2023年12月31日日曜日

年末

 22日には一日早い柚子風呂。これで美人に、とはならないが、お湯がなんとなくなめらかで良い香りだった。

飾り棚やカーテンレールなど何か所かは濡らしたぼろ布で拭いた。ともかくすごい汚れだ。棚の下になっている床などは泥が固まっている。埃払い用の掃除器具を買ってもらっても、無数(?)にある細かい飾り物の掃除は無理だし、その間の埃払いも大変。私の能力を超えている。思い出のある物ではあるけど、アレルギーのことなど考えると、箱にでも詰めて保存するしかないようだ。「何とかしなければ」という思いだけが年末らしく起こるが、実際にはぼんやりしているだけである。こうして今年も終わる。静かで(ときどき起こる事故はともかく!)幸せな1年だった。

2023年12月23日土曜日

惨事そしてアップルパイ

 今朝うっかりミスで、冷蔵庫の中断にあった、生のコンニャク半分が水につけてある丼を倒してしまった。強烈な匂いの水が流れた。なんとか掃除をと思ってもそんな簡単な状況ではない。私のうっかりミスは生まれつきで、注意していれば避けられるものではない。パートナーはこういう事故は「織り込み済み」と言って、冷蔵庫の大掃除をしてくれた。朝食は大幅に遅れたが、気にしていたカビも除去された。食後に昨日焼いてくれたアップルパイを食べることに。アップルパイは特に好きでもなかったが、これは美味しい。「また作って」となる。

その後パートナーは家中の埃の掃除を始めた。私も気になっているところがあるので、後で拭こうと思う。埃はとにかくすぐ溜まるものである。「塵も積もれば山となる」。実数のアルキメデス法則を実感できる!?

2023年12月17日日曜日

丸大根とおあげ

今冬初めての丸大根。これとおあげの炊き合わせは、「冬もいいな」と思わせるほど美味しい。丸大根は京都にきて初めて知った。「あぶらげ」はいつの間にか「おあげ」になってしまった。 

イオンの宅配を頼むようになって、「とち尾あぶらげ」を知った。新潟県の産物で、分厚い大きなあぶらあげである。焼いて熱いうちに薬味をのせて醤油をかけて食べる。醤油だけでも十分美味しい。

葉のない木の枝の間に二日月が光っていた。急に寒くなった。

2023年12月14日木曜日

鰯雲

 今朝北寄りの空が、透き通るようなきれいな青を背景に白い鰯雲が浮かんでいた。秋の空だ。以前には今ごろ雪が積もったこともあったと思う。やはり温暖化は確実に進んでいるのだろう。


2023年12月12日火曜日

霧に巻かれた山並み

 昨夜から雨が降って、庭を見たらあっという間に楓の葉がほとんど散っていた。周りは落ち葉で赤くなっている。東の山並みが濃い霧に巻かれて、深山幽谷という感じだった。山というには低すぎるくらいなのだが。付近の山々も霧に包まれている。

薬がなくなったのでまた耳鼻科に行った。電車の前方を見ていたら、そんなに遠くない距離でも行先が霧の中だった。今日はさすがに四宮も寒くなかった。

2023年12月9日土曜日

副鼻腔炎

 今週初めに副鼻腔炎が再発した。さっそく四宮の行きつけの耳鼻咽喉科医院に行った。鼻の障子(と、昔言われた)が曲がっているせいか、鼻のトラブルは子供のときからだ。副鼻腔炎も何度か患った。前回は4年半前。そのときほどではないが、膿が気管支に降りるので、痰が上がってくると突然強烈な咳が出て、全くコントロールが効かない。薬を飲もうと湯を口に含んでいるときなど湯が飛び散ってしまう。息ができない瞬間もある。収まると何事もなかったようになる。身体は元気だ。今日はだいぶ落ち着いている。「鼻くらいのことならいいじゃない。もっと深刻な病気もあるのだから」と慰めてくれた人があったが、生活に支障が出るほどのこともあり、睡眠は分断される。検索してみると、けっこう大変な病気で、なかなか治らないこともあるそうだ。前回は私も全治に半年くらいかかった。

それにしても四宮は寒かった。電車を降りたとたんに寒気が肌まで通ってきた。手が冷たくてヤッケの袖を引っ張って手を中にいれてしまった。よく帰りは山科駅まで歩くのだが、その日はその勇気が出なくて電車を待ったが、待つ間の数分も寒さが身にしみた。他の人たちも背中を丸めて足踏みしたりしていた。家の近くではそんなこともなく、わずかな距離でもこんなに気温が違うのだ、とびっくりした。

2023年11月29日水曜日

庭の紅葉

 庭の楓が大きくなって、緑の季節も紅葉の季節も目を和ませてくれる。今は真っ赤とはいえないが、赤味が濃い葉と薄い葉、まだ緑の葉が重なって、とくに朝日が当たると透き通るような色合いになる。ささやかながら紅葉狩りを楽しめる。

それにしても、クチナシや八重桜がそれぞれ一輪ではあるが今ごろ咲いている。植物たちも気象の乱れに戸惑っているのだろう。

2023年11月23日木曜日

PS

 昨日歩いていて気がついたこと。岡崎公園の西向かいに「ハプスブルク家ご用達のパン屋」とかいう看板が目に入った。後で検索したら、ホーフベッカライ エーデッガー・タックス、Hofbäckerei Edegger-Tax という店で、東京の店を閉めてクラウドファンディングによって京都で再開したとか。ハンドカイザーは以前Göttingenで気に入ったパンと形が似ている。中欧の伝統なのだろうか。


2023年11月22日水曜日

歩き日和

 今日は日差しが強く風がなく11月下旬にしては暖かく、「歩き日和」だった。久しぶりの眼科の検診で、東山と丸太町の間を往復した。東大路は人も少なくマイペースで歩ける。速足で歩くのが気持ち良いのだが、着くころには汗をかいていた。長く工事中であった(秤の)イシダのビルが完成したのは5月頃だったかもしれないが、今日その前を通ってその大きさを感じた。建材がものすごく固くてがっちりした感触だ。帰りはいつものように疎水ぞいに東へ一筋。岡崎の駐車場には観光バスがぎっしり止まっているが、この辺りに人気はない。桜と楓が慎ましく紅葉していた。観光客がコロナ禍前に戻りつつあるというが、静かな場所も残っている。河原町三条かいわいも三条京阪の構内も、人出は増えたが、以前のような人波はないし、街の汚れも少ない。三条通の、地下鉄出口から東大路までの短い区間に小さい店がいくつもあったが、ほとんど閉店している。全体を壊して新しいビルでも建つのだろうか。

返ってスマホを見たら、7600歩ほど歩いたようだ。

2023年11月9日木曜日

秋の彩

 ようやくシュウメイギクが咲いた。白い大き目の花弁の中心に黄色いシベ。いつもゆで卵を連想する。長いこと大きな立派な葉ばかり目についていたが、やはり暑すぎたのだろう。青い秋クロッカスも一輪。いつの間にか真弓の赤い実がぎっしり。今年も花を見損なった。地味な花で、季節を意識していないと見過ごすらしい。白ヒガンバナの花が終わって一か月余りで葉が成長。いかにも生命力がありそうな、濃い緑の葉が密集している。今日の夕空は薄い水色を背景に、淡いピンクの雲がふわふわと浮いている。

2023年11月6日月曜日

カメムシ

 カメムシの大発生、というニュースを聞いていたが、他所事だと思っていた。ところが昨日2階の網戸にカメムシの群れがへばりついていた。網戸の内側にも。何匹いたのか、数える気にもならない。わずかな隙間でも通り抜けて来れるのだろうが、出るのはけっこう大変かも。パートナーが網戸を少し開けて、ガラス戸を閉めて、そっとしておいた。しばらくして全員居なくなった。外にいる限り害はないので、黙って(?)去ってくれてよかった。

2023年11月4日土曜日

銀杏ご飯

 秋の味覚の一つ、銀杏を注文してくれて、昨日は大好きな銀杏ご飯。大粒のきれいな銀杏である。沢山の殻を割って剥くのは大変だと思う。ちょうど良い力の入れ具合が必要で、私がしようとすると、殻が剥けなかったり、実をつぶしてしまったりする。

昨日は久しぶりにzoomで講演会を聞いた。コロナ禍真っ最中のときには、世の中の風潮は「早く元通りの生活に戻りたい」であって、これを機会にコロナ後の生活をより良いものにする工夫はしないのか、と思ったものだ。私の母の生前の口癖が「禍転じて福となせ」で、何か不都合なことが起こって子どもたちが愚痴をいうと、こう言って励ましてくれたので、ついそのように思ってしまう。実際には色々変わったようだ。諸々の会合も、現地とオンラインのハイブリッド形式をとっていることが多い。時間も旅費もなくても、あるいは身体の具合が悪くても参加できることは、多くの人に都合が良いはずだ。9月には「ちょっとクロアチアで講演してきた」。長いフライト疲れや時差に悩まされずに済む。今後もこういうことは続いてほしい。冬でなくてもマスクをつけて出かけても怪しまれなくて(?)済むのもありがたい。

2023年10月30日月曜日

昨日の満月

 昨日は満月。明け方に部分月食があったようだが、とても起きる時間ではないので、パス。夜東の空にかかった満月は、空気が澄んでいるせいか、眩しいほど。木星が接近していて、大きくガラスのような固い艶があった。木星も「見ごろ」なのだそうだ。

桜や柿の葉が色づいてきて、風景が柔らかくなった。緑一色も好きだが、緑の間に薄いオレンジ色があるのも、温かみがあって良いものだ。

今年も焼き栗の冷凍を注文してくれて、今日それが着いた。楽しみだ!

2023年10月21日土曜日

ヒイラギモクセイ

 金木犀に少し遅れてヒイラギモクセイの白い花が咲いた。今年はどちらも花のつきが良い。金木犀ほどの芳香はないが、濃い緑の葉を背景に白い花が密集して咲いている様子は優雅である。私はこれが銀モクセイだと思っていたのだが、違うらしい。銀モクセイは薄いオレンジ色だそうだ。

サンマはだんだん希少価値になりつつあるらしい。私がサンマ大好き人間なので、パートナーが気仙沼直送の新鮮で、氷水に浸されたサンマを20匹買ってくれた。一度に焼いて、その日に食べた以外は冷凍にしてある。やはり美味しい。ありがとう。

2023年10月14日土曜日

松茸尽くし

 毎年この季節にカナダ産の松茸を楽しみにしている。きれいで香りも良い。今年は円安のせいか高値だそうだが、パートナーが奮発してひと箱注文してくれた。昨日は、松茸ご飯、松茸入りのすきやき、松茸のホイル蒸し。ご飯はまだ2-3日分ある。一年に一度や二度は浮かれてもよいだろう。

2023年10月12日木曜日

赤トンボの群舞

 昨日も今日も清々しい秋晴れだ。昨日の午後庭で赤トンボの群舞が見れた。秋の日差しにふさわしい風景だ。赤トンボといってもその説明は複雑。夏は涼しい高原にいて、秋になると街中に降りてくるそうだ。何年か前の夏に白石市のホテルの外で、大量の赤トンボが蔵王を背景に舞っていたのを思い出した。

近所で玉すだれが咲いている。

2023年10月10日火曜日

金木犀

 今日突然金木犀の匂い。例年9月終わりころから咲いていたと思うので、今年は遅い。暑すぎたのかも。

今日は久しぶりに晴れて少し気温があがって、空が秋らしくなった。夕方には濃い雲に夕日が射してオレンジ色に煌めいていた。

2023年10月7日土曜日

今年もヨメナ

 今年はヨメナが沢山咲いている。薄紫色で、花弁が菊に似ている。以前野菊と呼んで、11月の花と信じていたが、7月から10月の花らしい。

1週間の間に夏から冬になったような気温の変化があり、冬の衣類を出そうと思ったが、それはさすがに暑苦しそうで、とりあえず重ね着をしている。先日の北からの強風は木枯らし一番とは言わないのだろうか?

2023年10月1日日曜日

十六夜の雷雨

 昨夜遅くに急に外が騒がしくなった、と思ったら、突然の豪雨。外をのぞいたら、稲妻、そして雷鳴。これが今朝早くまで間欠泉みたいに突発的に何度か繰り返した。私は眠ってしまったが、夜中にすぐ近くに落雷があったようだ、とパートナーが言っていた。それはすごい音で、私が目を覚まさないか、と心配したそうだ。私は音や振動に敏感すぎるくらいなのだが、昨夜はとにかく眠かったのだ。

十六夜の月はなんとか見れた。雲の間から出てきたのだけれど、途中雲のせいで不思議な形になって、珍しい光景だった。

で、いつの間にか10月。9月なんてあったっけ?という感じだ。

2023年9月30日土曜日

中秋の満月

 昨日は中秋の名月の日に満月が重なる、稀な日なのだとか。しかも晴天だった。上りかけのときには赤みがかっていたが、上り切ってからは真珠色になった。眩しくて長くは見ていられないくらいだ。月の地図(?)もはっきり見える。近くに大きな、点ではなく大きさをもつ色の濃い惑星が一つ。

数日前の半月は直線の部分の切れ具合(?)が鋭く、半円というよりは半楕円のように見えた。なんだか神秘的に感じられた。

2023年9月28日木曜日

モンキアゲハ

 今朝朝顔を見ていたら、真っ黒な巨大なものが飛んできて朝顔の花に止まった。とにかく真っ黒で、両翅の下のほうに鮮やかな黄色い紋がある。私はこんな大きな蝶を見るのは初めてだ。人間を全然脅威と思わない、というようにゆっくり飛んで、私たちのすぐ横の花にしばらく滞在していた。モンキアゲハだろう、ということになった。日本で最大級の大きい蝶だそうだ。何時間か経ってもまだ驚きと感動が収まらない。

ツツジ科のピンクの花が一輪さいた。先日はヤマブキが一輪。クチナシはまだ咲いている。百日紅も。春、初夏、夏、秋が庭に混在している。


2023年9月26日火曜日

コミュニティ回収

 毎月一回コミュニティ回収がある。雑紙や段ボールが再利用され、町内に少しでも貢献できて、家の中が片付くのでありがたい。月一回だからその間隔は約一か月。これがリズムになって良いことでもあるが、その一区切りが目立つせいか、ものすごく間隔が短く感じられる。つい最近回収があったのに、もう今日また、という感覚で、各月があっという間に過ぎてしまう。猛暑とか言っていたけど、現実だったのだろうか、と思うほど。9月も今週で終わり。

朝顔畑(?)でヌスビトハギが目立つようになった。

2023年9月19日火曜日

白ヒガンバナのシュート

 ヒガンバナはある日突然茎が伸びる。昨日は何もなかったところに今日は50cmほどの薄緑色のシュートが数本立っていたりする。今年も白ヒガンバナが茎をのばし、白い火花のような花が咲いた。いつの間にかヤブランが薄紫の花をぎっしりつけている。毎日、日が暮れる寸前の雲が火事のように赤くなる。

2023年9月17日日曜日

赤トンボ

 外にいたパートナーが「赤トンボがいる」と教えてくれた。ポールの先端に止まっている。ちょっと飛び上がって、またすぐに止まった。きれいな赤色だ。今日はセミの声も聞こえず、朝晩は虫の音が美しい。近所の萩が満開だった。ベイジュの壁から枝が下がっていて、萩の懸崖のようだ。昨日は猛暑日の記録とか言われていたが、季節は進んでいる。日暮れは早いし、日差しが穏やかになっている。部屋の中まで差し込む。

敷地内の一角が朝顔畑になっている。巨大な葉の間に青い花が点在している。ポールやフェンスの蔓はパートナーが形よく整えたが、ボケの花として(?)咲いていたりもする。

2023年9月5日火曜日

季節はずれの・・・

 今日は素晴らしい夏晴れで、真っ白な入道雲が東の山並みの上に立ち上がっている。合歓の花が満開とはいかなくてもいっぱい咲いていて、大きなクロアゲハが悠々と飛んでいた。クチナシもかなり咲いている。雨の少ない暑い日々に、梅雨時の花々。どこかで桜が咲いているということだが、何年も前の猛暑の後に、加茂街道沿いに桜が咲いていたことを思い出した。

2023年9月2日土曜日

月の出

 昨夜は十六夜の月。東の山並みの上の雲が薄いオレンジ色に光り始めてから、じっと待っていた。蚊に喰われたくないので、部屋の中でガラス戸は閉めていた。どのくらいかかったのか分からないが、ゆっくりと上部が出てきて、やがてすっと全体が浮かび上がった。その瞬間、何か心地良い感触が走った。色々な条件がないと、なかなかこういう機会はない。良かった!

2023年9月1日金曜日

スーパーブルームーン

 昨夜はスーパーブルームーン。空一面に雲が浮かんでいたが、雲の切れ間に東の空に現れた月は確かに大きく見えた。まん丸で強い光が眩しいくらいだった。青くはなかったが。

パートナーがときどきサツマイモのレモン・砂糖煮を作ってくれる。サツマイモとレモンの輪切りを砂糖で煮る。冷やして夏の朝食べると心身がすっきりしたように感じる。

で、もう9月!昨夜は虫の音がよく聞こえた。


2023年8月27日日曜日

ネコジャラシと赤まんま

 あちこちにネコジャラシや赤まんまが見えるようになった。気温は下がらないが。

今日は暑いが、外は気持ち良かった。白い軽そうな雲が浮かぶ空を見ているだけで楽しい。三条大橋の改装が、歩道の拡張部分以外終了したようで、新しい木の欄干がお目見えしていた。銀色の飛行機がゆっくり(と、見える)空を横切って行った。雲の後ろに隠れて、また出てくる。歩きながら見上げていると車にぶつかりそうなので、立ち止まってしばらく眺めていた。夕方には巨大なもくもく雲が東と南に立ち上がって、のしかかるような迫力がある。眩しいほどに白い。


二度目のトウモロコシご飯は、予告どおり「新しい炊き方」で、米だけの部分も味わいがある。

昨日は穴子寿司。尾道から送っていただいた特上の穴子を食べきれないほど載せてくれた。

2023年8月22日火曜日

カヤツリグサ

 気が付けば、庭中にカヤツリグサ。朝顔の花が一輪地面から生えている(?)。ムラサキツユクサが一輪。野生化したケープタウンブルーの葉が、伝う蔓がないので地面を覆っている。ニュースはまだ猛暑・熱中症だが、自然は秋の準備をしている。

2023年8月18日金曜日

トウモロコシご飯

 一昨日はトウモロコシご飯。とにかく美味しい。実を軸から外すのはいかにも難しそうだ。パートナーは包丁で怪我をしながら作ってくれた。ゴーヤ・チャンプルーもこの季節の料理。

台風は進路が西に向かったので、この辺りは無事だったが、兵庫県やその県境、そして台風周辺の大雨が降った地域は大変だっただろう。台風の後、夕方から虫の鳴き声がするようになった。日の暮れも早い。なんだかあっという間に夏が去って行く。

2023年8月6日日曜日

ツクツクボウシ

 高温が続いているが、夕方からツクツクボウシが鳴きだした。ツクツクボウシは夏の終わりを告げるものと思っていたのに。暦の上では明後日が立秋ではあるが。逆に梅雨どきのものと思っていたクチナシが咲いていたり、アゲハが飛んだりしている。妙な気候に生物全体が混乱しているのかも。

2023年8月3日木曜日

オオゴキブリ

 庭の草むらで大きなゴキブリが歩いていた。草陰にいるが、移動の途中で草の間から見える。真っ黒な背中は艶があって、甲冑に身を固め、という感じだ。名前はオオゴキブリ。これがいるのは自然環境が良い証拠だとか。雑草に覆われたこの庭は、少なくとも彼らには良い環境だろう。

昨日三条通をわずか数分歩いただけで、何か危険を感じた。日傘はさしているし、特別な症状はなくても身体への危険は分かる。この辺りの三条通でこういう経験は初めてだ。以前仮住まいから古川町の市場まで数分歩いたときに感じたのと同じだ。家に帰ってまず水分をとった。いくら暑さ大好き、といっても身体の許容範囲というのがある。家でも外が35度近いときには昼間からエアコンを入れる。

一昨日は満月。正確には昨日の午前3時半らしいが。今月は月末にもう一度満月になる。晴れているといいな。

2023年8月1日火曜日

虹とヒグラシ

 夕方の空が息をのむほど美しかった。空一面明るい水色で、北には先端がきらきら光る入道雲。南の白い雲の手前にかすかな太い虹が突っ立っていた。そしてヒグラシのきれいな大きな声。庭の木にいるらしい。夏だなー。

2023年7月28日金曜日

夕立

 さすがにこの辺りも35度近くなっている。家の中は二重ガラス戸のおかげで、前の晩の冷房が残っているようで、わりあい涼しい。それでも外の風がほしくて窓を開ける。今の季節、花はほとんどないが、緑いっぱいの庭に心が弾む。

一昨日午後に強烈な夕立があった。一瞬にして外が雨で真っ白になり、近くの山など無いかのようだった。雷鳴もすごかった。私は見なかったが、何度も稲妻が見れたそうだ。その後外は涼しくなって、25度くらいになった。昼間の高温と夕立。これって古典的な(?)正しい夏なのだと思うが、各地で最高気温の更新が記録されているようなので、やはり気候の変化が心配ではある。

2023年7月25日火曜日

かき氷

 今日の山科区の予報は最高気温36度くらい。この辺りはそれより2度くらいは低かっただろう。それでも注意はした。そして久しぶりの、自家製かき氷。レモン汁を甘くしてかけた。夏らしくて楽しい。以前清水寺に行って茶店でかき氷を食べたときに、冷たさで舌が腫れあがったことがある。氷が細かいせいなのだろうか。

昨夜パートナーが外でごそごそという音を聞き、何かが逃げた気配がしたので「鹿かも」と言っていたが、今朝紫陽花の若い葉がすべて食べられていた。鹿避け装置もかわして侵入したのだ。鹿は見たいが、木々が丸坊主になっては困る。またパートナーが対策に汗を流した。

2023年7月24日月曜日

キリギリス

 今朝パントリーの棚にキリギリスがいた。昨夜パートナーが網戸を開けたときに、何か頭に落ちてきたようだったが、それがこのキリギリスかもしれない、という。一晩慣れない環境で生き延びたのだろう。パートナーがなんとか無事外に逃がしてくれた。カマキリやバッタはたくさん見てきたが、キリギリスは記憶にない。色が深緑で、横幅があって、カマキリのようにスマートではないが、可愛い昆虫である。無事でよかった。

昨夜は明るい三日月が西の空にかかっていた。

2023年7月22日土曜日

梅雨明け

 近畿地方は20日に梅雨明けだった。17日の山鉾巡行が終わると梅雨が明ける、と言われてきたから、ちょうどそういう季節なのだ。今日も晴れて入道雲が白く輝いている。セミの数は増している。シオカラトンボが一匹。各地猛暑が叫ばれているが、7月20日過ぎて35度を越えるのは、この辺りでも珍しいことではなかったと思う。今のところガラス戸を開けてじっとしていれば汗だくになってもいないし。それにしても夏はいいな。すべてが気楽だ。

2023年7月16日日曜日

セミの鳴き初め

 昨日この夏初めてセミの声を聞いた。ごく短時間ジ、ジ、ジ、と聞こえただけで、まだ練習始め、という感じ。今日も同じよう。例年はジージーゼミやヒグラシなど大声で啼いているのだが。今年は色々遅い。ウグイスもまだ啼いているし、梅雨期の花のクチナシがまだ咲き誇っている。

今日は山科でも35度になったそう。雲のない空が澄んで透明感があり、濃い緑に当たる夕日がきらびやかだ。こういう日は暑くてもガラス戸を開けて外とつながるのが楽しい。

2023年7月12日水曜日

再生百日紅

 何年も前に老化した百日紅を切ってもらったが、切り株の横からひこばえがたくさん生えた。そのうちの1本が成長して、今年はピンクの花をいくつも咲かせている。近くで見ると半透明のきれいな花だ。

この数日各所で、とくに九州で大雨の被害が大きく、土砂崩れの後にまた大雨ということだ。今日の京都は今年初めて(?)の雷雨。その後涼しくなった。過ごし易さに感謝しなければ。

2023年7月6日木曜日

夏のウグイス

 今年は7月になってもウグイスが近くで鳴いている。庭なのか近所なのか分からないが。鳴き方は例年のように差し迫ったような必死さではなく、のど自慢かと思うように、ひたすらきれいである。

2023年7月4日火曜日

バクムーン

 昨日の満月はバクムーンというそうだ。鹿の角の生え変わりが完成する時期のことらしい。二階の窓から見えた満月はまだ上りかけで、ほとんど赤いといえる色だった。眩い月も良いけれど、赤くてちょっと柔らかい感触の月も印象的だ。

昨日、今日は気温も上がって7月らしい。祇園祭が始まっているはずだが、最近は以前のように身近に感じない。それでも庭のヒメヒオウギは濃い朱色の花を咲かせている。

2023年7月1日土曜日

カマキリの子ども

 気が付けば7月。大雨で大変な地域もあるが、この辺りは「なんとなく梅雨」という感じで6月が過ぎた。季節としてはまともだったのかもしれない。それにしても今年はクロアゲハが少なかった。

数日前に門扉の上で子どものカマキリが歩いていた。カマキリは大人も子どもも全身明るい透き通るような緑色である。なんともいえない美しい色合いだ。カマキリとかバッタとか見ていると、なんとなく彼らに同化してしまうような感覚になる。草花を見てもそうだ。こういう感覚は遺伝なのかもしれない。カマキリは孤独な生き物なのだそうである。他の個体はみんな敵なのだとか。その孤独なカマキリが「家の中に飛び込んだので捕まえてみると、十分な栄養を得ているようで、強く毅然としている。孤高を誇りに、たけだけしく生きよ」とは、亡き父の書き物の一部である。自分とカマキリが全く対等になっている感覚で、私にはそれがよく分かる。




2023年6月25日日曜日

ようやくクロアゲハ

 クロアゲハが合歓の花目当てにやってきた。今年は遅い。例年6月の晴れ間には大きなクロアゲハが合歓の花から花へと飛び交っているのに。

今年は今まで見たこともないほどたくさんのビワの実が実り、心行くまで食べられた。不思議と鳥に食べられていない。いつもは鳥との競争なのに。残りは自然にしなびていくのに任せた。花桃と梅も多くの実をつけた。食用にはならない。泰山木は木の大きさの割に花の数が少ないが、今年は例年よりも花の数が多い。小さい花のクチナシが木いっぱいに一度に咲くのも珍しい。白一面で眩しいようだ。

2023年6月16日金曜日

鹿は紫陽花がお好き?

 6月の花々:紫陽花、合歓、泰山木、梔子、・・・。今年はどれも見事に咲いている。今日は梅雨の晴れ間か、天気良く気温高く、気持ちの良い日だった。

パートナーが庭の様子を見回っていたら、一か所の紫陽花の花がすべて食べられているのに気がついた。三つ葉も葉の部分が無くなっている。もう一か所の紫陽花は?と目をやると子鹿が貪っていたそうだ。人の気配に驚いて逃げて行ったが、そこの紫陽花も花は皆無。私は鹿は見損なって、花や葉の無い茎を確認することになった。パートナーはさっそく今までより強力な鹿避けを綱に取り付けた。それにしても鹿が紫陽花の花をそんなに好きとは!

2023年6月11日日曜日

カナダの森林火災

日本では、カナダ東部の森林火災の影響がアメリカ東部に及んでいる、というニュースがあった。海外メディアによれば、東端のNova Scotiaから西端のBritish Columbiaまで至る所で森林火災が発生して、海外の数か国からも応援が 来て消火にあたっているが、何日も続いているということだ。かって住んでいたHalifax郊外でも火事が続いているとか。Nova Scotia州の南端のYarmouthからHalifaxまでひたすら車を走らせたが、今調べたら300kmほどの距離だ。その間松林以外ほとんど何もなかった、と言って良い。あの松林が焼け焦げているのだろうか。6月に雪が降ることもある場所が、高温乾燥続きて30度にもなって、土も乾ききっているそうだ。MontrealやOttawa, Torontoなどの都市にも煙の害が及んで、「なるべく外出しないこと。外出のときはN95のマスクをするように」と書かれていた。Montreal在住の先輩に様子を伺ったところ、幸いその地区は煙害は免れている、ということで安心した。日本は災害が多い国だが、最近はどこで何が起こるか分からない。庭の草木を眺めていられるのは幸せなことだ。

2023年6月7日水曜日

蟻の大群

 今日突然私の書斎の床に蟻の大群がやってきた。どこから入ってきたのだろうか。小さいから微かな隙間も通れるのだろう。備え付けの書棚の裾やガラス戸のレールの際などを伝って両方向に数限りなく(?)歩いている。すれ違いざまに情報交換しているように見える。例年夏にコツノ蟻がキッチンに列をなして現れるが、書斎では食料もなく、徒労に終わるだろう。パートナーが検索したところ蟻はハッカ油が苦手ということだ。幸い、買っただけで開けてもいなかったハッカ油がある。ティッシュ-にしみ込ませて床を拭いたら退散して行った。私は虫はもともと苦手で、その大群など考えただけで蕁麻疹ができそうなのだが、蟻も住めないコンクリートの町や家には住みたくない。草深い庭の眺めは、深い喜びを与えてくれるのである。庭師のFさんが以前言っていたように、私たちが虫の世界に踏み込んでいるのだから、蟻を見て悲鳴をあげるわけにもいかないのだ。ハッカ油があってよかった。実はハッカ油とエタノールと水でムカデ避けができるのだそうだ。後で作ろう。樟脳も効いてはいるようだが、もっと効果的かもしれない。

2023年6月4日日曜日

14.8の月

 昨日は台風の雨の後、爽やかな好天。空気が澄んで、月の光が強かった。月齢14.8、ほぼ満月だ。

庭でも近所でも木々が成長して緑が濃くなった。2階からは地面が見えないほどだ。庭では無数の(?)草花がぎっしり生えている。今年はとくに葉の緑が深い。パートナーがときどき草刈りをしているが、それでも地面は緑色だ。特別な秩序が無いこの様子を眺めていると、なんともいえない心地よさを感じる。秩序というのは人間の、あるいは現代人の思惑で決まっているようなもので、無数の植物たちが生存をかけてやがて落ち着く雑草の庭には自然の秩序があるのだろう。いつか「お宅の雑草の種が飛んできて迷惑だ」と苦情が来ることがないとは言えない、といささか心配ではある。

2023年6月2日金曜日

子鹿

昨日から台風の影響の予報が出ていたので、パートナーが鹿避けの赤い布を片づけた。豪雨の予想もあったので、鹿もやってこないだろう、と思っていた。雨は昨夜からかなりの量降り続けていた。朝食をゆのんびり食べながらぼんやり外を見ていたら、ガラス戸越しに右端のほうに突然茶色い動物の後ろ半身が見えた。すぐに西側に消えたので、鹿かも、と、西側の窓を開けたら、すでに外に出ていた鹿が前の敷地の網を動かして走り去った。角をもった子鹿だった。雨なんてものともしないようだ。それにしても住宅街のほうに行って、どうするつもりなのだろう。

先日は大人の雌鹿、去年は大人の牡鹿。庭の木が坊主にならないように対策はとるにしても、やはり居ながらにして鹿の訪問を受けるのは嬉しい。でもそのうち近くの住人から苦情が出て、鹿狩りなんか始まるのだろうか。田んぼの蛙の鳴き声がうるさい、と訴える人もあるようだから。

2023年5月31日水曜日

三条大橋

 三条大橋の工事も終わり近いようだ。北側の欄干ができていて、ちょうど最後の擬宝珠を台に乗せるところだった。2-3人掛かりで丸い台の上に立て、少し回した。南側を歩いていたのだが、立ち止まって珍しい作業を眺めた。

五月は雨で気温の低い日が多かったが、今日は午後から晴れて、ようやく五月晴れ。夕方の澄んだ陽射しが緑の陰影を作っている。二階で外を見ていたら、アゲハ(ナミアゲハというらしい。黄色に黒い筋が入っている)が2匹つかず離れず飛び回っていた。

今年はドクダミの当たり年らしく、我が家でも近所でも白い花が一面に咲いている。草の背丈が高く、花も例年より大きい。ラッキードクダミというのがあるそうで、花びらが5枚あるものだとか。まだ見つけていないが。友人が八重のドクダミを育てていて、花の写真を送ってくれた。一段と華やかである。やはり白い花の、クローバーが生えた。花も葉も今まで見たものよりはかなり大きい。四つ葉がないか、と二人で探したのだが、これもまだ見つけていない。

当たり年といえば、今年はビワの実がたくさん実っている。今まで実がついたことのない木にまで。色づいたいくつかを取ってきてくれたので、今晩のデザートはビワ。

2023年5月29日月曜日

初夏の野菜料理

 昨日はパートナーが季節の野菜を川政から取り寄せて、料理してくれた。

豆ごはん。豆をさやごと茹でて、そのゆで汁を使って米を炊いた。特別味わいの深いえんどう豆だ。とにかく豆ごはん大好き。

湯がいたホワイトアスパラ。何もつけずにそのまま。アスパラの風味が良く味わえる。

実山椒を入れた牛肉の炒め物。最近購入した山椒の実。今年は湯がいてから実をはずした。私も少し手伝ったが、生よりも外しやすい。一部は凍らせてはずした。これは私は手伝わなかったけれど、外しやすそうだ。実山椒は1年を通して色々な料理に使われる。

焼きソラマメ。京都では一寸豆。さやごと焼く。豆の成分が流れ出さないので、味が濃くて、塩も要らない。

オカヒジキ。これも湯がいて、ワサビや辛子を添えて醤油をかけるだけ。とても食べやすい野菜だ。

雨で気温も下がったが、初夏を感じられる夕食だった。

2023年5月18日木曜日

鹿が覗いた!

 夕食時、まだ明るいし気候が良いので、ガラス戸を開けていた。突然音もなく鹿が現れた。網戸にくっつきそうなくらい近寄って、「何食べてるのかな」というような感じでこちらを見た。「鹿!」と思わず叫んだ。その声のせいか、パートナーが慌てて立ち上がったときの椅子の音のせいか、さっと走り去った。ほんの一瞬のことだったが、他人の家の団欒を除くような鹿の様子がいつまでもはっきり残っている。居ながらにして鹿と対面できる環境はすてきなのだけれど、大きな鹿の食欲で庭の木々が丸坊主になっては困る。パートナーがさっそく以前使っていた鹿よけの赤い布をまたあちこちに吊るした。でもやはり日常の一場面として鹿に遭遇したことには、今でも感動している。

ウグイスが良く鳴いている。梅にウグイス、とかいうけれど、ウグイスは大きな木の密集した葉の陰にしか留まらない。だから滅多に姿が見えないのだろう。

2023年5月17日水曜日

ホトトギス

 今日は全国的に気温が上がったようだ。この辺りも北側でも30度。家の中はまだ涼しいが、それでも暖かいのは気持ちよいことた。近くでホトトギスがしきりと啼いている。昔から言われているような鳴き声には聞こえない。ぴょ、ぴょ、・・・と聞こえる。

ムカデが続けて出たので、パートナーが薬を撒きなおしてくれた。虫たちには気の毒だが、ムカデに嚙まれるのはかなわない。何年か前の痛みがまだよみがえる。

ツツジは木の数も多く華やかだったが、サツキが緑の間に遠慮がちに咲いているのも美しい。

2023年5月10日水曜日

八十八夜摘みの新茶

 例年の八十八夜摘みの新茶が届き、最初だけ使う茶器と茶碗で丁寧に淹れて飲んだ。新茶は6月頃が美味しい、と聞いたことがあるが、八十八夜摘みのお茶は五月という新緑の季節を届けてくれる気がする。ニワゼキショウも例年通り咲き始めた。

今日は気温も上がり、散歩日和だった。柔らかな空に飛行機雲が少しずつ離れて5本伸びていた。眼科の検診で、いつも通り東山三条から丸太町かいわいまで歩いて往復した。帰りはいつも通り岡崎の入り口まで川沿いに歩き、橋を渡って戻る。数人の散策している人たち以外は人出もなく静かな道のりだった。汗は十分かいた。

2023年5月6日土曜日

久しぶりに鹿

「鹿!」というパートナーの声に慌ててそのほうに行ってみたが、私に見えたのはツツジの後側での動きだけだった。昨年の鹿よりかなり小さかったそうだ。逃げた方向が山と反対側なので、無事に帰れるのか、心配した。去年は5月に初めて姿を見せ、庭に佇んでいたのは7月だった。

最近BS3で映画を3回みた。Charade, Padington, Padington 2である。主人公が美女とクマの違いはあるが、どちらも率直で、危険な目にもあうが、最後はめでたし。そしてカーチェイスのような派手なことはないが、走って逃げたり追いかけたり、で、アクションものに似ている。なんとなく楽しく気持ち良かった。クマの物語といっても大人も楽しめる。最後に伯母さんに会えた場面ではつい本気で「良かったね」と思ってしまった。

2023年5月1日月曜日

五月1日

 超特急で4月が過ぎていった。今日は祝日でもなんでもないが、もう長い連休の人もいるだろう。「ゴールデンウイークにどこへ行くか、何をするか」と聞かれても、私たちは元々そういうときこそ家で庭を心行くまで楽しみたいのだ。大通りから離れているので、ほとんど物音もしない。今日は晴れて風もなく程よく暖かく、若葉いっぱいの庭に立っているだけで、不思議な幸福感で満たされる。何百種類の草や虫が生息しているのだろうか。今日はモンシロチョウ、モンキチョウ、アゲハ、テントウムシ、等々を見た。ヘビイチゴの実がもう赤くなっている。山椒の木があちこちに生えていて、昨日はその葉を摘んで豆腐の田楽に添えた。素晴らしく良い匂いだった。

2023年4月27日木曜日

Das Aprilwetter

 今日は青空と白い雲。気温は20度を越える予報だ。昨日は雨も降り、空気が冷たかった。ドイツ語にはAprilwetterという表現がある。冬と春のせめぎ合いで天候が目まぐるしく変わる様子を表すのだそうだ。日本の4月だって同じようなものだ。花と若葉の季節であり、暖かく明るい日々もあるが、菜種梅雨という表現があるように雨が続いたり、先日のように雹や雷鳴に見舞われることもあり、そういう時は寒い。5月は五月雨、6月は梅雨、9月後半には秋の長雨。雨の大切さは分かってはいるが.... 夏が暑いことを密かに願っている。

2023年4月22日土曜日

若葉の季節

 木々の若葉で庭中が黄緑色だ。朝、昼間、夕方、と日の当たり具合がことなり、その折々にツツジの華麗な彩と緑とで、自然の中に包まれているような幸せ感でいっぱいになる。

白い小さな半球のコデマリの花がひっそりと満開になっている。

2023年4月17日月曜日

田楽いろいろ

 昨日は短時間ではあるが雹が降り、雷が鳴った。4月は花の季節でもあるが、天候不順の季節でもある。菜種梅雨という表現もあるし。

昨夜は豆腐、大根、新玉ねぎ、コンニャクの味噌田楽を作ってくれた。庭に自然に生えた山椒の葉が新鮮で良い匂い。

庭のツツジが色とりどりに花盛りで、日が照ると目が覚めるような華やかさ。木々の新しい葉が成長して明るい緑でいっぱいだ。

2023年4月14日金曜日

黄砂症?

 この数日黄砂に見舞われている。そのせいかどうか分からないが、喉がしくしく痛んだり、夜中に突然鼻水が止まらなくなったり。眠れなくては困るので、鼻を洗って市販の点鼻薬をさしてなんとかしのいだ。杉も檜も、花粉症には縁がないが、黄砂には負けたらしい。

新じゃがとペコロスと自家製のベーコンのオーブン焼き。これも春の贈り物。春も半分過ぎてしまった。日取りを間違えるわけではないが、もう4月の半ばという感覚がなく、自分はまだ3月に居て、季節が先走っているような感じだ。

正しい眼鏡で見る初めての春。付近の山々の木々に葉がこんもりと茂って立体感があり、それがなんだか気持ち悪い。道路や駅の階段の細かい模様も同じだ。世の中は多少ぼんやり見えていたほうが和やかで美しかった。不便ではあったが。

2023年4月8日土曜日

蕗の薹の天ぷら

 春は目まぐるしい。新しく庭にやって来た薄紫色のスミレ。桃の花はほとんど散って、今は山ツツジ、ヤマブキ、ツツジ、隣の八重桜など。タンポポは日々倍増している。地面も木々も緑が覆われ始めている。今年はスギナが数本出ている。今日は晴天だが、風が強く寒い。

数日前にパートナーが久しぶりにベーコンを作った。暖かく風の無い好天の日でないとできない。私が勝手にポークビーンズと呼ぶ、ベーコン、キャベツ、白いんげん豆の鍋も久しぶりだ。

昨日は蕗の薹を取り寄せてくれて、夜は蕗の薹の天ぷらと味噌和え。独特の風味と苦みが喉の奥でしっかり味わえた。春の贈り物だ。春の味覚といえば、新玉ねぎの田楽を何度も食べた。飽きることがない。


2023年4月1日土曜日

草花

 今日も良い天気だ。

庭の草花は早春から咲いているものがまだ健在で、最近はタンポポが急に勢力を増している。日に当たると眩しいほどた。去年パートナーが、綿毛とともに飛んで行ってしまわないうちに、と、庭中にタンポポの種を撒いたのだそうだ。近所にノウゴイチゴの白い花やスターフラワーが咲き始めた。

庭の端の植え込みの裏側に回れるようになって、お伽の小道みたいなところを歩いてみると、ツツジがもう咲いている。隣のヤマブキも。いつの間にか4月。時間の経つのが早くて恐ろしい!

2023年3月25日土曜日

花曇り

 昨日、今日は曇りだ。曇った空気のなかの桜はその辺り全体が霞のようで、趣がある。今日は木々の花が満開に近くなって、白、薄いピンク、ピンク、濃いピンク、紫、深紅、が重なりあって、表現の仕様もないほどに美しい。

昨日は三条の歯科医院に出かけた。三条大橋の南側の欄干回収が完成したようだ。まだ青い網で覆ってあるが。材木の切り出しから欄干になるまでの工程の写真と説明が飾ってある。擬宝珠は従来の物が乗っている。歩道も広くなった。高瀬川沿いの桜が満開だった。帰ってから二人で疎水の桜を見に行った。何年ぶりだろう。

2023年3月23日木曜日

花は夜ひらく!

 昨日は季節はずれの暖かく明るい日で、庭に立っているのが心地良かった。午後には色々な花が咲き増すだろう、と話していて、実際、枝垂桜以外にも、桃、近所の白い桜、ソメイヨシノ、などが咲き始めた。ところが今朝見たら、枝垂桜は満開(80%開花を満開というそうだ)、桃は数を増し、ソメイヨシノも遠目には満開に見える。そうか、花は夜にひらくのか。

私は野球は全く興味ないし、詳しいことは分からない。WBCもどうでもよかった。ところがときどき見るネット上のニュースでは刻々と試合の状況を発信している。つい、お互いに最新のニュースを知らせ合ってしまった。そして決勝戦の最後の最後、パートナーが偶然(?)テレビを見て知らせてくれたので、二人で、大谷の信じられないようなカーブの投球でトラウトを制した瞬間を見た。さすがにその緊張と熱気が伝わってきて、良いものを見せてもらった、という気がした。

2023年3月20日月曜日

花桃と枝垂桜

 今日は晴れて暖かく気持ちの良い日だった。半日の間に花桃と枝垂桜が咲き増して庭が華やかになった。満開にはほど遠いが一つ一つの花が色合いも形も美しい。雪柳は満開で、まさに雪が積もっているように真っ白。薄緑の葉も色を添えている。朝日を受けているときには花も葉もきらきらと輝く。

絶滅したか、と思っていたフキが生きていたようで、蕗の薹が数個。

空が青い。今年は黄砂が来てないのかな、と話しあった。

2023年3月15日水曜日

ウグイスとモンシロチョウ

 ウグイスが昨日から啼く練習をしている、とパートナーが言っていたが、今日は上手にきれいな声で啼いていた。近所の木にいるのだろう。

モンシロチョウが今年初めて庭に来た。数日前にはモンキチョウがいた。花々が次々咲いて、庭が華やかになってきている。

空が青い。当たり前のようだが、このように深い青さは近年見られなかったのだ。いつまで続くだろう。

2023年3月14日火曜日

すみれ

 野生のすみれが今年も咲いた。濃紫色。まだ一輪だけど、「今年も来てくれたね」と声をかけたくなる。タンポポがようやく3輪。鮮やかな黄色が太陽の光を反射して、眩しい。ハクモクレンが午後になって数個開いた。大きいので頼もしく見える。春は嬉しいが、時間が経つのが早すぎる!

2023年3月11日土曜日

ムカデ1号!

 昨日の夜、畳の上を大きめのムカデが這っているのを見つけた。気の毒だが噛まれると痛いうえに危険でもあるので、古いスリッパで叩いた。例年は蒸し暑くなってから出てくるのだが、3月初旬は予期していなかった。慌てて残っていた樟脳を身の回りに置いた。昨年はムカデ騒動がなかったのは、7月が案外涼しく、8,9月が暑すぎたせいかもしれない。暖かいほうが嬉しいのだが、ムカデの不安も困る。

早春に庭中に咲く小さな白い花を、勝手にハコベと呼んでいたが、スマホのカメラ機能で検索したら「タネツケバナ」らしい。花弁が4個なので、ハコベでないことは確かだ。西洋水仙の白い花も咲き始めた。

2023年3月7日火曜日

満月

 沈丁花や雪柳が咲き始めた。白梅はずいぶん長く咲いているが、色褪せず、白く生き生きとしている。梅の柔らかい匂いも沈丁花の新鮮な匂いもそれぞれ心地よい。

今日は満月。真珠色の丸い月。

2023年3月4日土曜日

ひな祭りの手巻き寿司

 新年があっというまに2か月過ぎて、昨日はもう桃の節句。パートナーが氷見から鰤を取り寄せて鍋料理にしてくれた。野菜や錦糸卵など色とりどりの具を合わせた手巻き寿司。大きめの海苔を使うと、私でもそれなりに形ができて食べやすい。「手巻き寿司、またしよう」と言ったら喜んでくれた。

庭には色とりどりの小さな草花。ハクモクレン、沈丁花、ボケの蕾が「早く咲きたい」というように膨らんでいる。


2023年3月1日水曜日

紫だちたる雲の細くたなびきたる

 昨日の朝7時前にカーテンを開けると、南の空低く薄紫色の雲がたなびき、その南端は虹色に見えた。

午後に五か月振りに京大の眼科の検診に行った。三条通から速足で歩くのが楽しみなのだが、着いたころには汗だくになっていた。斜視外来は幼児が多い。眼鏡をかけている子、これから診断を受けるらしい子。待ち時間が長いので、「おうちにかえるーー」と泣いている子も。生れて1年にもならないような赤ちゃんも1人ならずいた。私の2種の眼鏡はどちらも問題ないようで、次は1年後。帰りは川端通を歩いて、眼鏡屋さんに結果を報告して、三条京阪まで。雲ひとつない青空の下を歩くのは何とも言えず気持ち良い。

2023年2月27日月曜日

星の瞳一輪

 昨日までの冷え込みに比べて今日は外も暖かい。草むらに小さな小さな星の瞳が一輪だけ咲いている。日も長くなった。春分まであと3週間くらいなのだと、改めて気が付いた。

丸大根の田楽も数日前にこの冬最後となり、新玉ねぎの田楽がもう食卓にのった。冬も良いことがあるけれど、春の気配にはやはり心が弾む。

2023年2月22日水曜日

東の空

昨日は予報と異なり、朝には雪が積もり、終日雪が降っていた。季節柄湿った牡丹雪で、見ていて楽しい。子供のころは降雪をじっと見ていると自分が上へ上へと昇っていくような錯覚にとらわれて面白かったのに、今はいくら眺めてもそんな感触は得られない。午後には融けていたが、夜遅くまた振り出した。

 今朝6時半ころにカーテンを開けたら、木の枝や屋根にうっすらと雪が積もっていた。(普段はこんなに早く起きない!!)空は灰色だが、東の空は淡いピンク色で、雪と調和して何とも言えない情緒があった。雪はすぐに融けた。昼過ぎになっても風は冷たいが、空の青さとふんわりと浮かんでいる白い雲は冬のものとは思えなかった。

2023年2月15日水曜日

ちょっと雪

 朝7時過ぎにカーテンを開けたら、外は雪だった。昨日の予報では終日曇りだったので、予想外だった。湿雪らしく、コンクリートの上や庭の良く歩く箇所には積もらないが、木々や草の上、屋根などは白い。紅梅に雪が乗っている。まだ降っていて、灰色の雲に覆われていても、東の空は薄っすらとオレンジ色で、東向きの家々の壁に朝日が差して、きれいな雪景色だった。昼過ぎには晴れてすっかり溶けてしまった。気温が低くてもやはり立春の後だ。紅白の梅が次々咲いているし、沈丁花の蕾は今にも咲きそうな気配だ。雪柳の緑の芽も伸びている。日も長くなって夕方5時ころはまだ明るい。

2023年1月29日日曜日

雪の影響

 雪の影響はどこでも起こる。昨日はイオンの宅配が来る予定だったが、雪の影響で2-3日は配達できない、ということだった。逢坂越えが難しいのだろうか。物資の入荷がないのだろうか。

ネットのニュースで、24日に狐坂で市バスが道を塞いで多くの車が立ち往生したという。雪でスリップしたのだろう。以前は良く利用した道なので、天気が悪いと事故が起こりそうなことが実感できる。その少し手前で、坂ではないが、宝ヶ池の近くでアイスバーンに乗ってしまい、対抗車線にはみ出して止まったことがある。対向車がなかったから大事にはならなかったが、急停車のため後続車が止まれずにぶつかって、損害を賠償した。修学院あたりはもう道路も正常だったので通常のタイヤでも大丈夫と思って出かけたのだった。京都市内で雪はあまり降らないのでスノータイヤにするほごのことはない。以後危なそうなときは電車とバスの利用ということを徹底した。

2023年1月26日木曜日

氷柱

 今朝は屋根のひさしからツララが下がっていた。光って眩しい。27年ぶりではないだろうか。庭の雪の上に猫の足跡が点々とついている。以前我が家の野良猫(?)がぴょんぴょんと雪の上を跳ねて移動していたことがある。猫は寒さには弱いようだから、なるべく冷たさを避けたかったのだろう。

こんな呑気なことを書いていられるのは、暖かい家の中で過ごせるからだ。動かない電車の中や、渋滞の路上で10時間も過ごした人達は本当に大変だっただろう。飛ばない飛行機を待って一日空港で過ごしたことはあるが、それも楽ではなかった。夜中にようやく帰れたこともあるし、結局その日も飛ばずホテルに帰り、翌日また出直す、などということもあった。

昨晩は穴子の蒸し寿司、蕪蒸し、粕汁。寒いときにぴったりの料理。とくに聖護院かぶは冬のものだから、冬もいいな、と思わせる。

2023年1月25日水曜日

山科がデンマークになった!?!

 木々に雪が積もると、我が家では「デンマークになった」という。デンマークのAarhus大学に真冬に行ったとき、大雪に見舞われて、飛行機が飛ぶかどうか分からずに一晩過ごした。幸い飛行機は予定通り飛んだが、空港への道すがらの雪景色が忘れられないのである。

昨日の昼間にまず霰が降った。コンクリートの上で白い粒が跳ねていた。その後予報より早く雪が降りだして、今朝までに庭も木々も山も雪でこんもりとして、まさにデンマークになっていた。パートナーが測ったら深いところで19センチだった。昼間は晴れて眩しくて外が見れないほどだ。枝や葉から雪が落ちているが、ほとんど垂直に垂れ下がった泰山木の葉にまだ雪の塊がくっついている。ニュースで、10年に一度の寒気とか積雪とか繰り返していたが、この10年の間にこんな量の積雪はこの辺りではなかった。1995年の阪神淡路大震災の後には氷柱までできていたから、あの頃はまだ地球も多少健康だったのかもしてない。

昨日は今冬初めての広島焼。私が「寒いときでちょうどよかった」と言うと、いつものように「これは季節には関係ないものだ」と返される。私には冬の料理に思えるのだけれど。

2023年1月14日土曜日

深山幽谷?

 今日は久しぶりに朝から雨で、山科の山々で濃い霧が湧いて、高い山並みを見るようだった。それでも山の稜線沿いの木々の凹凸や鉄塔などがはっきり見えた。

買い物をすべてオンラインでするので、なんだか毎日買い物をしているような気がする。一つの物は何か月かもつとしても、次々不足が生じる。しかし以前は出かけたついでにいくつかの店に寄って買っていたので、買い物の多さを実感していなかっただけなのだろう。人間とは買い物をする動物である。

2023年1月12日木曜日

霜の朝

 今朝珍しく霜が降りていた。庭の草や低木の葉が白くなっている。朝日に小さな小さな氷の粒が光った。昼間は気温が上がって春のよう。外に立っているのが気持ち良い。蝋梅とビワの花が満開に近く、芳香を放っている。香りは互いにかなり違う。蝋梅は少し甘酸っぱいような、でも柔らかい匂い。ビワは線香に近い。それにしても蝋梅の葉はとっくに落ちているはずだと思うのだが、枯れた色でほとんどそのままついていて、花を見えにくくしている。

晴れた空に薄い絹のような白い雲の塊が点々と直線状に並んでいる。どういう現象なのだろう。近くには飛行機雲が。

2023年1月11日水曜日

おでん

 今晩はおでん。温まりそう。おでんの具として買ったもの以外にも大好きな大根の大きな輪切り等々。先日のすき焼きも身体が温まった。たまには、と、高級牛肉を頼んでくれた。

パートナーが蝋梅の小枝を切って飾ってくれた。知らずに部屋の前に来ただけで、それと分かるほど強い芳香だ。

2023年1月4日水曜日

蝋梅

 蝋梅が咲き始めた。紅白の南天の実。赤い実は色が濃く鮮やかで強い光沢がある。水仙が年末から咲いている。雨にも負けず、風にも負けず、茎がすくっと立って、花は凛として咲いている。

昨日の夕方、オレンジ色の分厚いモクモクとした雲が東の空いっぱいにかかっていた。こんな感じの雲は初めてだ。少し上に白い半月を越した月が出ていた。良い風景なのでスマホで写した。見たとおり、とはいかないが、雰囲気は残せた。

今日はお昼にぜんざいを作ってもらった。汁が多めで、実家ではこういうのを「お汁粉」と呼んでいた。以前は「ぜんざい」は言葉も知らなかった。

2023年1月2日月曜日

新年

 明けましておめでとうございます

今年もどうぞよろしく


大晦日は自家製の「年越しスパゲッティ・ナポリタン」で越した。美味しいのは、高級なトマトケチャップを使うから。トマトケチャップとマヨネーズはあまり好きではなかったのだが、パートナーが両方とも質の良いものを見つけてくれて、好きになってしまった。

元日はいつも通りの変形岐阜式お雑煮を作ってもらった。数の子や煮豆など多少のお節料理を取り寄せて。今日は尾道式の穴子入りお雑煮と蕪蒸しの予定。今日は曇っているが、年末年始は大体晴れて、家の中は温室効果で暖かかった。昨夜は惑星が一列に並ぶ天体ショーが見える、ということだったが、肉眼で見えたのは月を中心に東西に火星と木星だけだった。晴れて澄んでいるようでも、やはり空気は濁り、街の明かりが強くて、空の様子は分からない。


真弓の赤いのは、花でなく実なのだそう。花は薄緑色で春に咲くとのこと。今年は気をつけて花を見よう。