2012年12月25日火曜日

クリスマス

昨夜はパートナーがクリスマス・ディナーを作ってくれた。マトンのステーキを中心に、かぶらのポタージュ、温野菜、豆腐入り蓮根餅など。お菓子の家(中にピンクの衣装のサンタさん!)を取り寄せてくれていた。
庭のイルミネーションは七色に変化するのが4種類、雪の結晶、綱を上るサンタクロース、もみじの木には青、さるすべりの木には電光色、そしてほうき星。寒い夜が楽しくなる。
今朝玄関の棚の上に赤い靴とカード。靴の中には手回しのオルゴール(小さいのに良い音色)と赤いハート型の二人のネーム入りのガラスのお皿と女性のマスコット用の小さいアーミーナイフ。以前もっていたのが壊れて残念がっていたのを気にかけてくれていた。私からはクマとウサギのぬいぐるみ。枕元において良く眠れるように!

2012年12月2日日曜日

クリスマスへ

パートナーが玄関の上のガラスの部分に雪の結晶の灯かり、垣根に太陽光で光る七色(?)の灯かりをつけてくれた。クリスマスツリーも出してくれたので、ありったけの飾りを例年どおり通り無秩序・無節操につけた。それでも灯かりをつけると華やかで様になる。雪の夜のパブも飾った。これを飾るとハーゲンベルクの村の食堂(?)を思い出す。

2012年12月1日土曜日

紅葉

今年の紅葉は特別きれい、と誰もいう。桜の葉も途中で枯れずに木いっぱいに赤と黄色に色付けされ、庭の桜の落ち葉掃きを1日さぼると次の日は重いほどだった。もみじは深い赤一色のもあれば赤、黄色、緑のグラデーションもある。裏の疎水沿いのもみじも大きくなって、坂の途中で見上げると何本も連なっている。近くに行けば太陽の光に透けて輝く。今年は名所に行かなくてもこれで十分、といっていたけど、竹中稲荷と真如堂に散歩に行った。境内全体が赤くそまって、やはり名所はすごい。もう冬といって良い時期なのに、庭ではシュウメイギクが一輪白く誇らしげに咲き続けている。
パートナーの喉があと一歩というところで止まっていたので、休みをとってあわら温泉に2泊してきた。2日ではお湯の効果があるかどうか分からないけれど。

2012年11月17日土曜日

初冬のごちそう

パートナーの喉が炎症を起こしてちょうど一か月。声がだいぶ戻ってきたものの、まだ囁いている状態だ。それでも耳鼻咽喉科に行った帰りなどに買い物をして、冬の(まだ秋か!?)ごちそうを作ってくれた。豆腐とぎんなんの蕪蒸し、ぶなしめじと松茸と湯葉とエビイモと牛肉の炊き合わせ、ぶなしめじの味噌汁、せいこ蟹。一日中、これもか、とばかりに雨が降って寒々としていたけど、心身が温まった。

2012年11月13日火曜日

紅葉

今年の紅葉はほんとにすばらしい。昨日は四条川端で赤、黄、黄緑が重なり合って輝いていた。午後の上賀茂御園橋東詰では深紅の桜の葉が、一本の木でも森のようだった。出雲路の川の土手に大きな柿の木がある。柿の実がぎっしり鈴なり、いや柿なり、だ。カラスだって食べきれないだろう。あのまま腐って落ちてしまうのか。柿好きとしてはもったいないと思ってしまう。

2012年10月31日水曜日

秋の庭

今年はじめて野菊が庭に咲いた。薄紫の、自己主張はしないが凛とした花だ。前の崖には以前から咲いていた。赤まんまも目立つ。白彼岸花は3か所で葉が青々(ほんとは緑)と元気だ。少しだけど柿も実って、カラスの残してくれた分は食べられた。おいしい。崖の銀杏から落ちたぎんなんもいくつかパートナーが拾ってくれた。桜と柿の葉が赤く色づいて庭や道に散り始めた。猛暑だったのに桜の葉が早く枯れて落ちる様子はなかった。夕立が多かったせいなのか。紅葉が美しい年になるかもしれない。

2012年10月27日土曜日

緑の館で

耐震工事が終わって家に戻ってから2週間経った。倉庫から荷物が帰ってきて段ボールの箱に囲まれて、翌日二人とも風邪でダウン。すべての予定をキャンセル、といってもパートナーは講義をしなければならない。後で喉が腫れて声が出なくなったが、最低限生活できるために多少の荷解きは必要だ。翌日には仮住まいの片付けと引っ越し。その翌日に内科へ、その翌日に耳鼻咽喉科へ。1週間休講にせざるを得なかった。私は大したことなく治った。
仮住まいは場所がよかったこともあって、遊び感覚で楽しかったが、改装後の家も住みやすく、ウォーキングインクローゼットや耐震壁で適当な仕切りができた部屋や床暖房や傾斜がゆるやかになって色も明るくなった階段や、いろいろ楽しい。机の配置も変えて、まだ片付いていないけど、なんだか遊園地気分だ。庭の金木犀がよくにおい、桜の葉が落ち始め、柿が色づき、そしてとにかく庭も裏の疎水も山も身近に緑が多い。

2012年10月11日木曜日

仮住まい(4)

仮住まいも残り少なくなった。
連休中は家の改修具合を見に行ったり、粟田神社の祭り見物に通った(?)。夜の大灯呂の灯り、大灯呂と剣鉾の行列、神輿の坂下り、それらすべての白川筋沿いの巡行。最後は古川町の商店街に入っていった。
日曜日には数学の独特の解説書を書かれる方がパートナーを訪ねてこられて、インド料理店で夕食をともにした。仕事内容は異なっても互いに良く理解あえるのは気持ちよい。

2012年10月2日火曜日

仮住まい(3)

スポーツジムによく通うようになって、いろんな時刻、いろんな天候に三条大橋を渡ることになった。いつみても橋の上からの景色は美しい。今日の帰りには雲から出た大きな月が東山の上方に出ていた。17夜の月だ。夜散歩に行って、知恩院の三門の端の上の月も見た。
白川筋には赤と白の彼岸花が咲いている。先週打ち合わせで家に行ったときには、主が留守の庭に白彼岸花と玉すだれが咲いていた。

2012年9月16日日曜日

仮住まい(2)

住まいが仮だと生活もつい、いろいろ省略になる。怠け者になりそう?
近くの古川町商店街は依然から好きだったし、そこで買い物するのは、なにかほっとする気分になる。最近はシャッターが開かない場所が多い。近くにマンションはいくつも建っているのだけど、皆さんどこで買い物するのだろう。
白川の橋に立つと、流れの音がして、晴れた日には川面がきらきら光る。
運動不足になったのでジムに通い始めた。久しぶりだ。以前とマシンなどは基本的に変わらないが、最近は運動と健康の関係がよく研究されていて、学ぶことが多い。

2012年8月31日金曜日

仮住まい

家の耐震補強のために、荷造りと2回の仮住まいへの引っ越しで、気がついたら8月も終わり。気温が高く晴天続きの夏で身体には楽だったけど、ゆっくり夏を味わう前に秋の虫が鳴き、秋の雲に夕映えが美しい季節になった。忙しかったけど、仮住まいの生活が珍しく、けっこう楽しい。
最初の1週間は新釜座の京町屋。町屋のなかでももっとも小さいものだが、趣があるのと、予想外に住みやすいことは大発見。その一角だけ石畳の静かな京の住まいだった。一歩表に出ると四条通り。高層マンションが林立。大丸にも近い。裏通りも夜遅くまで賑やかでスーパーもコンビニも充実している。次の住まいが空くまでの1週間だけ空いていて、そのあとすぐに外国の研究者が長期滞在予定とか。京町屋は人気があるのだ。
今はマンション住まいだが、市場が近いしバスも地下鉄も近いので便利。まとめ買いをしなくて済む。どちらも便利で町に住む楽しさがある。その変わり我が家には緑に囲まれた庭や山からの冷気、すぐ近くにイノシシの渡る橋がある。

2012年7月22日日曜日

ケンブリッジ(4)

会議最終日は荷造りのため聞くと約束した講演も失礼した。翌朝出発が早いのでその日のうちに空港近くに移動するため
午前にチェックアウトしなければならないからだ。もう一日宿泊の予定だったところを急遽予定を変更した。でもパックで先払い(ゆえにディスカウント)だから、返金はできないという。それは覚悟の上。でもそれならその日も宿泊の権利があるのだからチェックアウトは午後でもよいはず。それでも午前中にチェックアウトせよ、という。もしその部屋に客が来たら二重取り?とにかく無事出発することが第一なので、黙って去った。全体としては良いホテルだったし、天気も良くなって、快適な滞在だった。
列車ではロンドン見物する参加者3人と出会い、時間はかかるが各駅停車の地下鉄で空港まで。行きは地下鉄も列車もアナウンスがなく、イギリスらしかったが、帰りの地下鉄は各駅で駅名どころか「電車とホームの間が空いているから注意」と、丁寧すぎる案内。まさか日本を真似したのではないだろうけど。たぶん便利な機械ができて、人手を使わずにできるようになったからだろう。
ホテルのエレベータも賑やかだ。「扉が閉まります。上に行きます。何階です」。階をfloorでなくlevelという。日本でいう1階を
level 1、2階をlevel 2。イギリス式ではground floor, first floorのはずが、たぶん多くの外国人に分かりにくいからだろう。外を散歩すると1分おきに飛行機が降りてくる。ほとんどがBritish Airlinesだ。これだけでも関空をハブに、なんていう発想は萎えてしまう。

2012年7月16日月曜日

祭釜

梶古美術のお茶会に参加した。祇園祭の宵山の日なのでそれにちなんだ展示が多かった。私には古美術の価値は分からないが、そういうお茶碗でお茶をいただく、というのは非日常の出来事で、それだけでも楽しい。私のは北大路魯山人の作品だった。とにかく落とさないようにと、そればかりに気をとられた。「むしやしない」は夏野菜中心のイタリアン。
今日は今年はじめての本当の夏の日。雨に洗われて空気が澄んでいるせいか、空の青さと雲の白さがすばらしかった。ヒグラシも庭で鳴いていた。

2012年7月14日土曜日

ケンブリッジ(3)

会議3日目。会議場の近くに新設(といっても20周年らしい)のNewton Instituteがあるそうだから見ていこう、と同行者が提案するので、寄ってみた。数理科学系の研究所で、ゆとりのある空間にデザインを工夫した庭やいくつもの建物が並んでいる。学問を大事にしている雰囲気が分かる。京都の数理解析研究所もそれなりの役目は果たしていると思うけれど。
午後は早めに終わり、名物puntingへ。乗り場まで歩くだけでも良い散歩。川は黒緑色。どんな成分なのだろう。濁って淀んでいるわりには匂わない。水鳥がいるし、川に羽が浮かんでいるし、羽が空中に舞っているし、かなり嬉しくない状況で緊張していたが、やがてそれらはなくなった。木陰の細い川をゆっくり動くだけで退屈でもあるけど、これが有名な学者たちの青春の場だった、と思うと、やはり興味深い。1時間ほどで船旅は終わり、Orchardというカフェ(?)で喫茶。もともとほんとに果樹園(林檎)だったそうだ。リーフレットにはその歴史とよく訪れた有名人の名が載っていた。Russellあり、Keynesあり。そこからは町まで道なき草っ原を歩く。最後に大雨が降りだした。
ホテルは古い建物を改装し建て増したそうで、2階からみえる屋根と庭が趣がある。

2012年7月10日火曜日

ケンブリッジ(2)

会場への往復では牛だけでなく、馬にも野うさぎにも出あった。なにしろわけもなく(?)草っ原が広がっているのだ。2日目の最後に私たちの発表。講演は第一著者。あまり反応がない、と思っていたら、会が終わってから熱心な質問者が尋ねてきた。自分たちの仕事で行き詰まっていることの参考になりそうだ、という。夜はClare Collegeの食堂でバンケット。high tableは使われなかったが、歴代学長(?)の肖像画が懸かり、雰囲気は満点。入り口から橋を渡ると植物園のような庭が見え、建物も趣があって、ケンブリッジで2番目に古いカレッジの貫禄だ。帰りがけに土産もの屋をちょっとのぞいてタクシーでホテルへ。白夜ではないが、遅くまで明るい。この町のタクシーの運転手は誰もケンブリッジ大学を、この町を非常に誇りに思っている。それは最もだ、と思ってしまう。数百年の伝統を維持しつつ新しい組織も作ってゆく、重厚なゆとりを感じさせる。そして、地震・津波・台風がないのがすごい幸運でもある。
帰ってから2日目に改装の打ち合わせに行った。浴室のイメージ画と付属品一覧を見ながら、昔(大昔のこと)の日本家屋はものすごく単純だったのだ、と思い当たった。浴室は風呂の焚口と水はけと扉くらいを設計すればよかっただろう。部屋も電気が天井からぶら下がればよかったので、コンセントやガスの取り口やエアコンの管の出し口や、などはないから、建築士の仕事もかなり違ったものだっただろう。

2012年6月30日土曜日

ケンブリッジ(1)

1週間ほどケンブリッジに旅行。本体は4日で、往復に3日。やはり地理的に日本は不利だなー、と実感する。ニュージーランドよりはましではあるけど。
ヒースロー空港で荷物が着かなかった。同じ便の同行者のは着いたのに。追跡状況も不明。どうしようもない。しかるべき書類をもらって、地下鉄・タクシー・列車と、乗り継いでケンブリッジ駅に着いたら氷雨。どうみても運がよいとはいえない。サンドイッチとジュースを買ってタクシーでホテルへ。郊外の赴きのあるホテルで静か。応対も親切。
翌日市内のMarks&Spencorでとりあえず最低限の衣類など買い物。同行者が心配して付いてきてくれた。店はKings Collegeの目の前にあった。古い建物を改装して店にしたようだ。それは男性用売り場。女性用は細い通用道を通って裏手にある。表からは想像もつかない。できるだけ小さいサイズを探してなんとか買い物を済ませ、Kings Collegeの建物(というより周りの塀なのだろう)の鑑賞。中世に紛れ込んだような風景だ。そこから橋(Cam川のBridgeの一つだ)を渡り、大きな袋をぶら下げて(ホームレス状態)会議場(William Gates Building!)まで牧草と花々の匂いに包まれながら、木陰の小路を30分くらい歩いた。子牛が可愛い。会場はそんな原っぱの中に開発された施設の一つだ。Alan Turing生誕百年の行事がここでもイギリスの他の地でもそれ以外の国々でもてんこ盛りだ。アジアでは中国、韓国、台湾の会議の案内を見た。日本では見ていない。でもTuringに思いを馳せる人はあまりいなさそうだ。私も。
ホテルへの帰り道も同じように牧歌的な木陰の道で30分足らずだろうか。
帰ったら荷物が着いていた。かなり傷ついて。
日本は出発前も後もあまり6月という季節を感じさせない。夏野菜はたくさん食卓に並ぶし、鮎も食べた。梔子と合歓も咲いている。梅も漬けた。それなのになんだか季節感がない。

2012年6月8日金曜日

初夏

6月になってさすがに暖かくなった。先週の土曜日にはパートナーが錦に買い物に行って、恒例の夏野菜を。最高級(?)の賀茂茄子はなんといっても美味しい。そら豆、ヤングコーン、グリーンピース、などなど。
日曜日は未生流笹岡のガーデンパーティーに招かれた。平等院、宇治上神社、源氏物語ミュージアムに源氏物語をテーマにして花が生けられていた。鳳凰堂などを背景に見ると一段と趣がある。花やしき浮舟で昼食をいただいた。宇治上神社は世界遺産なのだとはじめて知った。宇治は京都とはちがう風景で、楽しい遠足だった。
昨日は帰りがけに途中でバスを降りて煎餅やへ寄り、岡崎を散歩してフレンチレストランの外の席で喫茶。
蹴上浄水場の土手はアザミ出覆われている。ちょっと季節がずれているような気がする。

2012年5月26日土曜日

ようやく暖かい

寒いと思っていても去年とほとんど同じ日にギュリキマイマイが門柱に。もしかしたら去年見たのと同じかもしれない。ゴーヤと夕顔の植え付けも、実山椒も同じころ。(そして例年よりは遅い)
今日はようやく暖かい。家屋の耐震に問題あり、で、改装することに。LIXILで風呂場などの見学。面白い体験だった。良い材料が開発されている。
旅行用のスーツケースを新調。こちらも良い材料が開発されていて、軽くて丈夫そうで、きれいな色(紫がかったピンク)のがあった。パートナーの上着もちょうど良いのがあった。

2012年5月13日日曜日

杜若

インフルエンザもどきの後遺症は2週間も続いた。それでもゴールデンウィークにあわら温泉に。三国港をちょっと見て三国の町を散歩して、波屋で雲丹の塩漬けを買って、車窓から田んぼを眺めて、良い気分になれた。
その後は寒さ続き。山桜やつつじや苧環やいろいろ咲いたのだけれど、季節感が伴わなかった。今日ようやく春らしい気候になったので、散策に出かけた。インクラインの崖にアザミの群生を見つけて大喜び。あか音でパン皿を買って、平安神宮の神苑へ。お目当ての杜若はちょうど見ごろで、真っ直ぐに伸びた葉と青紫の花の群生が何箇所もあった。睡蓮と河骨も咲き始めていた。人出が少なく静かに鑑賞できた。亀とすっぽんとフナと鯉はいつも通り。そういえば途中川原にも杜若があった。
その後近代美術館で村上知義展を見た。私は美術は全く分からないが、パートナーが時代背景や思想史との関連を説明してくれたので、興味深く見ることができた。1920年代前半にドイツに留学したことは、当時のドイツおよび世界の状況と無関係ではないようだ。
この建物の4階からは赤い鳥居を上から見下ろせる。神宮道も上から見ると印象がちがう。1階のカフェテリアでは外の席でティータイム。久しぶりに白川沿いに歩いて東山駅に着いた。楽しい日曜日だった。

2012年4月28日土曜日

インフルエンザ?

先週末に喉の痛みで風邪かアレルギーか、と思っているうちに日曜日に急激に熱が出て39度ちかくになった。検索してみるとインフルエンザB型のよう。ちょうど風雨が強くカーテンも開けずにいた。翌日世界がピンクから緑へ変わっていた。前の崖下の山桜が満開で、赤紫のツツジが目だってきた。庭はタンポポ畑になっている。背丈が50センチもありそう。その他の草花も全く無統制に栄えている。久しぶりに外出したら、三条通りのハナミズキが満開だった。
私が治りかけたら、パートナーが同じ症状で休むことになった。野球の選手も今ごろインフルエンザにかかっているらしいから、平凡(以下?)な身体の私たちがかかるのは当たり前、と妙に納得。

2012年4月17日火曜日

桜掃き

桜掃きの季節になった。今年は花びらの量が多いように感じる。その分満開のときの華やかさは特別だった。

2012年4月10日火曜日

春爛漫

昨日も今日も暖かく晴れて、花々が見る間に開花を続けた。桜は9割か。少し離れてみれば満開に見える。庭の巨木と前の崖下に生えている木と合わさって薄いピンクが幾重にもなる。桃の濃いピンクと山つつじの紫も数時間で何倍にもなった。裏庭ではひっそりとワビスケとやつでが咲いている。疏水沿いに久しぶりに歩いた。まだ花いかだはほとんど見えない。夜は花見弁当の代わりにお寿司をとり、ライトアップしてもらって夜桜見物。黒い空を背景に無数(?)の白い桜。

2012年4月6日金曜日

昨日ようやく庭の桜が開花した。前の崖下の桜も。今日は突然冷たい風雨に見舞われたりしながらも開花は進み、夕日にきらきらと輝いていた。

2012年3月30日金曜日

花々

今日は気温が19度まで上がり天気もよく、花々が楽しそうだった。梅はさすがに満開を過ぎている(ずいぶん遅い)。沈丁花は日陰の木まで花が開きかけ、ボケもたくさん花開いた。赤とピンクとオレンジが融合したような不思議な色合いだ。”星の瞳”は小さな青い灯火のようで、庭を明るくしている。タンポポとチューリップは黄色く輝いている。そういえばプリムラとパンジーは正月以来咲き続け益々元気だ。こんなのあり?椿の大木も濃い緑の葉の間に花を見せている。

2012年3月22日木曜日

ウグイス

一昨日ウグイスの初鳴き。ケキョケキョだけ。昨日はホーがついた。
今朝ようやくつながった。

2012年3月16日金曜日

少しずつ春

あまり気温が上がらないまま3月半ばだ。それでも庭は少しずつ春の色になってきている。白梅は満開、紅梅もかなり咲きそろった。蕗の薹はすっかり薹が立って、黄色い花がぎっしりついている。イヌフグリの明るい小さな水色も増えてきた。沈丁花も咲き始めた。裏が真紅で表が雪のように白く輝く。強く清清しい香り。姿も香りも大好きだ。雪柳の枝が薄黄緑色の小さな葉で覆われてきた。

2012年3月13日火曜日

金星と木星

昨日も今日も寒い。今日早朝に庭のつつじに雪が積もっていた。写真を撮ってまた寝た。
夜には金星と木星が横に並んで西の空に輝いていた。空気が澄んでいるせいか、光が強い。それぞれ横長で光の放射がまつ毛のようだ。中心から放射するいわゆる星型とは全くちがう。昨日はじめて見たときには、星でなく人口衛星がUFOかと思った。

2012年3月5日月曜日

失われた2週間ー2

失われた2週間の間にどうでもよい小説を5冊ほど読んだ。どうでもよいかどうか、はもちろん個人の好みの問題だ。それと金子武蔵先生の「ヘーゲルの精神現象学」。知識の無い私には禅問答みたいなものだったが、一つのテーマについて様々な角度からの説明を読んでいるうちに、分からないながらもなんとなく「その気」になってくる。どんな気なのか、説明はできないが。これは戦後あまり経っていないころに佐久の哲学研究会(小学校・中学校の先生方)で講演されたものをまとめ、加筆されたものだ。語りかけるような文体でしかもとても丁寧な言葉遣いなので、読むのが心地よかった。内容を分からずに読み通せる本ははじめて。この研究会はその後どうなっているのだろうか。
寒い2月が終わり風邪も落ち着いたころにようやく庭の紅白の梅が咲き始めた。昨年とくらべても1週間遅い。

2012年3月3日土曜日

失われた2週間ー1

ある日の夕方風邪っぽくなった。このくらいならば2-3日で治る、という感じだったのが、熱が出て喉と鼻の具合が悪くなったので、かかりつけの医院へ。ここの薬ですぐに恢復するはず(?)だったのが、熱はじりじりと上がり、気管支がごろごろして苦しい。その後2回薬が変わっても熱はじりじりと上がる。インフルエンザではないだろう、ということだったが、検査をお願いした。これは陰性。ところが先生は血液検査もしたい、と言われた。その晩電話で「肝炎の数値が高いので、明日大きい病院で検査するように」とすぐに手配してくださった。(肝炎の初期は風邪に似た症状が続くそうだ)実感も湧かないまま、翌日紹介状を持って音羽病院へ。熱やその他の風邪の症状を持ちながら延々と何時間も窮屈な病院の廊下で待った。(それで悪化はしなかった)結果、数値は少し高いが一晩で改善しているし、肝炎の徴候は全くない、風邪のビールスが肝臓に入ったか、薬の副作用でしょう。とりあえず薬は一切やめるように。風邪のビールスに効く薬はないし、自然に治るもの。インフルエンザだって自然に治るもの、と自信を持って言われると、その気になる。(普通の(?)風邪はバクテリア、インフルエンザはビールス、と思っていたので、びっくり。風邪のビールスなんて何種類もあって、どこにでもいるのだそう。知らぬは私だけだったか?)で、この1週間風邪の症状はありながらほぼ普通に家の中で暮らしている間に、熱は徐々に下がり、気管支も5日目にはかなり収まった。今日の検査で数値も下がったし、問題ない、ということ。まだ風邪っぽいし、鼻炎は慢性になってしまったけど、とりあえず活動開始。その間毎日同じように気分が悪かった以外は記憶に残るようなことが何もなく、2週間が失われたような気がする。

2012年2月18日土曜日

雪だ!

夜中に降りだした雪が積もった。ようやくまともな積雪。晴れた空に真っ白な枝が映えた。あんな細いものの上に雪は器用に乗っている。二人とも昨日から風邪で、家の中からの見物だった。
いつもながら、昼間は喉が痛く全体に気分が悪いのに、夜になると元気になる。時間制の風邪ってあるんだろうか。

2012年2月3日金曜日

節分

雪の予報ははずれたけれど、低温の予報は的中。昨日・今日の寒さ!
今日は節分。神社には行かなかったけれど、東一条通りの屋台と人の群れを見物。 午前中に研究会の打ち合わせがあって、その後日仏学館によってついでに。バスが満員なので4駅歩いて帰った。
お祭り気分に夜の広島焼きはぴったり。節分と広島焼きには何の関係もないけど、私の中ではどちらもお祭り気分なのだ。パートナーが自分流に工夫していろんなヴァリエーションを作ってくれる。今日は3種類。野菜はキャベツという決まりを破って(?)ねぎと花にらを使ったり、焼きそばを使わなかったり。
そして明日は立春。実感はない!

2012年1月30日月曜日

寒い

気候は律儀だ。節分前後の2週間くらいは今年も寒い。京都市内は積雪はほとんどないけど、ともかく寒い!今日は街中でもコートを通して寒気が沁みこんできた。こういうときのかぶら蒸しと加賀蓮根すり降ろし入りの味噌汁は格別。

2012年1月28日土曜日

プリムラ

今年の正月の花は切花でなく、パートナーが冬の間空いているプランターに植えてくれた花で換えた。プリムラは小さい花が固まって、白、クリーム色、黄色、と明るく、とくに日に映える。大型のパンジーとともに暖かさを届けてくれる。もう一ヶ月も咲いている。
ときどき買ってきてくれるタリーズのクマちゃんが大勢になった。プレゼントを持って独り立ち(?)しているのもあるし、ペアで寄り添っているのもある。どれも可愛い。

2012年1月17日火曜日

西田幾多郎哲学記念館

連休を利用してあわら温泉経由で宇野気というところの西田幾多郎哲学記念館を訪ねた。パートナーの仕事に関連する資料などについて学芸員の方と話がはずんだ。宇野気は他に見所もないようだし、哲学関係の資料の展示などは他の多くの博物館や記念館に比べれば、はるかに地味なものだけれど、なんとなく楽しかった。建物も、敷地内の道まで安藤忠雄設計ということであり、また見晴らしがよいことも一因かもしれない。京都から移築したという書斎は昔懐かしいものだった。 鈴木大拙と同郷で同学年で、もう1人の旧友をあわせて「三太郎」と呼ばれたそうだ。この二人が互いに影響を及ぼしあっていたとは最近まで知らなかった。
金沢から先に新幹線の高架がすでに着工されているのには驚いた。在来線からの景色はすっかり悪くなっていた。でも開通したらやはり便利になったといって使うことになるだろうな。
ぶり大根、おあげと大根、など冬の好物をたっぷり作ってもらった。
そういえば毎冬恒例のぼたん鍋を食べに畑かくに行った。

2012年1月1日日曜日

元旦

新年 明けましておめでとうございます

元日らしい明るく穏やかな日和だった。例年どおりパートナーがお雑煮を作ってくれた。私の母の作っていたものを上品に仕上げたもの。おすましに餅(焼かない)、牛肉、ホウレンソウ、にんじん(ここでは京にんじん)をあしらったもの。これが岐阜かいわいの雑煮だと気づいたのはわりと最近。雑煮は土地によって特徴があるので、親のルーツと関係するのだ。
平安神宮に散歩に行った。お参りまではいかない。門の中に入ったらいつ出れるか不安になるくらいのすごい人出だったから。屋台と人の群れを見物した。コンビニの屋外の席が満員。屋台はさつまいものスイートポテト屋とカステラ屋が長蛇の列。屋台の有名店って?久しぶりに野村邸、南禅寺、何有荘の前を歩いた。何有荘に注連縄があって、誰かの所有に?Oracleの創業者が買い取ったそうだ。貴重な庭園なのだから、そういう大金持ちに維持してもらうのはよいことだと思う。