2020年5月9日土曜日

クロアゲハの運命

美しい季節だ。庭にはモンシロチョウ、モンキチョウ、小さいキアゲハ、クロアゲハ、などが飛んでいる。出窓のガラスにヤモリが這っていた。3日前、納屋に使っている裏のボイラーに大きなクロアゲハが止まっていた。パートナーが近寄って見ると、羽化したばかりらしい、という。草一本生えていないし、コンクリの上にはムカデ除けの薬が撒いてある。なぜ芋虫がこんなところに来たのか、薬で死ななかったのか、不思議である。まだ飛べないようだから、そっとしておいて明日様子を見よう、ということになった。翌日蝶はコンクリの上に落ちてもがいている、という。可哀そうなのでせめても、と、パートナーが草の上に移したところ、少し飛んでまた草に止まった。しばらく後に行ってみたが、姿がない。草むらを探しても見当たらないという。まだ飛ぶ力があったのだろうか。蜜を吸う機会があっただろうか。今日パートナーが裏で大きなクロアゲハが飛んでいた、という。この間のだったらいいね、と二人で願った。

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