2022年6月14日火曜日

人間の眼

 斜視と言われてからいろいろ検索してみた。情報は無数に(?)ある。私の場合、今頃なぜ突然?と思ったが、手術によって斜位(隠れ斜視ともいうらしい)が顕在化したのだろう、ということだった。詳しくは様々な斜視・斜位・弱視があるようで、多少とも左右の眼がずれていることは、普通ということだ。それは分かる気がする。人の顔を左と右別々に写真をとると、ほとんど別人に見える、ということを聞いたことがある。むしろそれが人の顔を作っているのだろう。ある程度までならば神経が緊張して是正するので、本人も気づかずに過ごす。しかしそのために目の疲れ、頭痛、肩こりなどが起きやすい、とある。また、距離を正しく図れないことや、他人の顔の識別がうまくいかないこともあるそうだ。

こういうことを知って、とても納得した。以前から目の疲れ、目の奥から始まる頭痛、肩こりに悩まされてきた。身体を動かして血行を良くすることによって何とか生きてきたようなものだ。(そのお蔭で健康が維持できているのかもしれない。一病息災ということか)強度の近視は遺伝的な眼球の形による、と祖父、父、私の三代を見てくださった眼科医が言われたが、眼鏡を作って視力検査をすれば1.2まで見えても、大学の大教室では黒板の文字が読めなかったりしたし、目が疲れて、もう勉強は無理か、と思ったこともある。(コンタクトレンズでかなり改良された)山歩きが好きだったが、上りは問題ないが、下りは距離が測れなくてどの程度足を下せば良いのかが分からず怖かったものだ。人の顔の認識は自信がない。知人でも状況によっては違って見えたり、知らない人に間違って挨拶したこともある。それらすべてを近視のせいだと思っていたが、斜位のせいだったのかもしれない。人間、理由が分かると、なんとなく安心するものだ。今は良く見えるし目が楽だ、という感触がある。

レンズはちょっと見には普通なのだが、ある角度から見ると、左用のレンズには円弧が数個見える。右に比べて少し厚い。それでも重くない。こんな風にプリズムが組み込まれているのだ、と感心する。科学・医学・技術の発達に感謝。

1 件のコメント:

shayashi さんのコメント...

よかった、よかった。(^^)