2024年5月24日金曜日

борщ・ボルシチ

 最近ときどきボルシチを作ってくれる。缶詰のビーツが買えるので、それに色々材料を加えてゆっくり煮るのだそう。Staubという良い鍋を使えば私にもできるよ、と言われるが、鍋を落とすかもしれないので、作ってみる気にはならない。東欧や西アジアの料理というけれど、今は多分世界中広く知られているだろう。色はきれいだし、肉も野菜も入っていて、調味料は塩だけ。さっぱりしていて、しかも味わいがある。昔母が習ってきてボルシチやピロシキを作ってくれたことを思い出す。ビーツを使わないので、赤くはなかった。

昨夜7時頃、淡い水色の空に薄赤く染まった柔らかい雲が伸びていた。それだけのことなのだけれど、夢のような美しさだった。

2024年5月23日木曜日

巨大な蜂

 垣根の外の名前を知らない木(ブナ科だそう)が大きくなって、小さな小さな花がぎっしりとかたまって咲いている。強い蜜の匂いがする。そこに真っ黒な巨大な蜂が無数に(?)集まって飛び交っている。蜜が良いのだろう。見ていて飽きない。

庭にも近所の空き地にもドクダミの花が満開。白い清々しい感じの花だ。クローバー(シロツメクサ?)も白。四つ葉がないか探してみるが・・・

2024年5月20日月曜日

麩の焼

 今年も実山椒の季節になった。昨夜は湯がいた山椒の実を枝からはずす作業を二人で黙々とした。時間はかかるが、その間ずっと山椒の清々しい香りがして心地よかった。季節感たっぷりだ。今日はおやつに山椒の実を餡に添えた麩の焼を作ってもらった。

何日か前に植木屋さんがツツジの剪定と草刈りをしてくれた。草花が勝手に伸びている庭は好きなのだが、刈り揃えられた緑の庭も気持ちよい。今はサツキの季節。

2024年5月10日金曜日

八十八夜摘みの新茶と筍の季節

 八十八夜摘み新茶を今日今年初めて入れた。最初の数日はそれ用と決めている急須と茶碗を使う。白い小さめの茶碗に濃い緑のお茶は心が弾む。その後は通常の急須と茶碗に戻る。

五月になると筍が目に浮かぶ。喉の奥で独特にの風味が蘇る。パートナーが茹で筍を買って、味噌田楽、醤油焼き、土佐煮、筍味噌、などを作ってくれた。

天候の悪い日も寒い日もあるが、今日は五月晴れ。

2024年5月8日水曜日

巨大クロアゲハ

 昨日庭に立っていたらぶつかりそうに近くを真っ黒なものが飛んで行った。一瞬鳥かとびっくりしたが、大きなクロアゲハだった。今日もやってきて(同じ蝶かどうか知らないが)モチツツジに止まっている。アオスジアゲハはハルシオンがお好きなようで、かなり長く止まっているから、ゆっくりと眺めることができた。ハルシオンはだいぶくたびれてきたので、これからはモチツツジ、その後はサツキ、さらにその後は合歓に蝶々が訪れてくれるだろう。

2024年5月7日火曜日

夏ミカンの花

 夏ミカンの花が一輪だけ咲いた。小さな白い花で、シベが黄色い。葉に覆われて目立たないが、清楚で可愛い花だ。匂いをかぎたいのだが、私には高い位置にあり、枝が鋭い棘に覆われている。パートナーが納屋から台になるようなものを出してきて、その上にのって、支えられながらやっと思いを果たした。化粧品のような匂いだ。実の甘酸っぱさとは程遠いものだった。でも一輪でも花を見れて嬉しい。

2024年5月3日金曜日

訂正

 昨日のブログで「ヤマツツジ」と「松露茸」と書いたのは間違い、とパートナーが詳しく調べて教えてくれた。「ヤマツツジ」は「モチツツジ」、「松露茸」は多分「ムジナタケ」。ヤマツツジも多数の種類があるようだ。ムジナタケは茶色く丸い。まだ若いらしくなめらかな感じだが、写真を見ると乾いてくすんでいる。生き物は長い間に微妙な環境の差で変化してきたのだから種類が多いのは当たり前だろう。呑気にツツジだ、キノコだ、というわけにはいかないのだけれど、こちらにもすることやしたいことがあるので、大まかに鑑賞するしかない。



2024年5月2日木曜日

宴の後

 昨日は雨の中を美容院に行った。急な坂は通らず階段の下りに気をつけて、無事往復。髪が短くなって実に気持ちよい。心身ともにすっきりする。

今日から3日間好天気だとか。今日は清々しい日だった。朝には薄水色の天空に白い三日月が浮かんでいた。ツツジとハルシオンの華麗な宴は終わったが、蝶や虫はまだ無数に飛んでいる。バッタの子供が草の葉の上に。先日バッタの赤ちゃんがいたので、それが少し成長したのかも。今年初めて見るニワゼキショウ、ヤマツツジ(京都での俗称山ツツジではない)、真弓の花、夏ミカンの蕾、松露茸。ヤマツツジと松露茸は名前が分からなくてスマホのLens機能で調べた。便利である。真弓の花をついに見ることができた。小さな緑色で、知らなければ見過ごすのも無理はない。目立たないが魅力的だ。今年は黄色いカタバミが群れをなして咲いている。タンポポに負けないくらい眩しい。例年はピンクのほうが多いのだが。ときどき違う種類の茸が生える。松露茸は丸くて大きい。