2012年3月5日月曜日

失われた2週間ー2

失われた2週間の間にどうでもよい小説を5冊ほど読んだ。どうでもよいかどうか、はもちろん個人の好みの問題だ。それと金子武蔵先生の「ヘーゲルの精神現象学」。知識の無い私には禅問答みたいなものだったが、一つのテーマについて様々な角度からの説明を読んでいるうちに、分からないながらもなんとなく「その気」になってくる。どんな気なのか、説明はできないが。これは戦後あまり経っていないころに佐久の哲学研究会(小学校・中学校の先生方)で講演されたものをまとめ、加筆されたものだ。語りかけるような文体でしかもとても丁寧な言葉遣いなので、読むのが心地よかった。内容を分からずに読み通せる本ははじめて。この研究会はその後どうなっているのだろうか。
寒い2月が終わり風邪も落ち着いたころにようやく庭の紅白の梅が咲き始めた。昨年とくらべても1週間遅い。

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