2024年12月30日月曜日

ほんとに年末?

 今年は月日が経った感、とか季節感とかがないまま過ぎた。暑い、寒い、とか、風景の変化とか、そういうことではない。「あ、もう10月なんだ」とか、「いよいよ師走なんだ」という感じがしないのである。頭では分かっているのだが。私だけの感覚ではないようだ。パートナーも「今年もあと1日、という感じがしない」と言っているし、行きつけの美容師さんが、まさに私の感慨と同じことを言っていた。確かに京都の12月にしては天気が良すぎる。以前は黒い雲の間から日が射していたり、もちろん雪が積もることも普通にあった。日本海側は今でも雪の日々のようなのに、ここまでは届かない。気候変動もあるだろうけれど、何か別の理由が月日感を喪失させているのかもしれない。時代の変化、社会の変化のせいかもしれない。

とりあえず健康を取り戻して年末を迎えることができてよかった。今日は少し走ったが、やはり気持ちよい。

2024年12月24日火曜日

冷たい日々

 この数日は冬らしく気温が低い。重い雲もよく現れる。夕方の空が紫、ピンク、オレンジなどの雲で彩られ、やはり季節を感じさせる。外を歩くと、寒いというより冷たい。一昨日は北のほうの山に雪が見えたし、比叡山を覆っていた雲も雪雲に見えた。家の中は晴れていれば温室で暑いほどであるが。

先週はパートナーがOnlineで講義して、私も聴講させてもらい、先に原稿を見たりしていたので、頭がポワンポワンになり、眼玉が飛び出しそうだった。でも面白かった。

もう年末なのだ、と分かっていても全然実感がない。

2024年12月13日金曜日

ようやく元気に

 数日前にようやく気分がよくなったのでルームランナーの簡単なプログラムで運動したら、汗をかいたこともあって、すっかり体調が戻った。無事インフルエンザの予防接種を受けるこことができた。この予防接種を受け始める前は、毎年インフルエンザにかかっていたので、これはmustなのである。ちょっとした風邪ならばひき初めに走って汗をかけば、そのうち治る。今回は身体の中心がだるくてそれどことではなかった。どんなヴィールスに取りつかれたのだろう。昨日はワクチンの副作用で少しだるくて鼻や喉に違和感があったが、今日はすっきりしている。

2024年12月8日日曜日

里の秋?

 海老芋は煮ても焼いても美味しい。私はその皮も好き。軽く焼いてわずかな塩をかける。昨夜はそれにギンナンを散らしてくれた。見た目も風情があって、「里の秋」と名付けた。数日前には茸のバター醤油炒め、鮭、ギンナンの取り合わせが出て、これも「里の秋」。

昨日は昼間寝ることもなく体調が戻ったかな、という感じだった。その代わり喉がピリピリしたり、気管支に痰がからまったりした。今日は昨日ほど元気ではないので、午後になってどうなるのだろう。インフルエンザの予防接種の予約日までにはなんとしても治りたい。

今日の空は秋の空、日差しが強くて、窓際にいると暑いくらい。気温は低く風も強いから、外は寒いだろうな。庭の楓がチョコレート色になって、日に当たると赤く透き通る。何年も前に12月に毘沙門堂の紅葉を見に行ったことがある。風が強く寒かったが、崖の途中の色づいた楓が風に揺れる様子を上から見ることができた。友人が数日前に行ってみたが、まだ紅葉は半ば程度だとのこと。

2024年12月4日水曜日

不調は続く

 軽い風邪と思っていたが、もう一週間。喉と気管支に違和感を感じる以外、熱なし、咳なし、鼻づまりなし。ただ少し動くとだるくて横になってしまう。咽頭炎かな。病院に行くのもしんどい。いわゆる風邪薬が飲めないので、漢方薬に頼っている。

夕方西の空に沈みそうな位置に三日月が。強い滑らかな光。とにかく美しい。

2024年11月29日金曜日

久しぶりの風邪

 昨日から風邪っぽく、喉と気管支が荒れている感じで、気分がよくない。熱はないし、家の中で用事をしたり勉強したりはできるが、それでも今日は昼間から横になった。パートナーも同じ症状なので、同じヴィールスだろうから、と、彼が検査キットで調べたが、コロナヴィールスは検出されなかった。「また空振り」というが、空振りでけっこう。コロナ禍以来消毒と引きこもりをしてきたおかげで、5年近く風邪もひかないで済んでいる。あまりに久しぶりなので、かえって自信を無くしてしまう。

今日もふろふき大根。柔らかくて暖かくておいしい。味噌もちょうど良い味。

昼間は澄んだ青空と柔らかい白い雲で、秋のようだったが、夕暮れの空は紫がかったグレーの雲が模様を描いていて、端のほうがオレンジ色に染まって、冬らしかった。雲だけで面白い風景を作っている。

2024年11月26日火曜日

ふろふき大根の季節

 まだ冬とはいえないけれど、大根をたくさん買ったというので、ふろふき大根を作ってもらった。大根は何にしても美味しいが、ふろふき大根は冬のご馳走といえる。白みそとタニタの減塩みその合わせがとても良い味だった。寒さは恐怖ではあるが、冬にはそれなりの楽しみがある。

それにしても白ヒガンバナの葉の勢いはすごい。夏の暑さと水不足などものともしていない。狭いところにまさに押し合いへし合いという様子で、濃い緑の葉が詰まっている。

2024年11月20日水曜日

桜の紅葉

 紅葉は遅れているようだが、桜の葉はあちこちで色づいている。近くの木ではもう枯れ葉になりかけている。今日はまた東山から丸太町通りまで歩いて往復したが、疎水沿いの桜並木が紅葉の盛りだった。冷たい空気のなか、速足で歩くのは実に気持ちよい。汗だくにはなるが。東大路通りは相変わらず人気がないし、岡崎の辺りも中心部に入らなければ、数人の散策に出会うくらいで、観光シーズンといっても静かなものだ。

庭に秋クロッカスが咲いた、と思ったが、検索してみると赤く長い雌しべがあるのは、薬用サフランだそう。この雌しべが薬用になり、スパイスにもなるそう。超高級なスパイスだそうだ。1-2輪では役に立たないだろうけれど。

最近朝・夕の南の空が薄い虹色に広がって、そこはかとない美しさだ。

2024年11月15日金曜日

銀杏

 サンマと松茸から始まって秋の味覚も進んでいる。最近はあんぽ柿、ギンナン、海老芋。今年は近くの銀杏の木にギンナンがならないようだ。葉がまだ色づいていない。

真弓の赤い実が木いっぱいについたのを見てからもう日が経ってしまった。桜の葉は赤というよりもう茶色く見える。晴れた日には黄色い蝶、モンキチョウだろうか、が家のすぐ前を東西に多少上下して曲線を描いて飛ぶ。今咲いている花はシュウメイギクくらいだが、そこに止まる様子はない。そういえば近くの藪にヒメシオンらしき薄紫の花が咲いている。8月から10月と書いてあるが、最近の気温ならば今でも不思議はない。まさかハルシオンではないだろう。

2024年11月6日水曜日

栗とタンポポ

 栗の季節。栗が大好きなのだが、栗の皮剥きは大変である。私は不器用なので特別かもしれないが、何でもできるが栗の皮剥きは苦手という人は多いようだ。半分に割ってスプーンで掻き出して食べる人もいるらしいが、それではおいしさ半減である。茹で方や焼き方を工夫したり、それ用の器具を買っても事態は良くならない。昔の人は囲炉裏で焼いたから栗が爆ぜて、剝きやすかったのかもしれない。数年前から我が家では焼き栗を注文することにした。冷凍で来るので保管しやすい。温めて、裂けている皮を剥けばよい。私にも簡単にできる。ちょっと高価だが、年に一度の贅沢で楽しめるので、毎年の行事になった。

栗とは季節が合わないはずのタンポポが、少し前まで朝顔畑になっていた庭の一角を彩りはじめた。普通は春の花だと思うけれど、12月から咲いたこともあるので、長命ではある。でも11月初めって、早すぎ?遅すぎ?パートナーが綿毛を庭に撒いた効果か、その一角がこれからタンポポ畑になりそうだ。「僕の努力が実った」と言っている。

2024年10月25日金曜日

ススキ

 近くにススキが沢山生えていて穂をつけていた。以前からあったような気がするが、何故か今年は目を引いた。庭ではシュウメイギクが咲き始めた。やはり秋なのだ。夏服でも汗をかく日があるけれど。シュウメイギクは、毎年のことなのだが、見るたびにゆで卵を連想する。とくに半開きのときは、ゆで卵を半分に切った様子とそっくり。

2024年10月19日土曜日

松茸の季節

 今年も北米産の松茸を買って、昨日すき焼きと松茸ご飯を作ってくれた。松茸も値上がりしているとのことだが、年に一度のご馳走だから、と毎年購入してくれる。北米産のはきれいでしっかりしているし、香りが強くて頼もしい。

昨夜の十六夜の月は、晴れた空にはっきりと輝いていた。一昨日の十五夜とは全く違って。

2024年10月18日金曜日

青白いスーパームーン

 昨夜はスーパームーンを期待したが、空一面に一様に薄い雲がかかっていて、月は丸く見えるのだが、青白く頼りなげだった。8時26分に見たときにはうっすらと兎の姿も(?)見えたけれど。例年10月の十五夜はきれいに晴れるのだが、今年は逆に9月によく晴れていた。

今年は金木犀が大量に咲いて、ガラス戸を開けていると、家中に濃密な匂いがただよう。植物は命の危険を感じると良く花を咲かせる、というが、葉の緑は濃く元気そうだから、枯れる心配はないだろう。

2024年10月14日月曜日

秋の日差し

 いつの間にか畳一畳分くらいまで太陽の光が入ってきている。夏が大好きな私ではあるが、秋の少し赤味がかった透明感のある日差しも好きだ。夏のモクモクの白い雲も好きだが、澄んだ青空も幸せ感をもたらす。昨日の朝、まさに雲ひとつない青い空の下、金木犀の匂いがした。もうだいぶ咲いている。例年9月末には咲くのに、今年はもうだめなのか、と思っていたが、半月遅れで咲いた。以前秋他所から京都に来たときに金木犀が多いのに感心した。地域全体がその香りに包まれるような感じだ。

足元では赤まんまが草の間におとなしく咲いている。ヨメナも咲いた。

2024年10月10日木曜日

半月

 昨夜近所の屋根の横に沈みかけている半月が、黒い空を背景にピカピカに輝いていた。満月と違ってなんだか神秘的に見える。少し前までの花王のロゴの顔にそっくり。最近はローマ字だけのロゴに変わっているらしいが。

今朝パートナーが庭を見回っていて、「イノシシが来たようだ」と言うので行ってみたら、3か所イノシシが掘った後があった。何年ぶりだろう。ミミズを探すためだろう、ということ。以前大きくなるのを楽しみにしていた山芋を一晩で食べられたことがあった。「食べ物の恨みは怖いぞ」と言ってみても通じないが。


2024年10月5日土曜日

初サンマ

 今年はサンマが不漁と言われていたので半分諦めていたところ、北海道で豊漁で、とれたてを直送してくれるところがある、とパートナーが知って、取り寄せてくれた。発泡スチロールの箱の中の袋に氷詰めにして送られてきた。銀色に輝いている新鮮なサンマだ。20匹単位なので、着いてすぐに塩焼きにして冷凍庫で保存することに。もう一人3匹食べた。サンマの味(当たりまえだが)がしっかりして、とにかく美味しい。これで10月をきちんと実感できる。サンマは秋の季語。

朝顔は益々元気で、地面、フェンス、専用の綱、ポール、ボケと沈丁花の木、に毎朝賑やかに咲いてくれる。さすがに秋の季語だ。

2024年10月2日水曜日

白い火花

 今朝白ヒガンバナがほぼ満開になった。数個の花が固まって、切れた花びらも長く伸びているシベもカールしているので、火花が散っているように見える。近所の庭には赤と白のヒガンバナが並んで咲いていた。久しぶりにムラサキシキブも見た。

2024年9月30日月曜日

ようやく白ヒガンバナ

 白ヒガンバナの茎が少しずつ伸びている。だいぶ太くなったのもあるが、細くひょろひょろのもある。今日ようやく2輪花が開いた。白い花といえば、射干玉の花が裏でひっそりと咲いていた。

他の植物も葉が水分が足りずに下向きになったりしながらも持ちこたえている。古い百日紅を根本から切った切り株の横からひこばえがいくつか出ていたが、その一つが木に成長して、一枝に多数の花が咲いている。薄いピンクのちじれた花びらがかたまって、ぼんぼりみたいな姿だ。このような新しい木の成長を萌芽更新というそうだ。樹木の再生能力の現れだろう。道路のコンクリートにできた小さな穴から一本の茎が伸びて花を咲かせたりもする。植物はたくましい。



2024年9月27日金曜日

アオマツムシその後

 昨夜、例のアオマツムシがどこに居るのだろう、探しようもないし、と立ち話をしていたら、まさにそのすぐ横のガスレンジの上に居たのだ。どうやってそこにたどり着いたのだろう。それまで何をしていたのだろう。餌もないだろうし。ともかくパートナが上手く捕獲して外に逃がしてやった。元気に飛んで行ったそうだ。

2024年9月26日木曜日

アオマツムシ

 家の中の柱にアオマツムシが止まっていた。バッタなどと違って、濃い緑色。姿も色も美しい。外に逃がしてやりたかったので、パートナーが工夫して傷つけないように捕えようとしたが、飛んであっという間に見えなくなった。夜電気を消して暗くすれば鳴くだろうから、そのときなんとかしよう、ということになったが、部屋を真っ暗にして暮らすのはなかなか難しい。それに全体が緑なのは雌で、鳴かないそうなので、もう本人(?)に任せるほかはない。朝も夜もリンリンと鳴いているのは仲間だろう。

今朝朝顔を見に外に出て庭を歩いたら、10センチくらいの背の低い白ヒガンバナのシュートがあちこちに出ていた。白い大きな蕾がついている。普通はいきなり50-60センチに伸びるのだが。明日どうなっているだろう。

久しぶりにバナナパイを作ってもらった。暑い間はデザートは果物だった。そういえば今夏は何度かかき氷を食べた。

2024年9月22日日曜日

急に涼しく

 今日はこの辺りは最高気温が27度くらいだった。今後はもう猛暑日はなさそうだが、急に寒くなることもなさそう。今夏は、水道水のつもり(実際にそうなのだが)が、ぼんやりしていると、「あれ、お湯にしたつもりはないのに」と思ってしまうほど、水が暖かかった。こんなことは初めてだ。洗い物の仕上げに湯を使わなくてすむのはよかったけれど、飲むときにはあまり嬉しくなかった。いつ頃からもとの水になるのかな。

今日は秋分の日。まだ白ヒガンバナのシュートが出ていない。初めてのことだ。暑すぎたか雨不足のせいで、球根が育たなかったのだろうか。

日が経ってしまったが、十六夜の月もきれいだった。庭の裏(?)でヌスビトハギが咲いていた。

2024年9月18日水曜日

中秋の名月と満月

昨日は中秋の名月、今日は満月。今日は多少雲が多いが、どちらも輝かしい大きな丸い月が見れた。ガラスのように滑らかでピカピカの、黄色い月。その光の強さで、雲の白さが昼間のようだ。今までの経験では9月の十五夜は雨の日が多く、10月のほうが確実に見ることができたが、秋雨が遅れているお蔭(?)で良い月見ができた。でも、ガラス戸を開けて様子を見ようとしたら、とたんに眼鏡が曇ってしまった。それほど湿度が高いのだ。高温多湿が9月後半になっても続いている。それでも夏はいいな。冬に比べてとにかく気楽なのだ。

庭の木立の陰に赤まんまとヤブランが咲いている。

2024年9月17日火曜日

令和米騒動?

 8月終わりくらいからイオンのネットスーパーに米が無くなった、ということ。世の中でも米が店頭から消えた、というニュースを見る。実際に騒動が起きているようでもないが、平成の米騒動以来のことだ。そうなるとも知らず、毎回5キロ買って、次の注文をしようとしていたら、もう遅い。とりあえずジャスミン米を買って、タイカレーと併せたり、チャーハンを作ってくれたり、それなりに楽しんでいる。パックご飯も少し買ったが、これも品薄になっているとか。原因は一つではないらしい。昨年米の不足といっても、去年とくに米の不作が話題になってもいなかった。多少は収穫が少なかったかもしれないが、後継者不足で廃業の農家も出ているということだし、海外からの観光客の日本食ブームもあるらしい。おにぎりが大人気だそうだし。

昨日今日、キアゲハやクロアゲハがやってきた。クロアゲハの大きいこと。胴体は真っ黒だが、飛んでいるとき翅は銀色に見える。

2024年9月11日水曜日

色々春?

 今朝はボケの木に朝顔だけでなく、ボケの花が一輪咲いていた。朱色の花びらに黄色いシベ。春に咲いて、大きな実がいくつか生っているのに。モンキチョウも最近よく飛んでいる。草の上にいると淡い黄緑色に見える。葉の茎にぶら下がって縦に止まっていると、葉にそっくりだ。

今日も35度の予想。私が「暑い」とか、昼間から「冷房いれよう」などと何度も言うのは、この夏が初めてだ。

2024年9月7日土曜日

ミンミンゼミ

 今朝庭でミンミンゼミが啼いた。ほんの数分だけれど。夕方になってまた啼いている。

ケープタウンブルーが沢山咲く。ライトブルーの花、芯が淡い黄色で、繊細に見えるが、面倒も見られずに、猛暑にも負けず、たくましい。

2024年9月6日金曜日

芙蓉

 今日近所の芙蓉が2輪咲いていた。ようやく。今の気候が例年の8月半ばの気候なのか。

明るいピンクの大きな花。華やかというより明るく静かな雰囲気。

2024年9月4日水曜日

其処ここの秋

 東の空の入道雲がなんだか透明なガラスのような感触だった。まだ夏の気候にはちがいない。でも、近所に玉すだれが2輪、塀の上から下がっている萩の枝にも花が咲き始めた。ガラス戸を開け放していると爽やかな風が入る。

2024年9月3日火曜日

ムラサキツユクサ

 庭の草の種類は数えたらきりがないが、今日目についてのは、カヤツリグサとヨモギだった。緑いっぱいの中にムラサキツユクサが一輪。なぜ紫なのだろう。きれいな青なのに。草と木々の緑と青い空を見ていたら、なんだか高原の別荘にでもいるような気がした。大通りから近いのに、騒音とは無縁だし。

夕方パートナーが草刈りをしたら、バッタが大勢飛び上がったという。バッタには気の毒だが、やはり庭も整えなければならない。ここは住宅街なのだ。夜には網戸にカマキリがくっついていた。私が近づいたせいでもないだろうが、急に下向きに動いた。どうするつもりだったのだろう。

2024年9月1日日曜日

9月の合歓とクロアゲハ

 気が付けば9月!昨日の雨のせいか、少し涼しい。梅雨時の花のはずの合歓の花が大量に咲いている。そして今日、巨大なクロアゲハが合歓の花から花へと蜜を吸いに精力的に飛んでいた。そういえば、8月半ばに咲くはずの近所の芙蓉の花がまだ咲いていなかった。季節感も変化せざるを得ないようだ。

2024年8月31日土曜日

台風はどこへ行く?

 大型で非常に強い台風が日本列島を縦断する、というので、何を準備したら良いのだろう、などと考えていても、九州付近に留まってなかなか動かない。大雨で九州も大変だっただろうが、関東甲信越も延々と大雨が続いたようだ。その前は東北だった。この辺りは今のところ多少の風と適度な雨で済んでいる。しかし台風はまだ生きていて、どの方向に動くのか予想がつきにくいそうだ。今後はこのような事象が起こりやすくなるのだろう。今日は雨が降って、植物にはありがたかった。夕方には晴れて、東南の空が薄いオレンジ色に染まり、やがて赤く変わり、夢のような夕空だった。

2024年8月27日火曜日

恵みの夕立

 最近たまに夕立が降る。今日は雷はあまり近くなかったようで心臓に響くほどではなかったが、ある程度の雨量はあったようだ。枯れそうで、葉がうなだれている木々にも少しは恵みになったかと思う。今はもう青空が見えているけれど。

夜、虫の音がリンリンと聞こえる。暑くても季節は動いているのだ。

2024年8月21日水曜日

雨後満月

 昨日は明け方まで雨が降って(ほんとに久しぶり)、朝は涼しすぎるくらいだった。少しは植物も息をついたかも。夜は満月。虫の音が聞こえた。

今朝、野生化したケープタウンブルーがボケの木に咲いていた。毎年勝手に生えてくれる。

眼科の検診で、いつも通り東山通を往復した。汗だくにはなったが、やはり気分が良い。この辺りは相変わらず人通りが少なくて、自分のペースで歩ける。帰りはいつもどおりちょっと東に入る川沿いの道を寄り道した。柵の手前の緑地にネコジャラシとカヤツリグサがいっぱい。最近はネコジャラシを観賞用に売っているのだとか。変な話だと思うが。観光バスが駐車場いっぱいに止まっていたが、人気はなく、静かな散歩道だった。

2024年8月18日日曜日

セミの交代

 この2-3日気温が普通の夏なみになった。そのせいでもないだろうが、セミの声が弱弱しく休憩時間が長い。今はツクツクボウシだけ、なんとか鳴いている。

東北と関東は台風の影響で大変だったらしいが、この辺りは静か。雨不足は植物に気の毒だけど。

昨夜は少し縦に細長い月が暗い青空(?)にかかっていた。

2024年8月14日水曜日

キツネノカミソリ

 キツネノカミソリが咲いた。とにかく朱色。

今夏は近所の夾竹桃が少し咲いただけで消えてしまった。9月頃まで咲き続けたと思うのだけれど。ムクゲも1-2輪づつ咲くだけだ。

2024年8月10日土曜日

ヤモリ

 昨日の朝カーテンを開けようとしたら、その下に何か生き物がいて、畳とガラス戸のレールの間の隙間に沿って逃げた。素早い。壁との隅で止まったのでつまんで外に出してやろうと思い、古い箸を取りに行っている間に居なくなった。灰色の柔らかい身体のようで、をの形からヤモリだろうと思う。今まで見たヤモリは高窓にはばりついてお腹をみせているか、門扉にくっついているか、であった。家の中では初めてだ。今でも家のどこかにいるのだろう。見た目は気持ちの良いものではないが、害虫を食べてくれるらしいし、昔から「家守」と言われているそうだから、望むならば居てもらおう。

夏の朝は、木々の葉と草に朝日が当たり、木の上の空は薄水色。ただそれだけのことなのだけれど、それが何ともいえず美しく幸せ感をもたらす。「早起きは三文の損」という信条はどこかに消えて、7時前には起きてしまう。

2024年8月7日水曜日

夏の昼寝

 滅多に昼寝はしないが、今日の夕方久しぶりにガラス戸を開け放して畳の上に転がった。気温が高いとはいえ、庭とつながっていると思うと気持ちよい。そのうち眠ってしまった。眠っているときには分からないが、ふと目をさましたときには、今まで眠っていた感触がとても心地よかった。夏の夕方の畳の上でのうたた寝。何気ないようで最高の贅沢だ。

2024年8月4日日曜日

夕立

 久しぶりに夕立。きれいな稲妻が正面を下って行った。雷鳴が2-3秒遅れて聞こえたからあまり遠くないところに落ちたのだろうか。子供のころは昼間暑くても夕立で涼しくなったものだけれど、最近は珍しい現象になった。

2024年7月25日木曜日

セミの羽化

 昨日の夕方、梅の枝先にちょうど羽化したセミがいた。淡い青みがかったグレーの薄い翅。いつ頃飛び立ったのだろう。実は抜け殻が4個もある。そのうち2個は同じ枝にくっつくように並んでいて、もう一つがその2個にぶら下がっている。今朝は気温がちょうどよかったのか、ジ^ジ^と賑やかだった。一定の間隔で強弱があるが、ミンミンゼミのようなリズムとメロディー(?)はない。ミンミンゼミは「ミーン、ミン、ミン、ミン、ミン、ミーン」とリズムがあり、最初のミーンは音程があがり、後のは下がる。まさに大合唱である。どちらでもセミの声を聞くと「本物の夏」という気がして幸せになる。以前は一日中鳴いていたこともあったが、今日は昼間は全く声が聞こえない。特別暑くはないと思うのだが。

そういえば以前車のタイヤで羽化しているセミがいたっけ。

2024年7月22日月曜日

怖かった!

 夕方雷鳴がとどろいた。少し涼しくなったので2階で窓を開けてテレビをみながらストレッチをしていたが、突然目の前で閃光が走り、同時にバシバシッというとてつもない音、というより振動が起こった。怖い、というのは後で思うことで、そのときはまさに身体が飛び上がった。これが二回起こった。そのたびに一階に降りて行った。パートナーが家の中で火花が散ったように見えた、というが、とくに電気系統に故障はなかった。花山のどこかに落ちたらしい。雨はわずかした降らなかった。今でもまだ心臓が落ち着かない。それでも夏らしい気配がして嬉しい。

ガラス戸全開

 今日は今夏初めて「ただ暑い日」だ。気温は34度だが、湿度50%台。京都としてはかなり低い。セミの声も聞こえる。これが私の好きな夏。7月前半は湿度があまりに高くて不安を感じ、昼間から冷房を入れていたので、身体が冷えて、それも不安だった。寝ていて暑さで目が覚めることなんて今まで経験したことがない。ようやくガラス戸を開け放って、暑さを楽しむことができる。いつまでその状態が続くか分からないが。

昨夜は満月で、東南の空高く丸い月が眩しいように輝いていた。兎の餅つき(?)もはっきり見えた。

2024年7月19日金曜日

セミの初鳴き

 夕方6時20分。突然セミの鳴き声。ジ、ジ、ジ、というような、何ゼミなのか分からない鳴き声だが、確かにセミ。数分で終わったが、ようやく本当の夏がきた感じがした。7月前半は蒸し暑い梅雨で、湿度計が毎日HIを示していた。今日は晴れて湿度60%台。これでも京都では低いほうなのだ。暑くても気持ちよい日だった。

夕食は「中華の夜」。酢豚、麻婆豆腐、ふわ玉トマト(と私が命名)のシシトウ入り。どれもパートナーの創作。テレビで本場の中華料理がどのようなものか知った後に、自分で工夫したそう。どれも美味しかった。デザートはバナナパイ。

2024年7月6日土曜日

ヒメヒオウギズイセンの季節

 ヒメヒオウギなのか、ヒメヒオウギズイセンなのか、よく分からない。ヒオウギと似ているので祇園祭の季節にふさわしく見えるが、ヒオウギとは別の種類らしい。濃い朱色の花は、暑苦しいとも見えるが、暑さのなかで輝いているとも見える。今年も順調に咲いた。

梅雨の晴れ間が数日続いて、蒸し暑さはただごとではない。夏好き、暑さ好きの私が夕方になると早速「冷房いれよう」というのだから。昨日などは晴れ過ぎ!くすんだ緑濃い山の上の空が明るくて、白い雲がふわふわ浮いていた。晴れるのはよいが、作物には雨が必要だし、遅れて大雨になったりするかもしれないので、適当に雨になってほしい・・・無駄な願い!

2024年7月2日火曜日

今年の6月は

 今年の6月は、鹿が来なかった。おかげで紫陽花がきれいな青い花をたくさん見せてくれた。庭の木が無事なのはよいが、それでも鹿の来訪がないとちょと寂しい。網戸に顔を寄せるようにして「ちょっとお寄りしました」みたいに佇んでいた姿が懐かしい。

今年の6月は、クロアゲハを見なかった。ちょうどネムの花が咲いたころから雨模様になったせいだろうか。どこに行ったのだろう。

今年の6月はムカデに襲われなかった。樟脳をあちこちに置いて用心はしていたが、例年ならばそれでも姿を見るものだ。庭のムカデ避けの薬が効いたのだろうか、気候のせいだろうか。

暑いのか寒いのか分からない天気だ。まだ当分梅雨が続くらしい。ようやく衣替えをしたが、まだ布団を被って寝ている。

2024年6月28日金曜日

バッタの幼児

 昨晩のこと。洗面所のヘアドライヤーのコードに小さな、2cmくらいだろうか、バッタの子供がしがみついていた。どうやって家に入ってここにたどり着いたのだろう。とにかく外に出してやらなければ、と、床に落ちたときにパートナーが箱状のものをかぶせ、紙を差し入れて外で放した。玄関脇の壁に取り付いた、ということでほっとした。バッタ、カマキリ、キリギリス、彼らの薄緑色は透き通るような美しさだ。

2024年6月21日金曜日

夏至の月の出

 今日が夏至。7時台でもまだ空の青さが分かるくらい。東の山並みの上、東南の空に出始めた丸いオレンジ色の月。満月は明日の昼間らしいが、もうほとんど満月の大きな丸い月。午前中はかなりの雨だったが、午後は梅雨の晴れ間らしく好天気。明日からまた雨続きのようだ。

庭にときどき山椒が生える。なぜかあまり大きくならずに姿を消す。そしてまたどこかに生える。今日はその若葉をとってきて鯛の潮汁に添えてくれた。良い香りがする。

2024年6月13日木曜日

6月の花

 この数日で急に合歓の花が咲き増した。巨木になったが、細い枝が低く垂れていて、花に鼻を寄せると優しい匂いがする。クチナシも次々咲いている。南天の白い花は終わりに近い。ニワゼキショウは草刈りの後にまた伸びてきた。紫陽花もようやく薄紫色になった。大きな元気な葉。花の塊も大きく優雅である。今年は鹿が来るのかどうか分からないが、その前に花見ができてよかった。人にとって有毒植物というのに、鹿の好物とは。

2024年6月3日月曜日

野菜尽くし

 昨日は川政から取り寄せた季節の野菜で、私の好きな野菜尽くしの夕食だった。ソラマメ(京都では一寸豆)は茹でたり焼いたり。サヤエンドウは豆を塩ゆでそのままと、豆ごはん。さやのゆで汁でご飯を炊く。焼きヤングコーン。シロナとお揚げ。その他湯豆腐と鯛の潮汁。6月をそのまま味わっているようだった。


今朝6時半ころ突然すごい音がした。目を覚ました直後だったので、飛び上がりはしなかったけれど、最初何の音かも分からず「???」と思うばかり。気がついてタブレットを見たら帯が出ていて、地震の知らせ。ラジオをつけると能登半島が震源地とのこと。今回はここは揺れなかったし、大きな災害ではなさそうなので安心してまたしばらく寝てしまった。

2024年6月2日日曜日

紫陽花の季節

 6月。紫陽花の季節。去年2本の紫陽花が、花も葉も全部鹿に食べられて坊主になったので心配したが、ちゃんと生きている。大きな立派な葉が茂り、白い花の塊がいくつもある。もう色づいてもよいころなのだが、一日晴れると次の日は雨、のようなことが続くせいか、まだほとんど白のままだ。紫陽花が鹿の好物だそうだから、また食われるのかな。鹿も可愛いし。

今日はちょっと晴れた、と思うと、突然凄まじい音をたてて雨が降る。すぐに止んで、また降って。地方によってはかなりの降雨量らしい。しかしアメリカのニュースを見ると、ハリケーンやトルネードにいくつもの州が見舞われて、ビルの窓ガラスが割れたり、建物が壊れてレンガが散乱していたり。野球のボールほどの雹が降ったり、停電がいつ回復するか分からないところもあるようで、地球が荒れている感じがする。

先週久しぶりに三条京阪まで行ったが、観光客が駅の構内にあふれていた。コロナ禍以来、私がこういう状況を見たのは初めてだ。その日も雨で、東山は雨に覆われていたが、不思議な光沢があって、珍しい感触だった。

2024年5月24日金曜日

борщ・ボルシチ

 最近ときどきボルシチを作ってくれる。缶詰のビーツが買えるので、それに色々材料を加えてゆっくり煮るのだそう。Staubという良い鍋を使えば私にもできるよ、と言われるが、鍋を落とすかもしれないので、作ってみる気にはならない。東欧や西アジアの料理というけれど、今は多分世界中広く知られているだろう。色はきれいだし、肉も野菜も入っていて、調味料は塩だけ。さっぱりしていて、しかも味わいがある。昔母が習ってきてボルシチやピロシキを作ってくれたことを思い出す。ビーツを使わないので、赤くはなかった。

昨夜7時頃、淡い水色の空に薄赤く染まった柔らかい雲が伸びていた。それだけのことなのだけれど、夢のような美しさだった。

2024年5月23日木曜日

巨大な蜂

 垣根の外の名前を知らない木(ブナ科だそう)が大きくなって、小さな小さな花がぎっしりとかたまって咲いている。強い蜜の匂いがする。そこに真っ黒な巨大な蜂が無数に(?)集まって飛び交っている。蜜が良いのだろう。見ていて飽きない。

庭にも近所の空き地にもドクダミの花が満開。白い清々しい感じの花だ。クローバー(シロツメクサ?)も白。四つ葉がないか探してみるが・・・

2024年5月20日月曜日

麩の焼

 今年も実山椒の季節になった。昨夜は湯がいた山椒の実を枝からはずす作業を二人で黙々とした。時間はかかるが、その間ずっと山椒の清々しい香りがして心地よかった。季節感たっぷりだ。今日はおやつに山椒の実を餡に添えた麩の焼を作ってもらった。

何日か前に植木屋さんがツツジの剪定と草刈りをしてくれた。草花が勝手に伸びている庭は好きなのだが、刈り揃えられた緑の庭も気持ちよい。今はサツキの季節。

2024年5月10日金曜日

八十八夜摘みの新茶と筍の季節

 八十八夜摘み新茶を今日今年初めて入れた。最初の数日はそれ用と決めている急須と茶碗を使う。白い小さめの茶碗に濃い緑のお茶は心が弾む。その後は通常の急須と茶碗に戻る。

五月になると筍が目に浮かぶ。喉の奥で独特にの風味が蘇る。パートナーが茹で筍を買って、味噌田楽、醤油焼き、土佐煮、筍味噌、などを作ってくれた。

天候の悪い日も寒い日もあるが、今日は五月晴れ。

2024年5月8日水曜日

巨大クロアゲハ

 昨日庭に立っていたらぶつかりそうに近くを真っ黒なものが飛んで行った。一瞬鳥かとびっくりしたが、大きなクロアゲハだった。今日もやってきて(同じ蝶かどうか知らないが)モチツツジに止まっている。アオスジアゲハはハルシオンがお好きなようで、かなり長く止まっているから、ゆっくりと眺めることができた。ハルシオンはだいぶくたびれてきたので、これからはモチツツジ、その後はサツキ、さらにその後は合歓に蝶々が訪れてくれるだろう。

2024年5月7日火曜日

夏ミカンの花

 夏ミカンの花が一輪だけ咲いた。小さな白い花で、シベが黄色い。葉に覆われて目立たないが、清楚で可愛い花だ。匂いをかぎたいのだが、私には高い位置にあり、枝が鋭い棘に覆われている。パートナーが納屋から台になるようなものを出してきて、その上にのって、支えられながらやっと思いを果たした。化粧品のような匂いだ。実の甘酸っぱさとは程遠いものだった。でも一輪でも花を見れて嬉しい。

2024年5月3日金曜日

訂正

 昨日のブログで「ヤマツツジ」と「松露茸」と書いたのは間違い、とパートナーが詳しく調べて教えてくれた。「ヤマツツジ」は「モチツツジ」、「松露茸」は多分「ムジナタケ」。ヤマツツジも多数の種類があるようだ。ムジナタケは茶色く丸い。まだ若いらしくなめらかな感じだが、写真を見ると乾いてくすんでいる。生き物は長い間に微妙な環境の差で変化してきたのだから種類が多いのは当たり前だろう。呑気にツツジだ、キノコだ、というわけにはいかないのだけれど、こちらにもすることやしたいことがあるので、大まかに鑑賞するしかない。



2024年5月2日木曜日

宴の後

 昨日は雨の中を美容院に行った。急な坂は通らず階段の下りに気をつけて、無事往復。髪が短くなって実に気持ちよい。心身ともにすっきりする。

今日から3日間好天気だとか。今日は清々しい日だった。朝には薄水色の天空に白い三日月が浮かんでいた。ツツジとハルシオンの華麗な宴は終わったが、蝶や虫はまだ無数に飛んでいる。バッタの子供が草の葉の上に。先日バッタの赤ちゃんがいたので、それが少し成長したのかも。今年初めて見るニワゼキショウ、ヤマツツジ(京都での俗称山ツツジではない)、真弓の花、夏ミカンの蕾、松露茸。ヤマツツジと松露茸は名前が分からなくてスマホのLens機能で調べた。便利である。真弓の花をついに見ることができた。小さな緑色で、知らなければ見過ごすのも無理はない。目立たないが魅力的だ。今年は黄色いカタバミが群れをなして咲いている。タンポポに負けないくらい眩しい。例年はピンクのほうが多いのだが。ときどき違う種類の茸が生える。松露茸は丸くて大きい。

2024年4月25日木曜日

転んで怪我

 昨日美容院に行くために出かけた。雨模様ではあったが、その時は殆ど降っていなかった。通りに出る道に急な坂があり、速足でないと歩きにくい。慣れた道なので何も考えずに降りかけたとき、突然脚に力が入らなくて膝をつくように転倒した。無意識に手で身体を支えたが、ごつごつした表面で小さいが傷ができて血が出ていた。とっさに持っていたアルコールで消毒した。ちょっとした傷から悪い感染症にかかることがあるらしいので。アルコールを持ち歩いていてよかった。とりあえず帰宅して予約を取り消してもらった。傷はキズパワーを貼っておいたら痛くもなくすぐに治るだろう。膝を打ったらしく痛いが、普通に歩くことに問題はない。その昔ぎっくり腰になってから右の股関節のあたりがときどき痛かったり違和感を感じたりするので、それが原因で、坂道である角度に膝が曲がったときに力が抜けたのかもしれない。


今日は爽やかな一日だった。色とりどりのツツジが華やかだ。いつの間にか名も知らぬ草花が地面の上を飾っている。今年初めてアオスジアゲハがやってきた。ハルシオンに止まっているときにゆっくり見ることができた。なんともいえないほど美しい。熊蜂が空間を旋回していた。楓が大きくなってぎっしりと若葉をつけている。朝日に照らされている様子は異次元に誘われるような素晴らしい感覚を与えてくれる。

2024年4月18日木曜日

カラスノエンドウ・ハルシオン

 今日は曇りで風があって気温も低く、黄砂で山が白く見えて・・・でも、庭にはカラスノエンドウ、ハルシオン、タンポポ、星の瞳、カタバミ等々、無数の草花。アゲハ、モンキチョウが蜜を吸いにくるし、無数の(?)小さな虫たちが飛び交っている。生命が溢れている。

昨日から喉がチカチカして、それが気管支まで降りて行く。昨晩は妙に身体の芯がだるくて、早く寝てしまった。風邪かコロナか?と思ったが、朝にはだるさは消えていた。チカチカはまた始まったが、少し走ったら収まった。身体が温まるのがよいのだろうか。

2024年4月16日火曜日

コデマリ、ヤマブキ、八重桜

 若葉いっぱいの庭にコデマリ、ヤマブキ、深紅やピンクや白のツツジの花。隣の八重桜が満開。天気は相変わらず落ち着かない。

先週末にガスまわりの総点検。風呂場のコントローラー等が新しくなった。リビングの床暖の機能が復活。ガス漏れが検出されたということで、外のガス管の付け替えも。二日がかりの大仕事であった。業者がしてくれることなのだが、私が屋内への他人の出入りを嫌うので、パートナーが気遣いで大変だった。

2024年4月10日水曜日

虫退治の季節

 4月も天候は不安定で、ぼんやりしていたら初旬が終わってしまった。庭の木々の花々の饗宴も終わり、若葉が目立つようになり、ムカデが心配な季節になった。パートナーがムカデ避けの薬を撒いたら、ダンゴムシの死骸がいっぱい転がった。気の毒だけれど、ムカデに刺される痛さは避けたいので仕方ない。私は屋内のあちこちに樟脳を置いた。

地面は無数(?)の草花で色とりどり、晴れた日には華やかだ。近所の桜が満開。桜の種類は多いので、何桜か分からないけれど。

2024年3月30日土曜日

今日は春

 庭が急に華やかになった。かなり遅い春。雪柳は満開を過ぎつつあるが、花の白と若葉が合わさって、朝日が当たると陶器のような艶が出る。枝垂桜が一気に咲き、花桃も屋根の近くで開いている。密集したハクモクレンが眩しい。その上にひっそりと赤い椿が見える。地面では淡い紫のスミレ、スギナ、蕗の薹、などが今年も顔を見せてくれている。やはりこの季節は心が弾む。

2024年3月27日水曜日

春の一日

 今日は天候不順の中休みのような一日だった。良く晴れて空がとても青く気温が上がって、庭にいるのが快かった。ハクモクレンが一度に大量に咲いた。今年は異常なほど花の数が多い。庭がタンポポ畑になった。桃の蕾が膨らんで、二階からみると宝石を散りばめたように華やかだ。明日は雨。昨日は雨量が多く、朝方には稲妻と雷鳴。パートナーが出かける日だけ天気が良いのは「心がけが良いから」で、私が雨女なのは「日頃の行いが悪いからだ」そうだ(?!?)

2024年3月22日金曜日

枝垂桜と雪の山

 歯科の定期健診に行った。三条大橋から見える比叡山と北の山々が白かった。先日の雪が融けていないのだろう。西詰の歩道にある2本の枝垂桜が満開で、花が密集していて、魅惑的な美しさだった。木が成長して、今が盛りなのだろう。少し離れて見ると、若葉も元気が良い。

2024年3月21日木曜日

3月の雪

 昨日は風が冷たかった。地下鉄への往復だけで凍えそう。雨も降るので傘をさそうとすると、強風であおられてしまう。そして夜雪が降りだした。今朝も寒かった。雪がうっすらと積もっていた。沈丁花の白い花びらに白い雪が乗っている。融けた雫に朝日が当たって七色に煌めいていた。今はもう雪も雫も跡形もなく、うららかな空だ。

2024年3月9日土曜日

ちらほらの雪

 3月ももう初旬が終わろうとしている。3月になってから訳の分からない天気で、春の気分にはなれない。今日は気を付けないと分からないくらいの雪がちらほら。風が冷たい。空は晴れて、南の白い雲が夕日で薄いピンク色に染まっているのだが。昨日マイナンバーカードを受け取りに烏丸三条あたりに行ってきたが、やはり風が冷たかった。北改札口から出てしまって、そこからは5番出口には行けない構造になっているとは知らなかった。とりあえず近くの出口から上がった。なんとかビルの間から山が見えたので、方向を間違えずに済んだ。

雪柳の白い花が咲き始めている。沈丁花と木瓜が咲き増している。季節的には当たり前なのだが、寒そうに見える。

早春ジャガイモとブロッコリの塩炒め。新玉ねぎ。春人参。慣れた野菜の品種改良で、色々名前がついている。

2024年2月28日水曜日

冬と春の接点

 冬の楽しみ:ブリと丸大根、お揚げと丸大根、かぶら蒸し、丸大根の田楽、等々。十分楽しんだ。

春を感じさせる食べ物:蕗の薹とタラの芽の天ぷら、蕗の薹の味噌和えと醤油煮、新玉ねぎの味噌添え、等々。新玉ねぎはしばらく出るだろう。

蝋梅はようやく散って行った。紅白の梅ももう終わりに。赤い椿の花はまだ健全のよう。3月を待たずに沈丁花、ボケ。タンポポの黄色は実際に眩しい。庭の一角が急に星の瞳の畑になった。ウグイスがときどき声試しをしている。

今日は久しぶりにうららかな空で、窓際にいると暑いくらい。昨日は雪、雨、曇りという天気だった。一年振りの斜視外来のために東山と春日北通りを往復したが、冬といえどこんなに冷たいと思ったのは初めてくらい。風が強くて、帰りに雨になったので傘をさそうとしたところ、方向が悪くてすぐに傘が裏返ってしまった。地方によってはかなりの強風だったようだ。それでも歩くのは気持ちよかった。眼鏡は問題ないので、もう来なくてよろしい、ということだ。実際快適に見える。


2024年2月15日木曜日

月が寝ている

 昨日の夜西の空に沈みかけた月が寝ていた。この姿勢の月を見るのは初めてだ。月齢、時刻、周りの建物などの条件で、遭遇する機会がなかったのだろう。単なる現象に過ぎないが、神秘的な感じがして、しばらく見とれていた。

今ガタガタと揺れがきた。昨日は2階にいるときに大きくガタガタと揺れと音、物が落ちる音がしても咄嗟には動けなかった。どちらも亀岡を震源とする「いつもの」地震であるが、専門家によると大きい地震が起こり得るそうだ。災害に備えてどうしようと決めていても、いつどこで起こるか分からないので、どうしようもないことだってある。平穏な間に楽しく生きておくことが最善かな、と思う。

2024年2月11日日曜日

パートナーの病気

 引きこもりを始めて4年間、二人とも風邪もひかずに過ごせた。冬には必ず風邪をひいていた私にとっては、こんな人生もあるのかと、驚きでもあり不思議な感覚だった。ところが昨日からパートナーが体調を崩した。感染症胃腸炎というのだろう。胃腸炎の病原体は数多いそうだが、私は勝手にすべてノロウイルスと呼んでいる。10年くらい前に私が罹ったのと同じ症状だ。一日ほとんど食べずに、でも私のために今日はポトフやアップルパイを作ってくれた。

そういえば何日か前に指の激痛について書いた。友人から「その後どうなったの?」と問い合わせ。そういえばいつの間にか治って、すっかり忘れていた。指を伸ばそうとすると激痛なのだが、軽く握った形にしていれば何でもなかった。強く握っても大丈夫。最初はうっかり伸ばさないようにテーピングしていたが、用事がなければうっかり伸ばすことはないようで、何もせずにほっておいたら、治ってしまったのだ。慌てて病院に行かなくてよかった。

2024年2月9日金曜日

春の日差し

 今朝は晴れて青空で、薄赤い日差しが春を思わせた。冬でも残っている様々な緑に柔らかく当たっていた。日の出も早くなり夕方もしばらく明るい。「光の春」という言葉があって、ロシア発の表現なのだそう。「音の春」の「音」は、この辺りでは聞けそうにない。ウグイスの声をそう呼んでもよいかも。「気温の春」は彼岸頃、というのは場所にもよるだろうけど、今日は庭に出ていても気持ちよく、春の気分だ。空の青が深く、紅梅、白梅が咲いている。紅梅の花はまだ少ないが細い枝に連なっている蕾が美しい。

2024年2月6日火曜日

鰯パン粉焼き爆発

 今朝鰯(缶詰)のパン粉焼きを温めていたら爆発して、電子レンジの中が鰯だらけになった。濡らした布やレンジクリーニングシートで何度も拭いて見かけはきれいになったが、まだ匂う。少しだけだったので、今夜の分は十分残っているが、失敗の後始末の事始めとなってしまった。

それにしても、いつの間にか節分も過ぎている。今年も瞬きしているうちに過ぎてしまうのか。

2024年1月27日土曜日

烏丸三条かいわい

 昨日街中のマイナンバーカードセンターに行った。烏丸御池の東南出口から少し南にある。出て直ぐが三条通、次の六角通から数歩のところ。この辺りは今まで行ったことがあるのかないのか、分からない。馴染みのないことはたしかだ。私の知っている街中は、三条河原町あたりか、四条河原町あたりのことで、山も見えるし、川も近いし、古い家屋もある。方向が分からなくなることはないし、自然から切り離された感じもない。昨日行ったところは高いビルに囲まれて、目印を知っていなければ方向の決めようがない。以前そういう経験をしているので不安だった。すでにセンターに行ってきたパートナーが、street viewで目印になる建物が入っている部分やセンターのサイトにある写真などを印刷してくれたので、無事到着できた。この辺で毎日を過ごす人にとっては、山並みを眺めて楽しんだり鹿の訪問を喜んでいるような生活は「田舎住まい」なんだろうな、と思った。

2024年1月25日木曜日

月と雪

 一昨日の夜、丸い月が雲間で輝いており、地上では街灯に照らされて雪が静かに降っていた。

今朝は多少の積雪。満開の蝋梅の花に雪が乗っていた。

2024年1月21日日曜日

今日の層雲

 今日の山並みは、一昨日とは逆に、山腹の途中から上が濃い霧(雲?)に包まれていた。こういう現象を一般に層雲と呼ぶらしい。雲の形が山々の頂上のように見える。

2024年1月19日金曜日

雨の山並み

 昨日は終日雨だった。付近の山々は雨というより霧に包まれて、墨絵のような趣であった。東の山並みは、山腹の下のほうに濃い雲がたなびいて、高山かと錯覚しそうだった。真っ白というよりは少し茶色がかっていたのは光の加減か、大気汚染のせいか。

2024年1月17日水曜日

旧三条通

 薬がなくなったので一か月ぶりに四宮の耳鼻科に行った。鼻が原因で喉と気管支が気持ち悪い、という、病名のつかない症状である。この数日調子が良いので、同じ薬を処方してもらった。帰りは山科駅まで旧三条通を歩く。気温は低いがよく晴れて風もなく、とても気持ちよい散歩だった。華やかさは全くないが、途中に地蔵、寺、神社、なんとか親王の墓、などが一つならずある。江戸時代か、と思うような古い建物が何軒か残っている。山科三条商店会のゆるキャラ「もてなす君」が所々に吊るしてある。紫色の風船で、「京山科なす」のイメージらしい。散歩のために医院に行ったような気分だった。地下鉄山科駅の改札口の前は賑やかになっていた。

昨夜寝る寸前に突然右手に激痛が走った。手首は以前から痛くて、色々工夫をして使っていたのだが、今は親指、人差し指、中指を全く伸ばせない。テーピングをして軽く握った状態を保ってしのいでいる。ジムに通っていた頃に間違ったやり方で腕を痛めたのが大元の原因だが、今回なぜ急に激痛なのかは分からない。しばらく様子を見よう。

2024年1月10日水曜日

ブリ大根

 昨日は今冬初めてのブリ大根。ブリは刺身用のもの。冬の幸せ。

一昨日には初雪。といっても早朝に木の葉や草の上がうっすら白くなてっていただけで、まもなく溶けてしまった。昨日は初霜。雪や霜を愛でていられるのは平穏だからだ。地震の被災地で雪や雨の報道があるが、どれだけ大変だろう。

最近数回下弦の月を見た。珍しくもない現象なのだが、早起きが嫌いな私は、朝早く空を見上げることもなかったのだ。鏡のように透明で煌めいていた。左右の違いだけとはいえ、上弦の月とは全く印象が異なる。珍しさよりもちょっと不気味に感じたのはなぜなのだろう。

2024年1月6日土曜日

花の芳香

 蝋梅の小枝と水仙の一茎を切り取って家の中に飾ってくれた。それぞれ甘く上品な匂いがする。もうそんな時期?と思ったが、考えてみれば新春である。木々の枝ではたくさんの蕾が春に向けて準備している。

世界では災難が絶えないが、家の周囲は常にも増して静かである。

2024年1月4日木曜日

桜違い

 1日の地震のときにパートナーが「桜の木が揺れている」と言ったので、庭の枝垂桜の枝がゆらゆらしているのかと思ったが、「あの位置からそれは見えないよ」と言われた。確かに。揺れていたのは目の前の、直径約12センチ、高さ約25センチの桜の幹の一部分であった。以前木を切ってもらったときに記念に保存している。小さいけれどかなり重く、動かすのは大変だ。床が横揺れしていたから、床とともに動いていたのだろう。2階にいた私は偶然書棚に手が触れていたが、そういうときにはすぐに書棚から離れるべきだったのだ。地震だと認識できるのに時間がかかったので、ぼんやりと揺れている書棚を見ていた。その1-2秒が命に関わるのだろう。

2024年1月3日水曜日

穴子のお雑煮

 能登の地震は余震が延々と続き、災害の全容はまだわかっていないようだ。そして羽田空港の事故。これも災害地への物資輸送のための海上保安庁の航空機が関係している。まさにinsult to injury! 日航機の全員脱出は海外でも奇跡的、と称賛されているようだが、使命感をもって出発したであろう海上保安庁の職員たちの死は痛ましい。

それでも我が家の一日は平穏に過ぎている。今日は尾道式の穴子のお雑煮と、今年初めての蕪蒸し。

2024年1月1日月曜日

新年・初地震・お雑煮

 あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします

今朝は雲が厚く、初日の出は見れなかった。昨日は赤い丸い朝日がちょうど山・建物・木々の上に出たところを見ることができた。終り日の出とでもいうのかな???

我が家の庭には勝手に生えたものも含めて、古典的(?)な植物が多い。今の季節には南天、万両、千両、真弓などの実が彩を添えている。隅のほうでは赤い椿、白いビワの花。蝋梅の咲き初め、4輪。水仙も3-4輪。ヤツデの白い花は満開なのだが、最近はヤツデそのものを知らない人も多いだろう。早春に咲く花々の芽が沢山出ている。それにしても今頃ボケの花が3輪も。

こんなふうに穏やかに過ぎていた4時過ぎ、二階でストレッチをしながらテレビを見ていたら、緊急地震速報が。能登半島の先端が赤く塗られていたので、いつもの能登の地震(それも大変なことなのだが)、と思っていたら、次の速報には近畿も含まれている。ちょうど立ち上がって書棚に片手が触れたときに、書棚も自分も横に揺れている。起こっていることを理解するのに1-2秒かかった。私は揺れに弱い。神経が攪乱されるのか、言いようのない恐怖と気分の悪さが襲う。パートナーはどこだろう、と、階段の上まで行ったら、階段の下に立っていて、桜の木が揺れている、という。そのうちにかなり深刻な災害であることが分かってきた。「令和6年能登半島地震」と名付けられるほとのことなのだ。私の恐怖感覚はしばらく続いた。パートナーにしがみついて、ようやく収まった。

とりあえず我が家は安泰で、恒例の岐阜式お雑煮を作ってもらった。黒豆、数の子、クワイと富田林のエビ芋の焼き物、栃尾あぶらげのねぎ味噌詰め、甘酒などで新年を祝った。