2025年8月31日日曜日

カラスウリの花

 納屋の壁から侵入してきたカラスウリの花が咲いていることにパートナーが気が付いた。昨日夕方に蕾を確認して、夜9時頃に身に行ったら、開花していた。白い糸くずに見える不思議な花だ。合歓の花よりももっと細い。じっと見ていたら開いてゆく様子が分かるのかもしれないが、それほど暇でもないし。子供のころ庭に月見草(正式にはオオマツヨイグサ?)があって、ほの暗い中で黄色い花びらがポッポッと開いてゆくのを眺めたものだ。

そういえば長らくケープタウンブルーと思っていた朝顔が、どうも違うようだ。宿根草ではないし、葉がハート型でもない。葉には3か所の切れ込みがある。「スタンダードな朝顔」だそうで、特別な名前をつけていただいてはいないらしい。でも何とも言えないきれいな青、白い根元に黄色いしべ。毎朝花の数をかぞえて楽しんでいる。

2025年8月28日木曜日

今年もケープタウンブルー

 まだ文字通り「残暑厳しき折」だが、今朝はケープタウンブルーが4輪咲いていた。薄青にほんのわずか紫が混じった、明るくて涼し気な花。野生化してからも毎年勢いよく現れる。パートナーが作った綱の梯子(?)に3輪、ボケに絡まったつるに1輪。最近雷雨もあったし、日差しが少し傾いたし。そういう変化を虫たちも植物も察知している。


2025年8月23日土曜日

かき氷

 今日、今夏初めてかき氷を食べた。こし餡とクリームをかけて。例年夏にときどきかき氷を食べていたが、今年は今までそんな気にならなかった。「ようやく夏になったね」とパートナー。最近までの酷暑では冷房なしには命がもたないので、逆に身体が冷えて氷は合わなかったのである。それは春夏秋冬という四季の中には入らないのだ。秋の気配のなかでようやく夏を楽しんでいる。

夕雲

 最近日暮れ寸前の南の空が美しい。モクモクした小ぶりの雲の塊が濃いピンクに染まる。それだけのことだが、何とも言えず魅力的なのだ。

夜ガラス戸を開けると虫の音が聞こえるようになった。ジーというような静かな声と、ときどき急に叫びだす甲高い金属性の声。残暑厳しくても虫たちは季節の微妙な変化に応じている。

2025年8月16日土曜日

ツクツクボウシ

 庭でツクツクボウシが鳴いた。今日初めて聞く。昨日は山のほうでミンミンゼミの声が聞こえた。まだ十分暑いが、やはり季節は動いている。異常な高温・晴天続きのときは頭も身体も混乱していた。その後の大雨で一息つけたので、ようやくいつもと同じ夏を感じられる。合歓の花が今頃になってまた咲いている。ネコジャラシ、カヤツリグサは健在。

2025年8月9日土曜日

副鼻腔炎

 鼻の具合はいつも悪いが、この数日はとくにひどかった。鼻汁が気管支に降りると気持ち悪くて寝てもいられない。眉間の辺りにしくしくとした痛みがある。これは副鼻腔炎になった、と思った。何度も同じ病気をすると、診断できるようになる。昨日久しぶりにに耳鼻咽喉科クリニックに行った。やはり「軽い副鼻腔炎ですね」ということ。薬の処方箋を貰って、あっという間に終わり。吸入などの処置は閉鎖されていた。薬の入手が困難になっているので、当分休止だそうだ。色々な薬の不足はニュースで知っていたが。

薬局が三条通に移ったので、帰りは地下鉄まで一駅分三条通を歩いた。前日の立秋に雨が降ったお蔭でそれまでの凶暴な暑さは無くなっていたので、心地良い散歩だった。薬を一・二回飲んだくらいですぐ治るものでもないけれど、昨夜は良く眠れたし、今日も午後には鼻も気管支も楽になった。

それにしても暑さと乾燥で、庭の草木も生気がなかった。沈丁花は枯れたかもしれない。昨日はパートナーが草刈りをしたが、以前ほど草が伸びていない、と言っていた。人間も以前ほど元気がない。いつガラス戸を開けて、いつ冷房を入れる、などの恒例の対処法が効かないのだ。暑さ好き、なんて言っていられない。熱中症を経験しないで済むように対策しなければ、と思うばかり。機械音に弱い私は、エアコンの冷房の後のクリーニングが終わってから寝るので、逆算して冷房の入・切を正確にしなければならない。楽しい夏はもう来ないのだろうか。

2025年8月1日金曜日

ヒグラシ

 夕方、突然ヒグラシが鳴き始めた。庭の木にいるらしい。ガラス戸を開けていたから大きな音だ。以前は7月から山のほうで聞こえていたが、今年は聞かないね、と言っていた。しばらくして聞こえなくなったが、短時間でもヒグラシの声を聞けて嬉しかった。西寄りの空に、硬質で滑らかな三日月が。