2020年8月23日日曜日

秋の空

 一昨日が高温のピークと言われたが、その後もとくに低温になるわけではなさそうだ。この辺りは報道される気温よりは数度低い。とはいっても涼しいわけではない。それでも昼間は冷房は入れない。いくら暑くても外とつながっていたい。草木に囲まれているから、そういう気になるのだろう。幸せなことである。

高温でも自然は変わる。ツクツクボウシが関西ゼミ(?ジ、ジ、と啼く)を圧倒し始めた。本当は「オーシーツクツク」を繰り返し、段々速くなっていく。最後に「オシオース」を3回繰り返して終わる。リズムと抑揚がある。ジ、ジではそれがない。関東のミンミンゼミもリズムと抑揚がある。前の道路でトンボを見た。朝日を受けて、黄金色に光っていた。庭ではキリギリスが小さい桃の実を食べており、バッタが草むらを飛んだ。何年も前に植えた朝顔が勝手にツルを伸ばしたので、パートナーが支柱を立ててやったらどんどん伸び、ときどき小さいながら青い花をつける。今日の空は最初入道雲が山の後ろからもくもくと立ち上がっていたが、夕方になったら刷毛ではいたような柔らかい雲や鰯雲が出て、秋の空の様相になった。白い雲の横に白い糸月があった。暑さ好きの私としては猛暑が名残惜しい。

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