この2-3日、蕪蒸し(豆腐と銀杏入り)、豆腐とコンニャクの田楽、ブリ大根、大根と牛肉の炊き合わせ、と、私の好物の冬の料理が並んだ。蕪も丸大根も巨大で、値段も立派(?)なものだったそうだが、それにふさわしい味である。
3日前だっただろうか。まだ少し明るい空に三日月が光っていた。とても滑らかで光が強い。近くの空の紫がかった雲はまさに刷毛で掃いたような姿をしていた。
今日は「丸大根とお揚げのたいたん」と穴子寿司。丸大根は京都に来るまで知らなかった。それとお揚げ(東京では、あぶらげ、と言った!)を炊く、というのは京都の定番らしい。これなら私でもなんとかできる、と、両親が京都に来たときに作って出したら、喜んでくれた。もっとも不器用な娘が作ったものならば何でも褒めてくれたのかもしれない。
大根やコンニャクの味噌田楽もこの季節。そのうち新玉ねぎが出ると、その味噌田楽はなんとも言えない味わい。冬も悪くない。
先日珍しく6時ころに目が覚めた。もう朝だから、とカーテンを開けてみたら真っ暗だ。なんだか不気味な気がして大急ぎで閉めてしまった。その後7時ころに起きたときにはさすがに朝で、南の空は紫がかった灰色の雲が山並みのような形をして、その上の白い雲に朝日が当たり、雪山を見ているようだった。空は見飽きることがない。
風邪はすっかり治ったようだ。
一昨日、私の風邪を治すためにパートナーが、夏から冷凍庫に保存していた穴子で穴子丼を作ってくれる予定にしていた。そこへまた穴子が尾道から届いたのである。大きくて立派だ。新旧の穴子で山盛りの丼で、すっかり元気になった。今日は久しぶりに走った。
尾道からの贈り物の穴子は貴重なので、私が「大事に食べよう」というものだから、いつどのような料理にするか、には慎重だ。「神棚に祭っておくか?」とパートナーがからかうほど。でも最近は良い穴子が入手できにくくなっているそうだ。海の異変は色々とニュースになっているから、その一環かもしれない。
もう一つ今の季節の楽しみは冷凍の焼き栗。丹波栗を焼いて冷凍で送ってもらえる。高価なものだが、年一回のことだし、温めるだけで、皮も簡単に外せる。栗は茹でても焼いても皮剥きが大変で、なかなかうまくいかない。そのストレスなしに丹波栗が食べられるのは嬉しい。
一昨日の夜、急に喉がチリチリと猛烈に痛くなった。傷口に辛子でも塗られたような、経験したことの無いような痛みだった。そのときカレーの風味がした。夕食にカレーを食べたことは確かだ。カレーの成分が胃から上がってきたのだろうか?でも胃の調子は別に悪くない。うがいしたり牛乳を温めて飲んだりしているうちに収まったが。で、昨日になって普通に(?)喉と気管支に違和感を感じるようになった。しかもだるくて眠い。夕方から横になってしまった。市販の薬は副作用が強くて飲めないので、しかるべき漢方薬を飲んだら、だいぶ良くなった。今朝は昨日の症状はとれたが、頭痛や筋肉痛がする。これも同じ薬で収まった。念のために家で抗原検査をしてみたが陰性である。3年近く風邪もひかず、身体の不快感を忘れていたのに、と、がっかりした。普通ならば風邪と信じて汗をかくくらいの運動で治そうとするのだが、今のご時世、風邪かインフルエンザかコロナか、と疑心暗鬼で、うだうだと過ごすしかない。