2012年7月14日土曜日

ケンブリッジ(3)

会議3日目。会議場の近くに新設(といっても20周年らしい)のNewton Instituteがあるそうだから見ていこう、と同行者が提案するので、寄ってみた。数理科学系の研究所で、ゆとりのある空間にデザインを工夫した庭やいくつもの建物が並んでいる。学問を大事にしている雰囲気が分かる。京都の数理解析研究所もそれなりの役目は果たしていると思うけれど。
午後は早めに終わり、名物puntingへ。乗り場まで歩くだけでも良い散歩。川は黒緑色。どんな成分なのだろう。濁って淀んでいるわりには匂わない。水鳥がいるし、川に羽が浮かんでいるし、羽が空中に舞っているし、かなり嬉しくない状況で緊張していたが、やがてそれらはなくなった。木陰の細い川をゆっくり動くだけで退屈でもあるけど、これが有名な学者たちの青春の場だった、と思うと、やはり興味深い。1時間ほどで船旅は終わり、Orchardというカフェ(?)で喫茶。もともとほんとに果樹園(林檎)だったそうだ。リーフレットにはその歴史とよく訪れた有名人の名が載っていた。Russellあり、Keynesあり。そこからは町まで道なき草っ原を歩く。最後に大雨が降りだした。
ホテルは古い建物を改装し建て増したそうで、2階からみえる屋根と庭が趣がある。

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