2019年12月30日月曜日

年末の買い物

今日は午前中パートナーを手伝って、というより手伝いの真似事をさせてもらって、ジンジャークッキーのパテを棒で伸ばして、適当な大きさに切った。二人ともこのクッキーにすっかりはまってしまった。
その後、恒例の暮の買い物。ラクトの無印良品の食品売り場へ。大丸が撤退した後を無印が引き継いだ。大手デパートの地下と違ってこじんまりしているので、私でも買い物ができそうだ。お節の小さい折と餅のパック、年越用の蕎麦。あとは普通の(?)食品。夕食にさっそく餅をご飯代わりに。湯で温めて柔らかくして大根おろしと醤油をかける。
それにしてもこんなに暖かい年末で良いのだろうか?個人の生活にはありがたいが、各地の大きな災害と原因は同じなのだろうから、有難がってばかりはいられないだろう。
蝋梅の花がもういくつも咲いている。
今年は庭の柿がたくさん実った。長く木に置いておくと、美しい赤色になる。

2019年12月25日水曜日

ジンジャーマンクッキー

昨日はクリスマスイブということで、パートナーがジンジャークッキーを作ってくれた。ジンジャーマンやサンタやツリーの型をとって、アイシングで目鼻や飾りをつけた。添加物フリーのせいか、素朴で美味しい。
天気の良い昼間は暖房無しでも過ごせる気候。有難くはあるが、温暖化の心配は起こる。春や初夏の花が1-2輪ずつ次々咲く。水仙は冬の花ではあるけれど、今咲くのは早すぎる。空はうららかな水色で白い雲がふんわり漂っていることが多い。数日前に三条大橋の東北に太くて短い色の鮮明な虹を見た。同じころに東山を雨雲が地面から頂上まで覆って、次第に上のほうに集まっていき、上に抜けると次の雨雲が湧く、という風景も見た。

2019年12月1日日曜日

銀色の糸月とルビー色の紅葉

昨日今日は気温が下がり、外を歩くと本当に冷たかった。
その分風景は美しい。
最近は空が艶のある水色のことが多く、そこにボリュームのあるふわふわした白い雲が浮かんでいる。数日前に夕方の一瞬、空気も山もビルも真っ赤に燃えた。昨日は三条大橋から西南の暮れかけた薄水色の空に銀色の糸月がかかっていた。その後帰宅の前にふと振り返ると黄色い細い月が近くの山に突き刺さるような形で強く光っていた。
今日は夕方疏水沿いに散歩して、最後の紅葉を見に行った。夕日を受けた楓の葉がルビーのように透きとおっていた。真っ赤な葉の横にまだ黄緑色の葉をつけた枝があったりして、それも独特の美しさである。

2019年11月5日火曜日

祇園をどり

祇園会館で祇園をどりを観た。今まで都をどりと鴨川をどりを観たが、それぞれ趣向が異なって面白い。祇園をどりは日本舞踊の仕草がとくに洗練されているように思えた。日本舞踊の知識も何もないのだが。三味線も唄も馴染みがないのに、快く響く。お茶席も予約したので、ピンクのお皿をもらった。その後三条河原町まで歩いた。色々な店が新しくなっている。11月になって気温は下がったが、まだ散策を楽しめる気候だ。私にはありがたいが、植物は季節を間違えて(?)花が咲いたりしている。それでも野菊が道端に咲いている。やはり11月なのだ。

2019年10月2日水曜日

赤い稲妻

昨日は白い山の形をしたいくつかの入道雲が東山の上に出ていた。夕方から空が暗くなった。見晴らしの良い空地から東を眺めた瞬間に山の上の空のかなり広い範囲がパッと赤くなった。オレンジがかった柔らかい色であったが、琵琶湖のほうの稲妻だろう。その後しばらく少し遠い雷鳴が聞こえていた。滋賀のほうはかなりの雨量だったようだ。それにしてもあんな現象は初めて見た。

2019年9月26日木曜日

金木犀

秋は確実に進んでいる。今日はドアを開けたとたんに金木犀が匂った。白ヒガンバナはお彼岸に向けてシュートが生えて白い火花のような華麗な花を咲かせた。「江戸風情」は数えきれないほど咲いて、朝顔が秋の季語なのが分かる。玉すだれもシュウメイギクも季節に合わせて咲いている。やたらに蔓延る紫の小花のついた穂が伸びる植物がヤブランということをパートナーが発見した。中秋の名月も雲の合間から見えて、眩しいくらいだった。月の出を見ようと、2階の窓から顔を出して、森の木々の間が光、やがて大きな月が出る様子が見えたときには二人で大喜び。しかし首が痛かった。空が美しい。艶のある水色の空とひたすら白い雲。
このように秋は順調なのだが、9月になってから合歓、山吹、タンポポ、カタバミ、など春から初夏の花が咲いている。7月、8月の妙な気候に惑わされたかのようだ。高温・少雨のせいか、沈丁花とボケが1本ずつ枯れた。
今年はトカゲをよく庭で見る。青光して美しい。
恒例のカナダ産マツタケを数回、すき焼きやホイル蒸などで。秋の贅沢を味わった。

2019年8月31日土曜日

合歓の花とクロアゲハ

半月ほどの猛暑の後に気温が下がり、空はうららかな薄水色。白い雲が丸いビルのように立ち上がったりする。5月、6月の花である山吹や合歓の花が咲いている。もちろん夏の花である百日紅やムクゲも咲いている。そして秋の訪れを告げる紫つゆ草も近所の崖に。数日前にクロアゲハが合歓の木で長いこと蜜を収穫していた。今までどこでどうして生きていたのだろう。のどかな空を背景に合歓の淡いピンク、そこで羽を震わせているアゲハ。しばらく二人で見とれていた。
ベーコンの作り方は私が書いたのとは違うのだと言われた。どうも。

2019年8月25日日曜日

自家製ベーコンとソーセージ

最近何度かパートナーがベーコンを作ってくれた。豚肉を茹でて塩漬けにした後に燻製用のキットで燻製にする。良い匂いだ。無添加なので安心でもあり、味が良い。市販のものはどうしてもなじめない味がする。昨日はソーセージに初挑戦して奮闘。これも自家製用のキットがある。自家製のベーコンとソーセージで、昨夜はビーンズとキャベツ入りの煮込みを作ってくれた。料理名はないそうだ。以前五条の店で無添加ベーコン・ソーセージを買ってきてこの料理を作ってくれたときにとても美味しかったが、そこまで行くついではあまりないので、ついに自家製となった。ベーコン・エッグもおいしい。今までベーコンはホテルのモーニングで食べるくらいで、とくにおいしいとも思わなかったが、本来の味は良いものだ。肉の新鮮さが大事だそうだ。

2019年8月17日土曜日

とりあえず夏

7月が寒かったので、どうなるかと思ったが、とりあえず8月は十分暑く、ほっとした。なんていうと、「危険な暑さ」で地球環境の悪化が心配されているときに不謹慎だ、といわれそうだが、短い夏を楽しむ自由くらいは欲しい。それでも立秋もすぎ、お盆もすぎ、ツクツクボウシが、そして夜は秋の虫がなき、遅い夏に咲く赤マンマが咲いている。何年か前に植えたケープタウンブルーが、落ちた種から勝手に生えて小さいながら青い花を咲かせている。根本から切った百日紅の切り株のまわりから若い枝が伸びて、今年は花も咲いている。植物の知恵と生命力にはいつも感心し、尊敬している。庭にはカヤツリグサも出ている。近所の空地には猫じゃらしも。台風の後の夜にはまん丸い月が輝いていた。最近空の青さと雲の白さが美しい。中国の大気がきれいになったのだろうか。そういえばあまりの暑さゆえだったのか、今夏はムカデも蚊も少なかった。涼しくなったときが危ないかも。トカゲの数が多い。蛇もいた。この庭にはどれだけの草花や動物がいるのだろう。

2019年8月3日土曜日

横山華山

昨日は文化博物館に横山華山の展示会を見に行った。私は美術の鑑賞眼は全然無いが、祇園祭礼図巻は素晴らしかった。鉾や山だけでなく人間も衣装も細かいことまで丁寧に描かれ、それが全然煩わしくない。一人一人の表情や動作が生き生きしている。皆が楽しんでいる様子が個人からも全体からも伝わってくる。見ているだけでも元気が出てくる。絵もすごいが、当時の祭りの参加者の熱意もすごかったのだろう。

2019年8月1日木曜日

そして8月

3月末に原稿の締め切り、4月に応用哲学会での発表。そこで一息、と思ったら、突然重症の副鼻腔炎を発症。鼻の形(内部のこと。見かけではない)が悪いので(たぶん母親からの遺伝)何度も発症してきたが、抗生物質で1週間で治っていた。しかし今回は大体良くなったところで再発、を繰り返して3か月あまり。身体は元気なので他人からみると大したことなさそうでも、絶えず鼻が出て、それが気管支に降りて痰が出る、という状態では生きた心地がしない。ときには眠る暇がない。外出はできない。医者は、まだ慢性化したわけではない、というのだが。そんなわけでこの3か月季節がどう過ぎたのかあまり印象にない。それでも南座公演の都をどりを見に行き、東京に講演に行ったりした。祇園祭は御旅所で八坂神社のちまきを買ったくらい。寒い7月も最後には突然暑くなって、鼻の具合もだいぶ良くなって、セミも啼きはじめ、「江戸風情」という白地に紫の筋の入った朝顔が毎日咲いている。8月は暑さも鼻も順調であることを願っている。

2019年4月22日月曜日

いつの間にか新緑

2月は気温があまり低くなく、3月は「春は名のみの」で、いつも風が強いので気温よりも寒く感じられた。4月も風は強い。そして最近は黄砂で空気がいつも白っぽい。窓をあけるのがためらわれるし、外出のときはマスクをしないと息をするのもためらいそうだ。黄砂だけでなく、そこに付着する汚染物質が怖い。
春の花々は、多少例年とは遅早はあっても元気に咲いた。一時は、少し離れて見ると、赤、白、濃いピンク、薄いピンク、紫、が一度に見えて、華麗な春の祭典だった。今は山吹の黄色が鮮やかだ。地面には次々野草の花々が長いこと咲いている。咲き始めの遅かったタンポポも勢いが良い。そして気がついたら庭も山も森も新緑だ。
論文の締め切りや発表などで忙しかったが、ちょっと一息ついている。一度菊水に行き、疎水沿いに花見に行った以外はいつの間にか日が経っていった。パートナーの料理は冬の素材から春の素材になって、昨日は柿の葉、三つ葉(これらは庭の産物)、こごみ、の天ぷら。筍の若竹煮、筍ご飯、等々。私の大好きな鰯が最近は京都でも新鮮で安く手に入るようになった。バター焼きや梅煮など色々工夫してくれる。

2019年3月3日日曜日

知恩院の空師さんたち

昨日の知恩院詣で(?)で、もう一つ経験をした。空師さんたちが巨大な木を裁断したらしいものを背負って階段を下りてくる。それを置くとまた登ってゆく。いくら裁断してもあの大きさの重さは半端ではない。昨年の台風で倒れた山の中の巨木なのだろう。普通の山道ならば転がすとか滑らすとかできるのだろうが、お寺の石段を傷つけるわけにはいかない。登っては担いで下りる。気が遠くなるような作業だ。折れた巨木はあちこちにまだまだたくさんあるはず。あの台風がただ事でなかったことを改めて思った。私も去年の地震と台風の経験から、スマホと予備のバッテリーの充電を心がけているし、ラジオの予備のバッテリーの充電も忘れない。寝るときにハンドバッグくらいは身近においている。

いつの間にかひな祭り

2月はなんとなく過ぎてしまった。いつの間にか3月。今日はひな祭り。玄関やリビングに雛飾り。
昨日は天気が良く暖かく、沈丁花が開き始めた。ハコベと星の瞳も咲いた。紅白の梅は満開。間違って(?)一輪咲いていたボケはたくさんのつぼみをつけている。雪柳の葉が目立つようになった。近所にはタンポポが。水仙はもう長く咲いている。蝋梅は12月から2か月ほど咲いていて、その間にようやく古い葉が散った。花ももう無い。
久しぶりに散歩に出かけた。知恩院の改修が終わったようだ、というので、人混みを覚悟で行ったところ、御影堂の中が改修中で見れないせいなのか、ほとんど人がいなくて、ゆっくり散策を楽しめた。駐車場に何十台(?)も観光バスが止まっていたが、そのお客さんたちはどこへ行ったのだろう。パートナーの推測は、丸山公園から祇園に行くのだろう、ということだ。祇園が観光客であふれ、マナーも悪い人がいて、大変だそうだ。知恩院の阿弥陀堂で結婚式があり、まさに花嫁・花婿が長い廊下をお坊さんに先導されて歩いてくるところだった。お堂の障子が開いたとき、金色の阿弥陀像が見えた。その後神宮道を仁王門通りまで歩いたが、店がすっかり変わっていた。それから疏水沿いの竹中精麦所跡に行ってみた。ときどき歩いたのに、新聞に載るまで気づかなかった。少し戻って、わらび餅と抹茶をいただいて、最後は島田食品で野菜とりんごを買った。島田さんは元気そうだが、いつから店の再建にかかるのだろう。晴れた土曜日の午後というのに、どこも人影が少なかった。気持ちよく散歩できてよかったが、大勢の観光客はどこに行っていたのだろう。
ひな祭りイヴ(?)ということで、パートナーがラクトまで買い物に行って、蛤のお吸い物や畑菜の辛し和えなどを作ってくれた。各種のお寿司やぬたなどが色どりを添える。お雛様とは関係ないが、湯豆腐も。最近二人とも湯豆腐にはまっている。出汁に良質の昆布を使うからおいしいのだ、と言っているが、各種豆腐もやはり京都のはおいしい。

2019年1月22日火曜日

スーパー十六夜の月

今夜の月はスーパー十六夜、と聞いて外に出てみた。雲がなく、空気が澄んでいて、真珠色の月が輝いていた。下のほうがほんの少し欠けているようで、満月とは違う趣がある。
先日庭の蕗の薹をパートナーが天ぷらにしてくれた。薄い衣から薄緑色が透けて見えて美しい。塩を振って食すると淡い苦味が爽やかだ。氷見の寒ブリ、ではないが、鰤大根も二回目。大根の味がなんともいえずおいしい。去年も今年も氷見の寒ブリはものすごく希少になっているそうだ。鰤が南下しないのだそう。海洋の異変なのだろうか。

2019年1月14日月曜日

床暖房ダウン

一昨日の夕方、床が妙に冷たい、と感じたら、床暖房が働いていなかった。パートナーが色々点検してみたが、回復はできなかった。風呂場の暖房や乾燥も働かない。給湯器関係の故障らしい。大阪ガスの夜間部署に連絡したが、需要が多くて明け方4時ころになるということだった。結局昨日の昼間に見てもらえることに。部品の交換が必要なので、見積を作ってもらうことになった。しかし修復はいつになるか分からない。幸い昨日今日は天気が良くて気温も高めなので助かった。エアコン、ガスヒーター、電気ヒーター、電気毛布、を組み合わせてしのいでいる。窓を二重にしておいたせいか、保温が良く効いている。
蝋梅は気温の変化にめげずに満開で長持ちしている。本来は葉が先に落ちていたはずなのに、今頃ようやく枯れ葉が落ちている。水仙も咲いた。

2019年1月9日水曜日

冬らしい

毎日午前中は日が出て少し暖かいかな、と思っていると暗い雲が出て寒くなる。北から流れてくるらしい雪らしいものがちらほら降ったりする。京都の冬らしい天気だ。
2日は尾道式お雑煮。尾道からの穴子のおかげ。
今年も私の年賀状は暑中見舞いに化ける予定。

2019年1月1日火曜日

元日の散歩

毎年恒例の岐阜式変形お雑煮をパートナーが心を込めて作ってくれた。新年用に高級牛肉、ほうれん草、イノシシ人参、柚子。出汁がおいしい。私が昆布が好きだからと、これも高級昆布と尾道穴子の昆布巻きを昨日から作ってくれた。贅沢な昆布巻きだ。薄味で柔らかい。たまに買う昆布巻きは甘辛さが濃くて、薄味の好きな私にはちょっとつらい。数の子も塩数の子の塩出しをして味つけをしてくれた。その他のお節は一昨日に買ってある。甘酒で乾杯!
天気が良く穏やかな日和だったので、散歩に出かけることに。次第に曇って寒くはなったが、蹴上から南禅寺を抜けて哲学の道を銀閣寺道まで。パートナーが研究の一環として疏水の様子を撮影したい、というので、蹴上で下に降りて奔流の横の狭い通路を歩いたり、東山高校の横のかなり高いところから降りてくる水路が疏水の一部であることを知ったり、ただ歩くだけでない楽しみがあった。最近建てられたという西田幾多郎の歌の碑も見た。途中Philosophy Cafeという、フランス人経営の喫茶店で一休みした。コーヒーは紙コップに、水はプラスチックのコップに、と簡素であるが、ケーキはおいしかった。今日は開いてなかったが、喫茶と軽食の店がつらなっている。どこも人にぶつかるような混雑は全くなかった。歩いているのはフランス人の家族連れが多いようだった。(理解は全くできないが、どうもフランス語らしい。)
東山三条の古川町では、島田さんが屋台で数種類の果物を売っている。お正月でも「他に行くところもないし」と笑っていた。火事以来私は初めて会った。パートナーは通りがかる度に何か買ってくる。先日はStubenという葡萄を買ってきた。昔からあったらしいが、知らなかった。現代風に改良されていないから、種があるし、皮は固いが、なんともいえずおいしい。皮の色は濃紫で艶があって美しい。食べにくいせいか「あまり売れない」というが、葡萄が特別好きでもない私でも、これは見つけたら買いたいものだ。

良い新年のスタートであった。