2025年5月30日金曜日

ドクダミの年?

 乾燥が続いた後に、最近は雨も何度か降り、土も潤ってきたようだ。4月以上に今年の5月は気まぐれで、暑い日と天気が崩れて肌寒い日が交互にやってくる。そんな気候のせいかどうか分からないが、ドクダミが繁栄している。毎年生えるのだが、今年は庭のあちこちに出現している。近所の庭や草むらでもよく目につく。庭全体がドクダミという家も見た。このドクダミ、とても役にたち、「最も捨てがたい」植物なのだそうだ。慢性鼻炎にも効くそうだ。長年使わないで、もったいなかったかな。

ニワゼキショウが咲き始めた。これは例年どおり。

2025年5月21日水曜日

江戸甘味噌

 パートナーが江戸甘味噌というものを知ってすぐに取り寄せた。麹の割合が多く塩分が少ない、贅沢な味噌だ。色は濃いが穏やかな味。この味噌と、それを使った料理についての論文もある。歴史的にも面白い。戦争中は、そして多分戦後も長く、米が自由にならなかった時代は途切れていたがその後復興された。健康にも良いそうだ。この味噌で、昨日は豆腐田楽、今日はこんにゃく田楽。どちらもおいしい。

一昨日今年初めて巨大なクロアゲハが庭で舞っていた。マユミの花も咲いた。緑色で小さくて意識していないと見過ごしてしまう。だから昨年まで知らなかった。小さいけれど肉厚で4枚の花弁が十字の形をしている、珍しい花だ。枝垂桜に赤い小さなサクランボが沢山ついている。今年はきれいな梅の実が沢山できている。実用の木ではないけれど、育ったら梅シロップを作ろうか、と言っている。ビワも豊作。花桃の実も大きくなっているが、食用にはなりそうもない。


2025年5月17日土曜日

5月の庭

 5月になってから晴れと雨が繰り返している。少し土に水が入ったのか、今ごろになって星の瞳で庭が賑やかになった。「茎が高すぎる」とパートナーがいうが、最近は草花の茎がひょろひょろと長いような気がする。ニワゼキショウも咲き始めた。これは季節どおり。木々の葉が元気に生い茂ってきたので、明るい感じがするが、山並みは見えにくくなった。

夏ミカンの花は咲かないが、アゲハの幼虫が2匹ついていた。葉とまったく同じ色。ヒスイのようなきれいな色だ。その後見当たらなくなった。「鳥に食べられたかな」とパートナーはいう。可哀そうだが、鳥も生きなければならないし。今年はウグイスがよく啼く。

昨日、缶クリームを使ってゼリーを作ってくれて、その容器が流し台においてあった。パンを作るので安全のために、と移動しようとしたが、傾けてしまって、まだ固まっていない半液体がこぼれてしまった。パートナーはカンカン。「今日はデザートなし」と言いつつ、後で作り直してくれた。申し訳なかったが、床はきれいに拭きましたから!


2025年5月13日火曜日

そら豆が煮えるまで

 大好きなソラマメの季節になった。色もきれいだし、季節感がある。湯がくものと思っていたが、焼いてもおいしい、豆の皮も柔らかくなる、ということで、最近は焼きソラマメになっている。京都では一寸豆と呼ぶのだと信じていたが、「一寸ソラマメ」という種類があって、関西ではそれが主なので一寸豆と言われているそうだ。

最近突然「ソラマメが煮えるまで」という表現が頭に浮かんだ。なんだか童話のような気もするが、読んだこともないし、どこで知ったかも分からない。検索してみると、正しくは、そら豆「の」煮えるまで、らしい。児童劇で、原作はイギリス、原題は Six who pass while the lentils boil 。lentilは日本語ではレンズ豆。それでは馴染みがないので、そら豆にしたのだろう。パートナーが原作がopen libraryにあることを見つけてくれたので、早速読んでしまった。確かに全く読んだことも見たこともない内容だ。でもこれ、日本の子供たちにとって面白かったのだろうか。女王の首を切るなんて、ぴんとこないだろう。イギリスならば史実があるし、その他の登場人物の職業も身近かもしれないが。

2025年5月9日金曜日

銀杏にウグイス

 ウグイスが大きな声で啼き続けていた。以前から山のほうでは聞こえていたが、こんなに近くでは何年ぶりだろう。風が強く雨も降ったりしているのに。近くの銀杏の木に保護されているのだろうか。

八十八夜の新茶が届いた。一保堂の急須を使って優雅にお茶の時間にしたかったのだが、茶葉とお湯の割合を失敗して、うまくいかなかった。やはり普段使いの急須にしよう。

2025年5月8日木曜日

尾道のうどん・稲荷ずしセット

 先日テレビであちこちの食べ歩き番組があり、尾道のうどんと稲荷ずしのセットがその一つだった。稲荷ずしは巨大でおあげで包まずに米の上にエビのおぼろを置くものだった。パートナーが昔食べたおぼろの味を思い出して、今日同じメニューを作ってくれた。ただしあまり大きくては食べきれないので、小型の可愛いお稲荷さん。中に色々具が入っている。稲荷ずしがこんなに美味しいものとは知らなかった。うどんつゆの出汁は煮干しと昆布、具はとろろ昆布とネギとおあげ。こういうのを「素うどん」というのだそうだ。とろろ昆布が味を添え、汁も全部飲んでしまうほどだった。なんだかお祭り気分だっだ。

4月の気まぐれが5月に持ち越されたようで、一日おきに晴れたり降ったり。でも冬の間に乾ききった土には雨が必要で、ちょっとほっとしている。

2025年5月4日日曜日

桜餅

 パートナーがテレビで桜餅の話を見て食べたくなった、ということで、桜の葉の塩漬けを取り寄せて作ってくれた。桜餅には関東風と関西風があって前者は麩の焼で餡を挟む、後者は米の粗びき粉で包むもので、前者は長命寺門前の発祥だそうだ。関西風の道明寺粉はその名前の寺が発祥とのこと。私は関東育ちだから、麩の焼派、というよりそれが「the 桜餅」だった。あるとき「・・・派?それとも道明寺派?」と聞かれて驚いた。・・・の部分は分からなかった。今ではどちらも好きだ。今日は長命寺風桜餅。随分久しぶりの桜餅。おいしかった。

2025年5月1日木曜日

三色の斑猫

 白、黒、茶の三色の猫ならば三毛猫で、三色がきれいな縞模様になっているものだ。子供の頃飼っていた猫も、今の家の庭に住み着いていた「我が家の野良猫」一家の母猫もそうだった。ところが最近庭を歩いている三色猫は、胴体に黒と茶の大きな斑模様があり、脚は白。猫を見かけで差別してはいけないかもしれないが、あまり可愛いとは思えない模様である。餌を探しているのか、地面に顔を寄せながらゆっくり歩く。近所の空き家の入り口にじっと座っているところをパートナーがときどき見ている。最近は野良猫も生きていくのが大変なのでは。可愛がるつもりはないが、元気でいて欲しい、とは思う。

気がつけば5月。ツツジが色とりどりにさいて、緑が明るく、庭が華やかではあるが、例年ならばもうサツキの季節のはず。

山のほうに濃い色の藤の花の大きな塊が見えた。