2019年1月1日火曜日

元日の散歩

毎年恒例の岐阜式変形お雑煮をパートナーが心を込めて作ってくれた。新年用に高級牛肉、ほうれん草、イノシシ人参、柚子。出汁がおいしい。私が昆布が好きだからと、これも高級昆布と尾道穴子の昆布巻きを昨日から作ってくれた。贅沢な昆布巻きだ。薄味で柔らかい。たまに買う昆布巻きは甘辛さが濃くて、薄味の好きな私にはちょっとつらい。数の子も塩数の子の塩出しをして味つけをしてくれた。その他のお節は一昨日に買ってある。甘酒で乾杯!
天気が良く穏やかな日和だったので、散歩に出かけることに。次第に曇って寒くはなったが、蹴上から南禅寺を抜けて哲学の道を銀閣寺道まで。パートナーが研究の一環として疏水の様子を撮影したい、というので、蹴上で下に降りて奔流の横の狭い通路を歩いたり、東山高校の横のかなり高いところから降りてくる水路が疏水の一部であることを知ったり、ただ歩くだけでない楽しみがあった。最近建てられたという西田幾多郎の歌の碑も見た。途中Philosophy Cafeという、フランス人経営の喫茶店で一休みした。コーヒーは紙コップに、水はプラスチックのコップに、と簡素であるが、ケーキはおいしかった。今日は開いてなかったが、喫茶と軽食の店がつらなっている。どこも人にぶつかるような混雑は全くなかった。歩いているのはフランス人の家族連れが多いようだった。(理解は全くできないが、どうもフランス語らしい。)
東山三条の古川町では、島田さんが屋台で数種類の果物を売っている。お正月でも「他に行くところもないし」と笑っていた。火事以来私は初めて会った。パートナーは通りがかる度に何か買ってくる。先日はStubenという葡萄を買ってきた。昔からあったらしいが、知らなかった。現代風に改良されていないから、種があるし、皮は固いが、なんともいえずおいしい。皮の色は濃紫で艶があって美しい。食べにくいせいか「あまり売れない」というが、葡萄が特別好きでもない私でも、これは見つけたら買いたいものだ。

良い新年のスタートであった。

1 件のコメント:

shayashi さんのコメント...

楽しかったね!