2020年12月18日金曜日

雪と地震

 急に気温が下がった。昨日の朝には雪がうっすら積もっていた。豪雪地帯からみればこんなの積もったとも言えないのかもしれないが。雪景色がきれい、などとのんきなことを言ったら叱られそうだが、やはり美しく、とりあえず写真をとった。

昨日の未明、ぐっすり眠っていてわけの分からない夢を見ていたときに、突然凄い衝撃と音で、「わー!」と声を上げて目が覚めた。一瞬のことで、その後揺れることもなく、何事もなかったように静かだったが、念のためにラジオをつけてみたら、しばらくして「京都府南部で地震」、この辺りは震度1ということだが、とてもそんなものではなかった。以前直下型の地震のときにこんな感じだった。実際震源地が近かったらしい。

そして夜は三日月が静かな空にかかっていた。

2020年12月2日水曜日

十六夜の月

 満月は雲の合間に見えた。雲の動きが速いので、月が滑って行くような感覚になる。

翌日は晴れた東の空に十六夜の月。少し南側に飛行機雲が東西に延びていた。風が強いのか、北の方向に横滑りに動いて、月の真下を通り、北側に移った。別に不思議はないけれど、こういう光景は初めて見た。

今日は三条河原町まで歯医者に行った。晴れた気持ちの良い日で、三条大橋から北山や比叡山を眺めたり、家の近くで何とも言えない美しい水色の空に白い雲の塊がふわっと浮いている様子が見えたり、清々しい気持ちだった。

2020年11月26日木曜日

庭の植物

 万両の赤い実、真弓の薄いピンクの実、ヌバタマの黒紫の実、ヤツデの白い花。枇杷の花が少し咲いたようだ。初めて見る小さな白い花。野生の草花かと思ったが、ブライダル・ベールという、もとは栽培種らしい。丸い白い花弁が3個。白い軸の先に黄色い花粉。どこか近くで植えているのだろうか。

今年は柿がかなり実った。山椒の小さな木がいつの間にか生えていた。

空が毎日美しい。夜遅くには少しずつ成長していく月が真珠色に懸かっている。

2020年11月17日火曜日

UFO??とZoom会議

 夜空に5個ほど円盤状の白い雲のようなものがあった。東西に並んでいる。UFO??とワクワクしたが(??)、パートナーが青蓮院のライトアップではないか、と言い、実際ライトアップしていたらしい。何年か前に春か秋か忘れたが、実際に青蓮院の地面から明りが空に向かって伸びていた。ちょうど紅葉の季節のライトアップなのだろう。空にふわっと白い円盤、というのは近くで見るのとはまた趣のちがう面白さがある。今年は紅葉が順調なのではないか。この近所でも桜、柿、楓などが紅葉し、散ったりしている。

最近講演会と学会にZoom出席した。楽しいものであった。旅行しなくて良いし、家で自分の都合に合わせてリラックスして聴けるのがありがたい。目の悪い私は会場のスクリーンの文字を読むのは苦労するが、Zoom会議ではコンピュータの画面に大きな文字が映し出されるので、とても楽で、理解も進む。発表者や質問者の表情も良く見える。ちょっとショーでも見ているような楽しさもある。多忙な人、体調の悪い人、旅費が足りない人、など、リアル会議出席をためらっていたような人も、これならば参加できる。新型コロナが収束しても、続けて欲しいものである。


2020年10月19日月曜日

銀木犀とタコ飯

 金木犀は毎年満開になるが、銀木星は咲いたことがない。土地が合わないのだろうか、とあきらめていたら、突然満開になった。真っ白い小さな花だが、金木犀よりは大きく、しっかりとした肉厚の4弁花だ。金木犀の甘酸っぱい匂いとは異なり、香水のような、パートナーによればバニラの匂いた。葉はギザギザしている。単に「木犀」と言ったら銀木犀のことだそうだ。

今頃初夏の花のクチナシが咲いたりしている。もちろん季節の花や草もにぎやかである。シュウメイギクは花盛り。紫つゆ草(青いのになぜ紫?)、ヌバタマの白い花。水引草。庭は赤マンマとカヤツリグサとヨモギの畑になっている。去年の種が運ばれた先で地面から直接江戸風情が一輪、二輪と時々咲いた。柿は今年は小さいながら沢山実をつけている。パートナーが鳥よけの装置をつけてくれたが、今朝見たら一番よさそうなのが1個無くなっていたそうだ。

買い物はすべてオンラインで、宅配・非接触にしている。買い物に行っていたころには気がつかなかった色々な品があることに気づいた。竹原市郊外の街おこしで、とれたての魚を特殊な技術で冷凍し宅配するところがある。鯛がこんなに美味しいものとは、初めて知った。東京では鰯、秋刀魚が新鮮だったこともあり、私の好物であったが、鯛には興味なかった。(あっても高いのであまり縁がなかったこともあるが)今日はその一つのタコを使ってタコ飯を作ってくれた。味付けが良いこともあり、おいしかった。

2020年10月4日日曜日

金木犀

 ようやく金木犀の花の香が漂い始めた。赤ヒガンバナの開花が遅い、という話を聞いたが、今秋はいろいろと時期がずれているのかもしれない。

先日満月の出を見ようと外へ出たら、岡の上に巨大な明るい弧が見えた。眩しいくらいに光っていたが、木々の後ろにあるので、少し不気味で真ん丸な真珠色の月が中空にかかっていた。月が伸縮するわけではないに決まっているが、目には大きかったり小さかったりするものだ。

茗荷の白い花が草むらに咲いていた。種から自然に生えた夏みかんの小さな木の葉にアゲハの幼虫が沢山ついていた。真っ黒で、知識がなければ何か分からない。パートナーが調べて、たぶんキアゲハの幼虫だろうという。柑橘系の葉を食べるのだそうだ。

2020年10月1日木曜日

中秋の名月

 今日が中秋の名月で、明日が満月だそうだ。上りかけのときは赤みがかった柔らかな月であった。それより西側に木星と土星が見えた。遅くになって中空にかかった月は眩しいくらいに明るい。手の影が壁に写る。二階からでも庭の様子が良く見える。近くには火星が。

それにしても未だ金木犀が咲かない。京都は金木犀が多いから、例年9月終わりころから外に出ればあの良い匂いがする。もしかしたら今年は咲かないのだろうか。京都に住んでからこんなことは初めてだ。

2020年9月21日月曜日

巨大なクロアゲハ

 白ヒガンバナは伸びて輝くようになった。昨日巨大なクロアゲハが蜜を吸っていた。ゆっくり滞在していた。白ヒガンバナに蝶が止まるのは初めて見た。合歓の花が一輪咲いている。

この夏は庭の草の丈が伸びなかったので、庭中が緑の絨毯で覆われて、それが見た目も涼しいし、実際に暑気を和らげていただろう。深い緑が美しい。どれだけの種類の草があるのだろう。人は雑草というけれど、名前を知らないのは申し訳ないと思う。

この数日、日差しが秋らしくなった。私にとってはもう寒い季節である。季節の変わり目に体調を崩すことが多いので心配だ。

2020年9月19日土曜日

赤トンボ

 赤トンボ、赤マンマ。モンキチョウ、シジミ、大きなキアゲハ。

ケープタウンブルーは、パートナーが立てた支柱、フェンス、ボケの木、地面から自立、など毎朝一杯咲いている。その青さは、澄んだ青さ、とでも言えるだろうか。ボケはブルーで満開だ。白い玉すだれが数本、その仲間に入りたそうにケープタウンブルーが一輪、寄せ植えのように咲いていた。花の白さは、クチナシなどもそうだが、とにかく白い。

白ヒガンバナが咲き始めた。例年に比べて勢いが無いように見える。気候のせいだろうか。シュウメイギクが咲き始めた。蕾が沢山あるから、これからが楽しみだ。


2020年9月7日月曜日

夏が終わる?

 水曜日からしばらく雨らしい。気温は30度を下回るようだ。7月は梅雨だったから、今年の夏は短かった。それでも毎日空の美しさを満喫した。空の深い青や水色がなんともいえず美しい。ラジオで誰かが「人の活動が少なくなったせいか空が澄んでいる」というような発言をしたいた。そのために倒産する人もあって、喜んでばかりはいられないのだが。

ツクツクボウシに加えてときどきミンミンゼミが聞こえる。夜は秋の虫の声。先日は庭に鹿が出たらしい。パートナーが庭の面倒を見に出たとき見慣れない動物の糞があったので、検索してみたら、間違いなく鹿だ、という。姿を見れなくて残念。今までに庭に入ってきた野生の動物は、イノシシ、狸、キツネ、猿、アライグマ、イタチ、鹿。やはり草深い田舎だ。それにしても最近は野良猫を見なくなった。

2020年8月24日月曜日

江戸風情

 今朝ゴミの袋を出しに出たら、門内のコンクリの先に小さな江戸風情が一輪咲いていた。去年庭に植えたときの種が行き着いて、土の中で待機していたのだろう。本来の大きさに比べるとずいぶん小さいが、白地に薄紫の品の良い姿は変わっていない。

裏表に置いてあるプラスチックの容器の上(底)にはコオロギが座っていた。

2020年8月23日日曜日

秋の空

 一昨日が高温のピークと言われたが、その後もとくに低温になるわけではなさそうだ。この辺りは報道される気温よりは数度低い。とはいっても涼しいわけではない。それでも昼間は冷房は入れない。いくら暑くても外とつながっていたい。草木に囲まれているから、そういう気になるのだろう。幸せなことである。

高温でも自然は変わる。ツクツクボウシが関西ゼミ(?ジ、ジ、と啼く)を圧倒し始めた。本当は「オーシーツクツク」を繰り返し、段々速くなっていく。最後に「オシオース」を3回繰り返して終わる。リズムと抑揚がある。ジ、ジではそれがない。関東のミンミンゼミもリズムと抑揚がある。前の道路でトンボを見た。朝日を受けて、黄金色に光っていた。庭ではキリギリスが小さい桃の実を食べており、バッタが草むらを飛んだ。何年も前に植えた朝顔が勝手にツルを伸ばしたので、パートナーが支柱を立ててやったらどんどん伸び、ときどき小さいながら青い花をつける。今日の空は最初入道雲が山の後ろからもくもくと立ち上がっていたが、夕方になったら刷毛ではいたような柔らかい雲や鰯雲が出て、秋の空の様相になった。白い雲の横に白い糸月があった。暑さ好きの私としては猛暑が名残惜しい。

2020年8月5日水曜日

ISSきぼう見た!

国際宇宙ステーションが見れる、というので、時間を見計らって待っていた。どのくらいの明るさか分からないので、ちゃんと捉えられるか心配だったが、屋根を越したところから明るくはっきりと、私の悪い目でも問題なく見えた。オレンジ色で、同じような色の惑星に近づくので動きが良く分かった。やがて東南の方向に消えて行った。数分のことであり、それを見たからどう、ということもないのに、なんだかわくわくして、後まで楽しかった。
一昨日は上りかけの満月を見た。イギリスではこの時期の満月をsturgeon(チョウザメ)moonというそうだ。チョウザメの産卵期と重なるからだそうだ。キャビアを食べたいからなのか。日本人には風情の無い名称に思える。

2020年7月30日木曜日

何とも言えない天候

昨夜半月と星が見えて、二人で大はしゃぎ。空には月や星があったのだ!と思うほどに雨が長かった。明け方には豪雨だったそうだ。私は知らずに眠っていたが。今日は、白い優し気な雲が青空に浮かび、太陽が庭の緑を照らした時間があった。これも二人で珍しいものを見るようにはしゃいだ。その後は短時間の驟雨や雷や、目まぐるしい。いくつかの植木の葉が赤や黄色になり、根腐れかもしれない、という。梅雨が終わったら元気になると良いが。クチナシの花がまだ咲いていたり、玉すだれがもう咲いたり、植物たちも混乱しているのだろう。日照不足のせいか、庭の草が高くならないので、一面緑に覆われてきれいである。カヤツリグサと猫じゃらしがたくさん生えているのは嬉しい。水害も土砂崩れもないのはありがたいことである。

2020年7月26日日曜日

梅雨の晴れ間?

7月はほとんど雨で、気温も低かった。いつもの7月、夏だ!とはならない。祭りもひそかに神事が行われるだけだし、いつの間にか7月も終わりになってきた。それでもたまに梅雨の晴れ間みたいな瞬間がある。夕日に染まった濃いピンクの雲が空一面に広がったことが二回あった。それまで見たことのない美しい色合いだった。最近は雨が上がるとセミが鳴く。ヒグラシも少し遠くで聞こえた。今ごろ梅雨の晴れ間なんて、季節はずれなのだが。

2020年7月11日土曜日

引きこもり継続

6月はいつの間にか去っていた。ストローベリー・ムーンを見た後に合歓、クチナシ、紫陽花、ヒメヒオーギ、泰山木が咲いた。合歓は今までに見たことのないほどぎっしりと花がつき、今でもまだ咲いている。紫陽花は深い青。クロアゲハはときどき来る。昨日は合歓の花にクロアゲハが長時間滞在して、忙しく蜜を吸っていた。最後に疲れ休みのためか、葉の大きな木にしばらく止まっていた。カタツムリも見た。いつものギュリクマイマイではないが。生活は毎日変わらない。10日前に歯医者に行った以外は門外不出である。7月になってから梅雨前線が滞って、雨量が多い。この辺りは無事であるが、九州、ことに熊本は災害続きで、本当にお気の毒だ。水害の後片付けをしている間に次の大雨がやってくるし、新型コロナの感染問題で、ボランティアも制限される。せめて自分たちは感染しないように気をつけて医療現場に負担をかけないようにしたい。(もちろん苦しいのはかなわない、というのがあるが。)
祇園祭りは公開行事はないが、神事は行っているそうだ。神頼みではないが、本来の厄除けの意義を考えれば、静かに神事が行われるのは良いことかもしれない。

2020年5月29日金曜日

それでも緑の庭

フィトネスクラブは退会することになった。色々器具を買い、最後にルームランナーを買って、家で大体トレーニングできる体制になった。走るというほどのスピードではないが、ともかくマイペースで歩けるのは実に気持ち良い。買い物はすべてネット注文で非接触配達にしてもらっている。買い物に行く時間が省ける、とはいっても着いた後の消毒などは時間をとられる。パートナーは毎日殆どの時間を消毒に費やしている。申し訳ないが、私が手をだすとろくなことにならないから、お任せである。今まで知らなかった調理済みの魚の現地直送など、色々あることが分かったし、ともかく何でもネット販売しているのだ。在宅勤務やオンライン授業や、今までもっと発展させておけばよかったことも非常時のおかげ(?)で進みそうだ。早く元の生活をしたい、という人もいるが、新しい様式で快適に過ごす工夫も進むと思う。物事の価値観も変わるだろうし、変わるべきだと思う。
今まで買うのが当たり前だと思っていた食品のいくつかが手作りになった。納豆、甘酒、パン。ヨーグルトは東日本大震災のときからである。どれもそれ用の器具や種菌が売られている。説明書どおりにすればできる(はず)のである。こういうものが一般化しているということは前からこれらを手作りする人が大勢いたということなのだ。
そんな状況のなかでも季節は進み、今は庭も周りも緑で一杯だ。天気が良ければ輝いている。庭には毎日蝶がくる。モンシロチョウ、モンキチョウ、キアゲハ、クロアゲハ。植えたまま忘れていたツツジ(サツキ?)に桔梗型の大きな白い、花弁の中央に薄いピンクのある花が咲いた。源平咲というのか、濃いピンクの花や、1個が白とピンクの半々のもある。枇杷に少し実がついている。植物たちは元気である。

2020年5月9日土曜日

クロアゲハの運命

美しい季節だ。庭にはモンシロチョウ、モンキチョウ、小さいキアゲハ、クロアゲハ、などが飛んでいる。出窓のガラスにヤモリが這っていた。3日前、納屋に使っている裏のボイラーに大きなクロアゲハが止まっていた。パートナーが近寄って見ると、羽化したばかりらしい、という。草一本生えていないし、コンクリの上にはムカデ除けの薬が撒いてある。なぜ芋虫がこんなところに来たのか、薬で死ななかったのか、不思議である。まだ飛べないようだから、そっとしておいて明日様子を見よう、ということになった。翌日蝶はコンクリの上に落ちてもがいている、という。可哀そうなのでせめても、と、パートナーが草の上に移したところ、少し飛んでまた草に止まった。しばらく後に行ってみたが、姿がない。草むらを探しても見当たらないという。まだ飛ぶ力があったのだろうか。蜜を吸う機会があっただろうか。今日パートナーが裏で大きなクロアゲハが飛んでいた、という。この間のだったらいいね、と二人で願った。

2020年5月4日月曜日

五月

新型コロナウィールスの感染は波はあっても収まっていきそうにない。動物としての人間については人口の7割(?)が感染すれば収まる、というが、社会的動物となり、権利や義務や欲望と相談しつつの対策なのだから、難しい。それでも大都市の繁華街で普段よりも8割人出が少ない場所もあるのだから、多くの人が非常事態宣言に協力しているのだ。他方で人出が少ないから来てよかった、みたいなことを言う人たちがいる。テレビで写していたが、駐車場の閉鎖で細い田舎道に車がずらりと駐車していたり、登山禁止のチェーンを越えて山道に入る人もいる。外出自粛は「お願い」するしかないので、こうなる。罰則のない非常事態宣言なんて、日本くらいではないか。いざというときには個人の権利が制限されても命を守るためには仕方ないことだってある。いざ、ではないときにはしっかり個人の権利を守る。そういうめりはりが効かないのだ。
というわけで、私たちはひたすら引きこもっている。歯医者だけは仕方ない。放置しておくと、それこそ緊急事態になってコロナ対策をするゆとりもなく駆け込むことになるからだ。買い物はほとんどすべてwebで宅配を頼む。新鮮な魚は無理であるが、この際安全第一である。私のリクエストで川政から取り寄せた新鮮な筍の料理をパートナーが数種類作ってくれた。庭の小さな山椒の木の葉を添えた。
私は引きこもり大好きなので、庭や空の季節の移ろいを楽しんでいる。五月になったらさすがに気温も上がって、数種類の色のツツジが咲き誇り、コデマリが大きくなり、雑草と呼ばれる色とりどりの花も華やかだ。ハルシオンの群生も庭を明るくする。今年初めてみる、葉や茎はアメリカオニアザミに似て、花はタンポポに似ている植物が、あっという間に私の背丈を越えるほどに伸びた。ヨモギ、三つ葉、蕗などの草も元気で、楓をはじめ若葉が庭のまわりを囲んでいる。昼間は輝かしく、夕日に映える。ガラス戸を開けると花の甘い匂いや青臭い匂いがする。とりあえず我が家は平和である。

2020年4月12日日曜日

新型コロナ対策

ジムも美容院も耳鼻科も自粛して家にこもっていたが、ジムは10日から休業と案内が出ていた。美容院は7日付けであらゆる対策をしているようだが、不要不急の用事とも言えないし、とにかく人との接触を避けたいので、自粛である。歯医者だけはきちんとしておかないと、突然痛くなったりするから、予約通りに行く。買い物はパートナーがいくつかの用事を合わせて、街中は避けて出かけてくれる。しかしラクトの無印良品はかなり人出があるとか。買ったもの、宅配、など外から来るものはすべて玄関で消毒してくれる。パートナーは何か災害があると、それについて徹底的に調べて対策をとる。今までは地震も台風も多少の影響はあっても、大災害にはならなかった。今回は事情が違う。災害が今身に迫っているのかどうか、分からない。全く感知できない相手なのである。非常事態宣言などで困る人も多いのは分かるが、社会の崩壊が起こっては苦情を言う暇もなくなる。自分たちで守るしかないのである。
それでも植物は何事もないように(実際彼らにとっては何事でもない)新しい葉が出たり、花を咲かせたり、静かに季節の移ろいに応じている。今年は野生のスミレが濃い紫と薄い紫と2種類生えた。山つつじは終わり、桃も終わりかけている。ツツジや山吹が咲き始めた。ハルシオンが急に伸びた。山椒の葉がたくさん出ている。空には薄水色に厚手の白い雲がふわりと浮かんでいる。出かける時間をとられない分、ゆっくりと数学の勉強ができるのは良いことだ。テレビはミステリーと決まった時代劇くらいを気楽に楽しんでいる。

2020年3月25日水曜日

街中

昨日は久しぶりに街中に行った。厳重なマスクをつけ、アルコールを持って出た。地下鉄は行きも帰りも空いていて、観光客らしい姿は見えなかったが、四条通と河原町通りは案外混んでいた。若い日本人観光客がほとんどのようだ。京都では今「’すいてます’キャンペーン」をしているのだそうだ。本当は「すいています」くらいでちょうど良いのだ。
今日は庭に野草のすみれが2輪。雪柳が甘い匂いを発散している。
パートナーがまたクッキーを焼いてくれた。香も味も独特の魅力があって、つい手がのびてしまう。タイ焼きも自家製になった。昔はスーパーの店先で焼いているときに一回分買うくらいだったし、中身はあづき餡と決まっていて、素朴なおやつ、という感じだった。そしていつの間にかたい焼き中毒(?)になった。最近は色々なサプリの入ったクロワッサンたい焼き(クロダイ)だったり、中身も特産の豆や芋、クリームやチョコレート、など、凝っていて、ちょっと違和感がないではない。しかし家庭用たい焼き器があることが分かって、パートナーが家で焼いてくれるようになった。あづき餡と胡麻ペースト餡で、皮に余計なものが入っていない、本来の(?)たい焼きが食べられるようになった。

2020年3月22日日曜日

長い引きこもり

紅梅・白梅はすっかり散り、沈丁花も色あせてきた。今庭では、地面がタンポポと星の瞳の畑になっている。日に当たるとタンポポは眩しいほどだ。スターフラワーも咲き始めた。水仙も。その他に野草の小さな小さな白い花やうす水色の花(キュウリグサだろう)も。ヨモギと苔がぎっしり。蕗の薹はもう終わりかも。木々には、椿の赤、ハクモクレンの白、枝垂桜(枝垂れていない!)のピンク、花桃、山つつじ、雪柳が高いところから低いところまで重なって、ようやく春爛漫、という状況だ。いつも思うのだが、庭の端でひっそり咲くヤツデの花が見過ごされて可哀そう。
風邪かと思う症状で、そこから抜け出すのに3週間かかった。咳も出ないし、鼻も持病以外はとくに変化ない。喉も少しイガイガするときがあるくらい。熱もほとんどない。ただしばらく動いているとすごい倦怠感が生じて、つい横になる。なんだったのだろう。このご時世だから、新型コロナに感染したり他人にうつしたりの危険を避けて、家でのんびり季節の変化を眺めていた。パートナーが少し早く回復して、ときどき買い物に行ってくれる。一時は生鮮食品も宅配を頼んだ。私は3週間目に近くのドラッグストアとコンビニに買い物に出かけた。どちらも空いていたし店員さんはマスクをしているので、あまり心配しなかった。歩いているときにすぐ後ろで大きなくしゃみをする人がいて、本能的に横によけてしまった。マスクはせずにタバコをふかしながら歩くおじさんだった。ふだんでもこういう人はかなわない。帰ってからコートをアルコール消毒した。その必要があるか、それに意味があるか、分からないが、みんなでそのくらい気をつけないと見えないビールスには勝てないだろう。

2020年2月28日金曜日

風邪

締りのない冬も過ぎようとしている。沈丁花が咲き増している。甘くはない、清潔な匂いがとても気持ち良い。
新型コロナウイルスで大騒ぎである。罹患しないためにも、拡散しないためにも、人混みに出ないだけでなく、フィトネスクラブもどうしようか、と言っているうちに、二人とも風邪を引いた。症状からいつもの風邪であろう。私は風邪のとき、昼間熱が出たり気分もわるかったり、でも、夜になると楽になる。理由は分からない。もう治ったか、と思っても、翌朝また気分が悪い。まだ2-3日はこんなことが続くだろう。

2020年2月12日水曜日

庭にイタチ

数日前にはじめて木の葉に雪が積もっていた。すぐに溶けたけれど、ともかく初積雪。一日中ふわふわと雪が舞っていたが、それでも比叡山が真っ白、ということになならなかった。今日からは気温が上がるらしい。
コンポストの周りを何かが掘っているらしいので、庭にカメラを設置した。また狸が写るかな、イノシシかな、と期待していたら、まず3匹の猫がうろうろしていた。昨日見たらイタチが現れて、コンポストの周りを必死で掘っている。しかしそんなに簡単に中に入れるものではない。そのうちにコンポストの周りをまわって、飛び上がった。蓋は堅固で、気の毒ながらどうにもならないようだ。

2020年2月6日木曜日

初雪??

今日も晴れたり曇ったり。今冬最低の最高気温の予報。たしかに外は寒い。それでも晴れている間は南側は暖かい。はじめて雪らしきものがちらつく。風花程度でも、雪にはちがいない。作物や水の供給には全く役にたたないが。
雨も滅多に降らないので、乾燥注意報が出ていた。そのせいか手の甲にあかぎれみたいなものができている。いまどき珍しい。

2020年1月23日木曜日

雲海?

晩秋から今まで気候変動のためか、空がこの季節に今まで見たことのない様子を見せている。薄水色の空にふんわりと大きめの雲。白かったり濃い灰色だったりするが、そのいくつもの塊が風景をなしている。今日は山科の山々の途中から雲が湧いたり、雲海のような白い雲がたなびく上に山並みが見えた。近いのに深山のような情景だった。これらは秋とも冬ともつかない、新しい季節の風景である。
水仙や白梅が咲き始めたのは、それほど季節はずれとは言えない。蝋梅は12月に咲きはじめ、今でも満開のまま静かな佇まいで芳香を放っている。
それにしても降雪が極端に少ないのは、農作物や水の供給に深刻な影響が出るのでは、と、たぶん誰もが心配しているだろう。

2020年1月2日木曜日

2日のお雑煮

今日は尾道式お雑煮。もちろん穴子が主体。いつも送っていただく最上の穴子。
今日は晴天で、家の南側は暑いくらいだった。Montrealからの便りでは11月から異常な寒気だそうだ(元々寒いところなのだが)。地球全体でバランスがとれている、などという呑気な話ではない。それでも庭には透き通るような真っ赤な木の葉。暖かくて静かなお正月。

新年

新年あけましておめでとうございます

最近は朝晴れていて朝日が美しいが、次第に雲が厚くなることが多い。昨日の元日もそうだった。それでも風もなく静かな元日であった。
大晦日には年越しそばで1年を終わった。
元日は恒例の(変形)岐阜式お雑煮をパートナーが作ってくれた。京人参の羽子板に柚子の羽根、水菜の緑、餅の白、牛肉と椎茸の茶色、赤い椀。出汁は利尻昆布と自家製の削り節。甘酒のお屠蘇(?)。無印のお節と、焼き慈姑。
玄関には翁と猿の木彫り、羽織袴の鼠。
今日は昼近くでも眩しいほどの晴天だ。