日土曜日

かき氷

 今日、今夏初めてかき氷を食べた。こし餡とクリームをかけて。例年夏にときどきかき氷を食べていたが、今年は今までそんな気にならなかった。「ようやく夏になったね」とパートナー。最近までの酷暑では冷房なしには命がもたないので、逆に身体が冷えて氷は合わなかったのである。それは春夏秋冬という四季の中には入らないのだ。秋の気配のなかでようやく夏を楽しんでいる。

夕雲

 最近日暮れ寸前の南の空が美しい。モクモクした小ぶりの雲の塊が濃いピンクに染まる。それだけのことだが、何とも言えず魅力的なのだ。

夜ガラス戸を開けると虫の音が聞こえるようになった。ジーというような静かな声と、ときどき急に叫びだす甲高い金属性の声。残暑厳しくても虫たちは季節の微妙な変化に応じている。

2025年8月16日土曜日

ツクツクボウシ

 庭でツクツクボウシが鳴いた。今日初めて聞く。昨日は山のほうでミンミンゼミの声が聞こえた。まだ十分暑いが、やはり季節は動いている。異常な高温・晴天続きのときは頭も身体も混乱していた。その後の大雨で一息つけたので、ようやくいつもと同じ夏を感じられる。合歓の花が今頃になってまた咲いている。ネコジャラシ、カヤツリグサは健在。

2025年8月9日土曜日

副鼻腔炎

 鼻の具合はいつも悪いが、この数日はとくにひどかった。鼻汁が気管支に降りると気持ち悪くて寝てもいられない。眉間の辺りにしくしくとした痛みがある。これは副鼻腔炎になった、と思った。何度も同じ病気をすると、診断できるようになる。昨日久しぶりにに耳鼻咽喉科クリニックに行った。やはり「軽い副鼻腔炎ですね」ということ。薬の処方箋を貰って、あっという間に終わり。吸入などの処置は閉鎖されていた。薬の入手が困難になっているので、当分休止だそうだ。色々な薬の不足はニュースで知っていたが。

薬局が三条通に移ったので、帰りは地下鉄まで一駅分三条通を歩いた。前日の立秋に雨が降ったお蔭でそれまでの凶暴な暑さは無くなっていたので、心地良い散歩だった。薬を一・二回飲んだくらいですぐ治るものでもないけれど、昨夜は良く眠れたし、今日も午後には鼻も気管支も楽になった。

それにしても暑さと乾燥で、庭の草木も生気がなかった。沈丁花は枯れたかもしれない。昨日はパートナーが草刈りをしたが、以前ほど草が伸びていない、と言っていた。人間も以前ほど元気がない。いつガラス戸を開けて、いつ冷房を入れる、などの恒例の対処法が効かないのだ。暑さ好き、なんて言っていられない。熱中症を経験しないで済むように対策しなければ、と思うばかり。機械音に弱い私は、エアコンの冷房の後のクリーニングが終わってから寝るので、逆算して冷房の入・切を正確にしなければならない。楽しい夏はもう来ないのだろうか。

2025年8月1日金曜日

ヒグラシ

 夕方、突然ヒグラシが鳴き始めた。庭の木にいるらしい。ガラス戸を開けていたから大きな音だ。以前は7月から山のほうで聞こえていたが、今年は聞かないね、と言っていた。しばらくして聞こえなくなったが、短時間でもヒグラシの声を聞けて嬉しかった。西寄りの空に、硬質で滑らかな三日月が。

2025年7月27日日曜日

夕立の恵み

セミの合唱が賑やかになった。 

毎日晴天で、草木の水不足を心配している。一昨日の夕方、短時間ではあるが夕立があった。その後窓を開けてもいつものようにはむっとする暑さがない。夜外に出ると、空気がひんやりして、山のほうから吹く風が気持ちよかった。植物にも多少恩恵があっただろう。昼間暑くても夕立がある、というのが理想的な夏なのだが、天気予報には当分そんな記はない。それでもクーラーが苦手なので昼間はガラス戸を開けて、夕方からエアコンを入れる。寝る前には洗浄も終わってほしいので、時間の調整に気をつかっている。

なぜか今ごろになってヤマブキの花が一輪、クチナシの花が一輪咲いている。

2025年7月24日木曜日

夏風邪(?)

 昨日は胃腸の具合が悪く、喉がチリチリして、だるくて、すっかり体調に自信をなくした。夏は例年絶好調なのだが。夏風邪かも、と思ってそれ用の薬を飲んだら、大体収まったが。年に一度の高級鰻のご馳走も美味しく食べられてよかった。今日もまだ気をつけている。

名前を知らない白い穂状の花をパートナーが調べてくれた。ヤブミョウガらしい。茗荷とは関係なく(葉の形が似ているのでそう名付けられたそう)、ツユクサの仲間。

今年はヒメヒオウギズイセンが咲かなかった。庭師さんが刈り取ったそう。球根が残っているかな。

2025年7月20日日曜日

夏の日

 今日は京都にしては湿度が低く、気温は適度に(?)高く、晴れて、爽やかな一日だった。空は秋のように青い。山の背後からはモクモク雲、空中にはふわりとした雲の塊、ひたすらに白い。セミもかなり鳴くようになった。以前のような大合唱はないが、そのうち聞けるかもしれない。紫陽花はさすがに枯れたが、白い花が穂になって咲いている。名前は分からない。

2025年7月13日日曜日

明珍火箸風鈴

 夏になると明珍風鈴を窓際に吊るす。明珍火箸が4本輪から吊り下げられ、その真ん中にある羽(?)に短冊(?)が繋がれていて、風が吹くと揺れて羽が火箸に当たり、音を出す。静かで透明な音色が心地よい。

セミらしい声が、まだ練習中というような調子で、ほんの一瞬聞こえた。

2025年7月10日木曜日

尾道穴子と淡路島鱧

 一昨日尾道から穴子が届いた。八匹も。いつもながら程よい味つけで仕上がっていて、早速夕食に穴子丼にしてもらった。実山椒を添えて。普段は野菜から食べるのに、まず穴子から始めたので、「食事の仕方まで変わるね」とパートナーがおかしがっていた。

昨日はパートナーが取りよせてくれた淡路島産の鱧が届いた。湯引きにして梅肉と酢味噌で食べる。京都に来て間もなくの頃、「ハモのおとし、食べますか?」と聞かれて飛び上がった。ハモなんて聞いたこともない。鳥の名前かと思って、聞いただけで気味悪かった。その「おとし、って?」その後夏になると鱧を楽しんでいる。淡いがコクのある上品な味である。

二日間贅沢なご馳走に、「盆と正月が一緒に来たね」と幸せに笑いあった。

2025年7月5日土曜日

梅ジャムアイスクリーム

 今年は久しぶりに沢山梅シロップを作った。庭の梅でも一瓶できた。今年のような早すぎる、蒸し暑い夏を元気で過ごすのには有効だ。その後に残る梅の実は汁がなくなって皮が種に張り付いて、かじるのは大変だが、味は良い。パートナーがその実を使ってアイスクリームを作る方法を見つけた。昨日は昼も夜も梅ジャムアイスクリームを食べた。酸味があって、ほのかに甘い。これからしばらく楽しめる。

2025年6月30日月曜日

庭の梅のシロップ

 庭の白梅の実は例年実っていたのかもしれないが、利用することもなかった。今年は実が充実して数も多く見えたので、収穫して砂糖漬けにした。昨日茗荷とズッチーニのスライスにそのシロップをかけた一品がでた。涼しくておいしい。花桃の実もいつもより大きく沢山ついているが、これはそのままにしている。そのほか今年の気候がちょうど合うらしい花や実が多いが、6月中に梅雨明けというのは危険信号に思える。

京都に来てから色々な野菜に出会ったが、水ナスを知ったのは比較的最近である。最初はぬか漬けにしてくれた。そのうち塩と油で焼いた料理がとても美味しいので、水ナスの季節の間はよく食卓にのった。一昨日生のままちぎったものをそのまま食べたところ、甘くて水気が多くて、美味しい!!さすが「水」ナス。

2025年6月23日月曜日

蝶もいろいろ

 アゲハ蝶は種類によって翅を広げて止まる(休む?)ことがあるそう。「蛾は翅を広げて、蝶は閉じて止まる」と教わってからずっとそれを信じてきた。多くの蝶は翅を閉じて止まるし、止まって蜜を吸っているときは閉じているのだから、それでも良いかと思うけど。

今日は気温が25-6度という予報なので寒くないように、と服をえらんだが、蒸し暑い。完全に夏の姿になった。

2025年6月22日日曜日

蝶の昼寝

 昼には早いが、朝、道端の藪の木の細い細い枝の先で、キアゲハが翅を広げて止まっていた。単に止まるときには翅を畳むので、眠っているのだ、とパートナーが教えてくれた。毎年合歓が咲くころにアゲハが大勢やってくるが、じっとしていることはない。飛んでいるか、ちょっと止まって蜜を吸うか、だが、そのときも翅は振動しているし、すぐに別の枝に移る。ゆっくり観察できたのは、今日が初めて。黄色、黒、青、赤とカラフルだ。その模様にも意味があるのだろう。一日中嬉しかった。

今年の6月はドクダミだけでなく、クチナシも紫陽花も当たり年のようだ。小ぶりのほうのクチナシが一斉に咲いた。ガラス戸を開けると少し酸味のある甘い香りが入ってくる。紫陽花は花(萼?)が集まって薄紫のボールを作っているが、今年はそのボールが大きいし沢山ついている。今まで目立たなかった木陰の株も今年は華やかだ。

6月も初めは寒かったが、急に真夏日になって、身体も衣類もついていけない。なんとか夏ものを出したが、明日はまた雨で最高気温が25-6度の予報。梅雨どきとしてはこれがまともなのだが、何を着ようか。


2025年6月16日月曜日

今年のビワ

 今年はビワが大豊作だ。大きな木に鈴なり(ビワなり?)。今日は2回目だが、程よく熟れた実を数個食べた。おいしい。紫陽花が青く色づき、合歓も絹のような柔らかな花で賑やかになってきている。天候は奇妙で、一昨日は雨で終日22度だったのが、今日は30度くらい、2階でブルワーカーを使うときには冷房を入れた。外の湿度はHIとしか示されない。もう梅雨明けという人もいるとか。まだ梅雨になった様子もないのに。


2025年6月8日日曜日

今日も尾道稲荷

 尾道式稲荷ずしが美味しいと言っていたので、パートナーがまた作ってくれた。エビを湯がいて叩いておぼろにするのは手間がかかる。それに今日はベーコン作りもしていた。もう何年も続いている。以前はベーコンといえばホテルの朝食に出る薄い脂の塊みたいなものだと思っていて、とくに食べたいものではなかったが、自家製のベーコンは味わい深く香りも良い。梅の収穫もしてくれた。白梅の実で、今年初めてのこと。以前も実っていたのか、気が付かなかった。小さくて硬くて真っ青であるが、シロップにしよう、と言っている。

昨日、今日、喉と気管支が不快で、なんとなく調子が出なかった。他には何の症状もないのに、なんとなく気分がよくない。でも思い切って走って汗をかいてみた。喉はよくならないが、身体に活気がでた。

2025年6月5日木曜日

昨日は絶不調

 昨日は朝から頭がふわふわして、そのうち目が廻って(私的には周囲の窓や電灯がまわる)、眠いというより意識が朦朧とした感じだった。以前はこういう現象は春先と秋の初め、いわゆる季節の変わり目の行事(?)だったが、いつの間にか忘れていた。今年は5月が4月以上に気まぐれで、6月になってから日替わりで寒暖が大きく変わるので、そのせいだろう、とパートナーが言うし、私もそんな気がした。そういうときは運動して汗をかくに限る。ということでトレッドミルで歩いたり走ったりして大汗をかき、シャワーを浴びたら心身ともにすっきりと軽くなり、目まいがあったなんて嘘みたいになった。とは言ってもこういう解決方法は他人には勧められない。頭がふわふわする原因を検索すると、色々あるが脳梗塞なんていうのもあるから、気をつけてほしい。

近くの山というか丘というか、濃い緑がぎっしり詰まっていて、その上の水色の空とふわりとした白い雲。これ以上に何が必要だろうか。今日はそんな気持ちにさせる天気だった。

2025年5月30日金曜日

ドクダミの年?

 乾燥が続いた後に、最近は雨も何度か降り、土も潤ってきたようだ。4月以上に今年の5月は気まぐれで、暑い日と天気が崩れて肌寒い日が交互にやってくる。そんな気候のせいかどうか分からないが、ドクダミが繁栄している。毎年生えるのだが、今年は庭のあちこちに出現している。近所の庭や草むらでもよく目につく。庭全体がドクダミという家も見た。このドクダミ、とても役にたち、「最も捨てがたい」植物なのだそうだ。慢性鼻炎にも効くそうだ。長年使わないで、もったいなかったかな。

ニワゼキショウが咲き始めた。これは例年どおり。

2025年5月21日水曜日

江戸甘味噌

 パートナーが江戸甘味噌というものを知ってすぐに取り寄せた。麹の割合が多く塩分が少ない、贅沢な味噌だ。色は濃いが穏やかな味。この味噌と、それを使った料理についての論文もある。歴史的にも面白い。戦争中は、そして多分戦後も長く、米が自由にならなかった時代は途切れていたがその後復興された。健康にも良いそうだ。この味噌で、昨日は豆腐田楽、今日はこんにゃく田楽。どちらもおいしい。

一昨日今年初めて巨大なクロアゲハが庭で舞っていた。マユミの花も咲いた。緑色で小さくて意識していないと見過ごしてしまう。だから昨年まで知らなかった。小さいけれど肉厚で4枚の花弁が十字の形をしている、珍しい花だ。枝垂桜に赤い小さなサクランボが沢山ついている。今年はきれいな梅の実が沢山できている。実用の木ではないけれど、育ったら梅シロップを作ろうか、と言っている。ビワも豊作。花桃の実も大きくなっているが、食用にはなりそうもない。


2025年5月17日土曜日

5月の庭

 5月になってから晴れと雨が繰り返している。少し土に水が入ったのか、今ごろになって星の瞳で庭が賑やかになった。「茎が高すぎる」とパートナーがいうが、最近は草花の茎がひょろひょろと長いような気がする。ニワゼキショウも咲き始めた。これは季節どおり。木々の葉が元気に生い茂ってきたので、明るい感じがするが、山並みは見えにくくなった。

夏ミカンの花は咲かないが、アゲハの幼虫が2匹ついていた。葉とまったく同じ色。ヒスイのようなきれいな色だ。その後見当たらなくなった。「鳥に食べられたかな」とパートナーはいう。可哀そうだが、鳥も生きなければならないし。今年はウグイスがよく啼く。

昨日、缶クリームを使ってゼリーを作ってくれて、その容器が流し台においてあった。パンを作るので安全のために、と移動しようとしたが、傾けてしまって、まだ固まっていない半液体がこぼれてしまった。パートナーはカンカン。「今日はデザートなし」と言いつつ、後で作り直してくれた。申し訳なかったが、床はきれいに拭きましたから!


2025年5月13日火曜日

そら豆が煮えるまで

 大好きなソラマメの季節になった。色もきれいだし、季節感がある。湯がくものと思っていたが、焼いてもおいしい、豆の皮も柔らかくなる、ということで、最近は焼きソラマメになっている。京都では一寸豆と呼ぶのだと信じていたが、「一寸ソラマメ」という種類があって、関西ではそれが主なので一寸豆と言われているそうだ。

最近突然「ソラマメが煮えるまで」という表現が頭に浮かんだ。なんだか童話のような気もするが、読んだこともないし、どこで知ったかも分からない。検索してみると、正しくは、そら豆「の」煮えるまで、らしい。児童劇で、原作はイギリス、原題は Six who pass while the lentils boil 。lentilは日本語ではレンズ豆。それでは馴染みがないので、そら豆にしたのだろう。パートナーが原作がopen libraryにあることを見つけてくれたので、早速読んでしまった。確かに全く読んだことも見たこともない内容だ。でもこれ、日本の子供たちにとって面白かったのだろうか。女王の首を切るなんて、ぴんとこないだろう。イギリスならば史実があるし、その他の登場人物の職業も身近かもしれないが。

2025年5月9日金曜日

銀杏にウグイス

 ウグイスが大きな声で啼き続けていた。以前から山のほうでは聞こえていたが、こんなに近くでは何年ぶりだろう。風が強く雨も降ったりしているのに。近くの銀杏の木に保護されているのだろうか。

八十八夜の新茶が届いた。一保堂の急須を使って優雅にお茶の時間にしたかったのだが、茶葉とお湯の割合を失敗して、うまくいかなかった。やはり普段使いの急須にしよう。

2025年5月8日木曜日

尾道のうどん・稲荷ずしセット

 先日テレビであちこちの食べ歩き番組があり、尾道のうどんと稲荷ずしのセットがその一つだった。稲荷ずしは巨大でおあげで包まずに米の上にエビのおぼろを置くものだった。パートナーが昔食べたおぼろの味を思い出して、今日同じメニューを作ってくれた。ただしあまり大きくては食べきれないので、小型の可愛いお稲荷さん。中に色々具が入っている。稲荷ずしがこんなに美味しいものとは知らなかった。うどんつゆの出汁は煮干しと昆布、具はとろろ昆布とネギとおあげ。こういうのを「素うどん」というのだそうだ。とろろ昆布が味を添え、汁も全部飲んでしまうほどだった。なんだかお祭り気分だっだ。

4月の気まぐれが5月に持ち越されたようで、一日おきに晴れたり降ったり。でも冬の間に乾ききった土には雨が必要で、ちょっとほっとしている。

2025年5月4日日曜日

桜餅

 パートナーがテレビで桜餅の話を見て食べたくなった、ということで、桜の葉の塩漬けを取り寄せて作ってくれた。桜餅には関東風と関西風があって前者は麩の焼で餡を挟む、後者は米の粗びき粉で包むもので、前者は長命寺門前の発祥だそうだ。関西風の道明寺粉はその名前の寺が発祥とのこと。私は関東育ちだから、麩の焼派、というよりそれが「the 桜餅」だった。あるとき「・・・派?それとも道明寺派?」と聞かれて驚いた。・・・の部分は分からなかった。今ではどちらも好きだ。今日は長命寺風桜餅。随分久しぶりの桜餅。おいしかった。

2025年5月1日木曜日

三色の斑猫

 白、黒、茶の三色の猫ならば三毛猫で、三色がきれいな縞模様になっているものだ。子供の頃飼っていた猫も、今の家の庭に住み着いていた「我が家の野良猫」一家の母猫もそうだった。ところが最近庭を歩いている三色猫は、胴体に黒と茶の大きな斑模様があり、脚は白。猫を見かけで差別してはいけないかもしれないが、あまり可愛いとは思えない模様である。餌を探しているのか、地面に顔を寄せながらゆっくり歩く。近所の空き家の入り口にじっと座っているところをパートナーがときどき見ている。最近は野良猫も生きていくのが大変なのでは。可愛がるつもりはないが、元気でいて欲しい、とは思う。

気がつけば5月。ツツジが色とりどりにさいて、緑が明るく、庭が華やかではあるが、例年ならばもうサツキの季節のはず。

山のほうに濃い色の藤の花の大きな塊が見えた。

2025年4月24日木曜日

4月は気まぐれ

 今年の4月は高温になったり季節通りの気温になったりするが、雨はほとんど降らない。昨日は一日だけ雨マークで、「また、私が出かけるときだけ雨だ」と文句を言っていたが、朝の9時ころには止んでしまった。土の乾燥にはあまり効果はなかった。以前の4月は桜やツツジの花で華やかでありながら、菜種梅雨と言われてよく雨が降り、寒い日も多かった。出かける前まで炬燵に入っていた記憶がある。4月はけっこう気まぐれなのである。Der April macht was er will!

今はコデマリの白い花が満開。ツツジは何種類もの色で咲き始めている。近所にスターフラワー、ノウゴイチゴとスズラン(と思われる)が咲いている。

2025年4月19日土曜日

八重桜の季節

 庭の彩が緑一色になった頃に八重桜が咲き始めた。今はもう満開から少し経っているが、今日は29度になるようで、日差しも強く、暑そうに光っている。私もさすがに薄地の服に着替えた。ツツジが咲き始めた。ヤマブキの花一輪。タンポポが眩しい。近所にスズランみたいな花が咲いているのだが、なんだろう。

2025年4月12日土曜日

キアゲハ、クマ蜂、若緑

 今日は暖かく、庭を散策するのが気持ちよかった。クマ蜂が頭上を旋回し、キアゲハが夏ミカンの木の周りを飛んでいた。枝垂桜も付近のそめいよしのもすっかり葉桜になっている。色々な若葉が春が進んでいることを告げてくれる。

2025年4月10日木曜日

ムカデに咬まれた!!

 昨晩床に小さな黒い紐のようなもの、3センチくらいの毛糸の切れ端のようなものが見えた。眼鏡をかけていなかったので、そんな風に見えたのだ。床にちょっとしたゴミがあっても拾いたくなるので、左手でつまんで捨てようとしたとたんに、人差し指に強烈な痛みが走った。悲鳴をあげて、すぐに放せばばよいものを、持ったままパートナーに助けを求めた。何を言われたかも覚えていないが、とりあえず振り払って床に落とした。以前大きなムカデにいきなり咬まれて大騒ぎをしたときには、44度の湯をかけ流したところ、まもなく痛みが消えた。45度では火傷しそうだった。今回も指に湯を流したのだが、何故か46度まで温度をあげても熱くない外気の温度のせいだろうか。しばらく湯を流した後に、虫刺され用の強い薬を何回も塗って、夜遅くにようやく痛みが薄らいだ。「痛い、痛い」の間にアナフィラキシーショックにならないか、とか、今晩入浴しても大丈夫だろうか、と騒ぐので呆れられた。前回のときからムカデ対策はしてきたが、こんなに早く出るとは思わなかった。たいてい梅雨時くらいからである。とにかく急いで樟脳を入れた小さい器を布団の周りにいくつも置いた。寝ているときに突然襲われたら、どこを咬まれるか分からない。顔に熱湯をかけるわけにもいかないし。今朝起きたら何事もなかったかのように指は正常になっていた。

木々の花が白、3種のピンク、紫、と、多少時期を重ねながら次々に咲いて、華やかな庭になった。今は枝垂桜(全然枝垂れていない!)も雪柳も若葉が目立ち、花桃のピンクが日ごとに濃くなっている。山ツツジの紫が存在感を増している。一時は庭中に沈丁花の匂いが満ちていた。庭の一部がタンポポ畑になっている。小さな小さな色とりどりの草花も野生のスミレも咲いてくれた。モンキチョウとモンシロチョウが飛んでいた。

2025年3月26日水曜日

枝垂桜

 三条大橋西詰の2本の枝垂桜が満開だった。橋から見ると、ピンクの生クリームの塊、という感触だ。こんなにぎっしり花がついているのは、今までに見たことがない。観光客がしきりと写真を撮っていた。汗ばむほど天気は良いが、黄砂で比叡山は霞んでいて、北のほうの山はかすかに見える程度。今朝は付近の山々がほとんど見えなかった。

庭のハクモクレンは昨日から次々咲いている。

2025年3月23日日曜日

花と黄砂と花粉とPM.2.5

 昨日・今日は気温が上がりよく晴れて気持ちよかった。タンポポが2輪、小さな白・水色・紫などの草花がようやく咲き始めた。白梅は散り始め、紅梅は満開、沈丁花もかなり咲いて新鮮な匂いが漂っている。赤い椿が葉の陰に見え隠れ。雪柳もちらほら。伸びかけた若葉とともに無数に(?)連なっている蕾がきらきらしている。

で、そういう楽しい季節になったところで、予報によると、今日は黄砂もスギ花粉もpm2.5も大量に押し寄せているようだ。そのせいか山が霞んでいる。以前はもっと早くから黄砂がきていたが、最近までほとんど大陸どまりだったようだ。これからひどくなるのかな。


2025年3月18日火曜日

新玉・新じゃが・蕗の薹

 春めいた明るい陽射し、と思うと次の日は氷雨、と、まだ春を肌で感じられない。それでも食卓は季節を知らせてくれる。先日は新じゃが。今日は蕗の薹と新玉ねぎ。新玉ねぎが出る間は毎日・・・ではないけれど、とにかく味噌田楽にして食べ続ける。

庭の草花もようやく少し顔を出し始めた。星の瞳がいくつか。例年は冬から咲き始めるタンポポはまだ見えないが、葉が出ているのでそのうち花も咲くだろう。

2025年3月10日月曜日

どこかで春が

 昨夏は水道水が水道湯になるほど気温が高かったが、この冬は水の冷たさが普通ではなかった。走って汗をかいたときには水(水道水)を2杯飲むことにしていて、それは冬でも同じなのだが、今年は喉に突き刺さるような冷たさで、さすがに沸かし覚ましを飲むことにしていた。立春過ぎてからとくに気温が低く、一度ちょっと春めいた後に3月になってまた気温が下がり雨の日が続いた。雨は歓迎だが、例年2月半ばには咲く梅も咲きあぐねて、最近ようやく花開き始めた。

今日は良く晴れて気温も上がってガラス戸の近くでは暑いくらいだった。毎年この頃になると「水ぬるむ」という感触がして、「どこかで春が生まれてる」という歌が浮かぶ。この歌をどこでいつ聞いたのか記憶にない。歌詞は見たことがあるような気がする。何度も聞いたわけではないのに、頭の中では完全に歌える。よほど気に入ったのだろう。今は歌詞もメロディーもネットでいくらでも見つかるが。


2025年3月3日月曜日

桃の節句は手巻き寿司記念日

 去年の3月3日に手巻き寿司をしてから、気に入って、ときどき夕食を手巻き寿司にしている。ピクニックでもしているような気分になるのだ。今回は一周年記念の3月3日にしよう、といって、ひな祭りはしないけれど、お祭り気分の晩御飯になった。

春になったかと思ったけれど、天気が崩れてまた気温が下がった。せっかくならばもっと雨が降ってくれるといいのだが。今冬は晴れの日が多く、雪がほとんど降らなかった。京都の冬は雪が水分を運んできていたのだが、雪がここまで届かないのである。土が乾いて木々が枯れないかと心配なくらいだ。山火事が起こらないとも限らない。それにしても大船渡の山火事は大事だ。やはり乾燥しているのだろう。

2025年2月27日木曜日

エアコン壊れる!

 例年2月後半は気温が上下して少しずつ春になるのだが、今年は立春過ぎてから気温がとくに低く、日本海側は積雪も多かったようだ。24日にはこの辺りでも少しではあるが雪が積もった。25日の朝にリビングのエアコンが壊れて、冷え性の私はパニックになりそうだった。ところが、まるで24日との間に分水嶺でもあるように、25日には気温が上がり、床暖房と電気ストーブを組み合わせて寒さを感じずにすんだ。昼間は家の中は暑いくらいだった。パートナーがさっそくヨドバシに行って新しいエアコンを注文して、今日取付けに来てくれた。ガスストーブを全くなくしていたのだが、リビングに復活させることになって、その作業も今日してもらうことになっている。小さいボンベ式のガスストーブも来た。今年の夏と次の冬はかなり安泰である。

2025年2月22日土曜日

寒かった!

 昨日は眼科の定期健診に。東山ー丸太町の速足往復はいつもながら気持ちよいが、寒さは厳しかった。東大路はほとんど人影がなかった。普段から人通りは少ないが、この気温では無駄に(?)歩くこともないのだろう。正面の北方の山には何か所か大きな雪のゾーンがあって、陶器のような硬い感触に光っていた。そこから真っ直ぐに寒気が通ってくるようだ。超スピードで歩くので、着くころには汗だくになっていたが、院内に例年ほどの暖かさはなく、混んでいたので待っている間に冷えてきた。毎年同じ時期に行くのだが、いつもは厚着しないように気をつけていたくらいなのに。薬局でもしばらく時間があったのでさらに冷えた。今年は寒気が強くて暖房も効きにくいのかもしれない。帰りも超速で歩いたが、駅に着くまで汗はかかなかった。

岡崎の白川で以前から工事をしていたが、昨日は流れを止めないための土管のようなものが並べられて、その上に砂(コンクリートか?)が乗っていた。それ以外場所でも川の半分が砂で埋め立てられているみたいだった。どんな計画なのか私には分からない。調べてみたくなった。

2025年2月19日水曜日

余寒のなかの春の兆し

 節分を過ぎてから気温の低い日が続く。雪はちらつく程度だが、風は冷たい。余寒とは今年の冬のためにあるようだ。でも夕方5時過ぎても明るいし、部屋に差し込む陽の光は約90センチ後退した。水仙が咲いている。冬のご馳走である丸大根と聖護院蕪の料理も十分味わったので、もう終わりでいいね、ということに。広島焼も食べたし。これは特に冬のものではない、と言われるが、私にはなぜか冬と結びついている。以前寒いときに屋台の広島焼を見たからかもしれない。日本で第九といえば12月という連想に似ているかも。菜の花の酢味噌和えが春を思わせる。

2025年2月17日月曜日

幻想的な山並み

 昨日の朝、なぜか付近の山並みがオレンジ色の雲に覆われていた。下からも雲(霧?)が湧いていた。東側だから、雲が背後から朝日を受けていたのだろうか。今までに見たことのない情景。南の空は薄紫色に染まっていた。

2025年2月8日土曜日

雪と蒸し寿司

 昨夜から雪が散らついていたが、今朝まで続いたようで、地面にも木々にも積もっていた。付近の山は雪雲か降る雪かに包まれて姿が見えない。ほんとうに久しぶりで、外に出てみたり二階から見たり写真をとったり。「初めて見た雪」状態になった。その後もしっかり降ったり青空で日が射したり、を繰り返しているが、もう終わりのようだ。それにしても北陸・東北・北海道は大変だろう。

昨夜は蒸し寿司。穴子の蒸し寿司は錦の乙羽で初めて食べた。お持ち帰りもあって、家で食べたことも。最近は尾道から送っていただく穴子をいっぱいのせた自家製の蒸し寿司。とにかく美味しいし、気温の低い日が続くこの頃には最適。

2025年1月30日木曜日

風花

 昼間短い時間風花が舞った。二階から「雪だよ」と知らせてくれたので、上がって行ってしばらく眺めていた。本来ならばしっかり雪が降って積もる時期なのだが、雪に見放されたように晴天が続く。風花ではしゃいている場合ではないと思うが、個人で気候変動はどうしようもない。二階から見ると、真弓の実と山茶花(椿?)の赤が目立つ。ハクモクレンの蕾が大きくなっていた。

2025年1月22日水曜日

STAUB

 パートナーがSTAUBという特製の鍋を使って色々料理をしてくれる。私は本体には触らない。うっかり落としたりするのが心配だから。蓋も台もずしりと重い。ボルシチ、丸大根や蕪の料理ももこれで調理すると上手くゆくという。昨晩はこれでビーフシチューを作ってくれた。「今までで一番上手くできた」という。野菜が煮崩れしないのに、すごく柔らかくて、味が上品で、私は今までで一番美味しいビーフシチューだと思った。もちろん味は工夫しているし、私の好みに合わせてくれるので、美味しいわけだけれど。

2025年1月18日土曜日

鯛蕪

 昨日は鯛蕪。「今までで一番上手くできた」という通り、鯛と蕪が互いに味を補って、上品でしっかりした味わいだった。これも冬の楽しみ。それにしても蕪のずっしりと大きいこと。今夜はボルシチと仙台麩・ナスの炊き合わせ。

ビワの花は11月末から12月頃と思っていたが、今冬は今咲きかけていてよく匂う。大量に花と蕾があるので、もしかして今年は実が生るかも・・・

新しく切ってくれた蝋梅の小枝が良い香りを送ってくる。

2025年1月15日水曜日

ブリ大根

 昨日の夕食はブリ大根。巨大な丸大根の残りの一部と「ミカンブリ」の炊き合わせ。冬があってよかった!今朝はその汁の煮凝りを少し。私は魚の煮汁の煮凝りが大好きなのである。ミカンブリとは初めて知ったが、愛媛県産で、ミカンの皮を食べさせて育てるのだそうだ。それによって魚の臭みがとれるということだが、確かに魚臭さが少なく、なんだかかすかにミカンの匂いがした。今晩はまた蕪蒸し!

2025年1月12日日曜日

丸大根の季節

 今冬も丸大根は無事に現れた。ようやく値段が普通になったのだそう。年末・年始は需要が多かったのかも。さっそく丸大根とおあげを炊いてくれた。温まるし、冬も良いものだと思わせてくれる。京都に来るまではそんなものがあるとは知らなかった。東京では、少なくとも我が家では、「大根」に形容詞はつかなかった。`the' 大根である。味噌も醤油もそうだった。 丸大根と蕪の違いは、前者のほうが背が高く縦にラグビーボール型で、蕪は分厚い円盤型である。どちらも大きくて重い。ブリ大根もそのうち作ってもらえる。

蝋梅の枝を少し切って、部屋に飾ってくれた。とたんに品の良い匂いがした。今日は薄れたけれど、近寄るとまだ匂う。

Los Angelesの火事は日本に居ては想像を絶する規模のようだ。季節によって南部の水害、トルネード、豪雪、など巨大被害のニュースが絶えない。他人ごとながら、大丈夫なのかな、と思ってしまう。


2025年1月10日金曜日

ちょっと雪

 この辺りは雪に見放されたようで、去年の冬も雪を見たのかどうか覚えていないほどだ。今朝はしばらく雪が降った。気温が低いので地面にも木々の葉にもうっすらと積もった。プラスチックごみを出しに置き場まで二人で出かけた。1分もかからず、一人で持てる軽さなのだが、二人で行きたかったのだ。それほど珍しい現象になってしまった。昼ごろにはもう良く晴れて、部屋の中は暑くて暖房を消した。そして気がつけば春に向けて色々な花の蕾が枝いっぱいについている。黄色くなった葉がほとんど落ちて、蝋梅の花が咲いている。真弓の実が弾けて、真っ赤な花のように見える。

昨日は一日tenki.jpに入れなかった。何事か、と思っていたら、ウェッブのニュースで、サイバー攻撃を受けたと出ていた。少し前にはgooニュースが見れなかったが、これも同じことだった。そういえば2-3年前に、ある海外の出版社から出したProceedingsの関係者全員に大量のメールが送られ、編集責任者は大変だったという。私のところにも500通来た。一挙に削除できたので被害はなかったが。こんなことがこれからも起こるだろう。便利な世の中になった分、怖いことも増えたのかも。

2025年1月7日火曜日

久しぶりの雨

 昨日は一日雨だった。実に久しぶり。本当に何週間雨なしが続いたのだろう。雨量は少なく、土が湿る程度だったが、ちょっとほっとした。夕方には止んで、西の分厚い雲に夕日が当たって、淡い柔らかいピンク色に染まっていた。夢のような風景だった。

今日は晴れ。市内でも夜は多少の雪とかみぞれとからしいけれど、この辺りは気温が低いだけで、真珠色の月が光っている。夕方には灰色の雲の一部がオレンジ色になって、きれいというよりは妖しげな風景だった。

2025年1月3日金曜日

蕪蒸しの季節

 年末・年始の感覚がないまま正月も3日目になった。例年大晦日には窓から首(頭も!)を出して除夜の鐘を聴いていたが、今回はそんな気にもならずさっさと寝てしまった。それでも何かしないと生活感も狂ってしまうので、元日には私の実家風のお雑煮、今日は尾道風の穴子の雑煮を作ってもらった。かつお節を削って丁寧に出汁をとって、穴子が沢山入っている贅沢な雑煮。美味しかった。今冬初めての蕪蒸しも。これで季節感が少し戻ってきたような気がする。

年末には普段さぼっているあちこちの棚の埃払いや無用の品々の整理をしよう、と前から思っていたのが、いざとなると全然気がのらない。かろうじていくつかの棚を拭いたくらいだ。小さな縫いぐるみやオルゴールや旅先のお土産などが無数に(?)のっている棚を本当にきれいにするのは大変である。なんとか埃が見えない程度のことをした。それにしても何故屋内にこんなに土埃がたまるのだろう。

2025年1月1日水曜日

新年

 明けましておめでとうございます

今年もよろしく

天気がよく家の中は温室で、穏やかな元旦だった。まだ7時間ほどあるけれど、去年のような災害が起こりませんように!

大晦日も元旦も全然実感が湧かないが、元気で過ごせてよかった。しばらく体調を崩していたパートナーも今日は久しぶりに走ったし。夕ご飯には岐阜式のお雑煮を作ってもらうことになっている。