2022年8月27日土曜日

鹿の害とコヨメナ

昨日のこと。 鹿の姿を見たわけではないが、状況証拠で鹿の仕業に間違いない、ということになった。白梅が葉だけでなく枝まで齧られていた。鉢植えの楠2本が倒されて、1本は途中から折れて小さくなってしまった。紫陽花の葉も食べられた。「鹿が庭に来る」なんて楽し気に言っていたが、甘かった。ほっておくと、庭の木々があれこれ無残な姿になってしまう。パートナーが鹿よけのグッズを2-3種類注文した。それだけで被害を止められるかどうか分からないが。

庭を見回っていて気が付いたのが、野菊のような花が数個咲いている。野菊にしては季節が早すぎる。またスマホのお出ましだ。そのお告げによるとコヨメナという名前である。ヨメナの仲間で、ヨメナとはこのような花の総称で、野菊とも関係あるらしい。薄紫で、芯が黄色い。ところでキクという野生の花はないのだそうだ。菊は栽培種のみなのだとか。

2022年8月25日木曜日

シオカラトンボ

 今年初めてトンボが庭にきた。胴体が黄色い。パートナーがシオカラトンボだろう、というのだが、シオカラトンボは胴体が灰色ではなかったか、と思って、またスマホのカメラ機能で調べたら、やはりシオカラトンボと出た。後で検索してみると、灰色は雄で、雌と子供は黄色いとのこと。そのためムギワラトンボとも呼ぶそうだ。スマホ、役に立つ!

キツネノカミソリが裏でひっそりと咲いている。朱色の花は他にヒメヒオウギズイセンが7月に玄関の前に咲く。どちらも質感があって、良い感触だ。キツネノカミソリはヒガンバナ科で、花言葉は「妖艶」だとか。

2022年8月22日月曜日

朝顔に鹿?

 朝顔に鹿、なんて絵画の構図になりそうだが、そういうことではない。パートナーが棒を立て、綱を絡めて朝顔の蔓が巻き付けるようにしていたところ近くの蔓が上まで巻き付いて大きな葉が育っていた。昨日の朝、そこの葉がほとんど食われていた。フェンスの横の兎の飾り物が倒れていたことからも、鹿の仕業だろう、ということになった。朝顔の葉はそこら中にあるのだが、低いと食べにくいのだろう。例の鹿はこの辺り一帯を自分の庭だと思っているようだ。

今日はコンクリの上でマイマイが必死で這っていた。土や草のある一角から別の一角に移動するにはどうしてもコンクリートを通らなければならない。気の毒だがつまんで動かすよりは自力で移動するほうが良いだろうと、しばらく眺めていた。身体全体がゆらゆらと動く。カタツムリの移動をこんなふうにゆくり眺めたのは初めてだ。で、これがどのマイマイなのか、よくわからない。土地によって色々らしい。イセノナミマイマイが一番似ているかも。

2022年8月20日土曜日

新しいスマホ

 5年間使ったスマホが正常に働かなくなったので、買い替えた。今まではソフトバンク、今回はY!mobile。私はほとんどの用事をコンピュータで行うので、スマホといっても使う機能はものすごく少ない。電話、ショートメッセージ、カメラ、位置情報、くらいだ。他の機能が付いていない製品があれば良いのだが、そうはいかない。「簡単スマホ」というのがせめてもの救い。しかし便利な機能もある。今まで見たことのない小さな花をつける蔓植物が庭の木に巻き付いていた。白い花弁で真ん中が赤い。カメラ機能で「レンズ」を選び、花の近くにスマホを持っていき、ボタンを押すと、情報を取得して同じ花の写真と「ヘクソカズラ」という植物名が表示された。可愛い花なのに気の毒な名前であるが、後で調べてみると、葉や茎を傷つけると悪臭がするからだそうである。しかしその根などには薬効があるとか。小さな虫にも試してみたが、これは「昆虫」としか分からなかった。(それくらい自分で分かるよ!)また知らない草花を見たら試してみたい。

ケープタウンブルーが昨日から咲き始めた。

2022年8月18日木曜日

目まぐるしい天候

 昨夜けたたましい音で起こされた。緊急避難勧告か指示かの知らせがスマホに来ていて、さらにそれを読み上げている。松ヶ崎と西のほうの二か所。どちらもはるか遠くである。時計を見たら23時45分くらい。眠ってまだ20分くらいだ。災害が降りかかっていないのは幸いだが、そういう時には良く寝ておきたいものだ。まもなく眠ってしまったが、とてつもない音というより響きで、がらんとした倉庫のようなところに巨大な落下物があったような夢らしいものとともに多少目が覚めた。家が振動するようなすごい雷鳴らしい。眠くてはっきり目が覚めないままにまた寝てしまったが、朝になってパートナーが調べて5時頃だったらしい、ということだった。この夏は急な豪雨に何度も見舞われた。雷もよく鳴った。夏の夕立というのとは異なる。この辺りは降りやめば何事もなかったかのようになるが、全国あちこちで大雨の災害が起こっている。そしてもう8月も半ば過ぎてしまった。高温続きといっても多少は低くなっているし、日も短くなってきているので、セミはほとんどツクツクボウシだし、夜には秋の虫がリンリンと鳴いている。今日は勝手に生えたケープタウンブルーが咲いた。

2022年8月11日木曜日

ほぼ満月

 今晩の月は丸く見える。黄色く明るい。調べてみると96%。本当の満月は明日の10時36分・・・月はとっくに沈んでいる。英語圏ではsturgeon moonというそうだ。チョウザメの漁の最盛期だから、ということ。生活に密接に結びついている呼び名。

立秋が過ぎても高温続きであるが、日の出が遅く、日暮れが早くなっているのが実感される。庭ではツクツクボウシが鳴いたり、秋の虫が鳴いたりする。最近はモクモクの白い雲が突っ立っていることがよくある。東西南北どこでも見られる。東の山の背後から現れる入道雲ではない。空の青さが透明なのは空気がきれい、ということなのだろうか。

2022年8月8日月曜日

病院の経験

 左目手術から半年経った。その後の眼鏡の新調などで、良く見える。「見える」というのはこういうことなのだ、と改めて知った。目の疲れもない。手術の後遺症みたいなのは全くない。眼鏡はコンピュータ仕様になっているので、空を見るときには従来の外出用眼鏡のため、月は相変わらず2個見える。印刷物はかなり目の近くに持ってくればなんとか読める。不思議なことに裸眼で鏡を見ても目は2個になった。

入院といっても身体は元気なので(頭脳だって明晰だ!)気づくことも考えることもあって、良い経験であった。2月はコロナ第六波の最高潮だった。ヴィールス対策は行き届いており、各科の病室群に入る前に様々な儀式(?)がある。PCR検査も受けた。入院時には荷物や手続きがあるのでパートナーが付き添ってくれたが、病室に居られるのは10分限りである。職員の方々はマスクだけでなく飛沫防止用のアクリル眼鏡をつけておられたので、目の悪い私には顔の識別は難しかった。我々もマスク着用は当然であり、お湯は汲みに行けるが、ロビーでの飲食は禁止。予め渡された冊子に、「随時病室の変更が有り得る」と書いてあり、「仮にも病人だ、突然部屋を変わるというのはどういうことか?」と驚いていたが、実際にそれが起こって理由が分かった。手術の前は病室で静かにしているように、という指示にしたがっていたところ、突然看護師長さんが来られて、「今から部屋を変わってもらいます」と言われ、衣類その他の荷物はすべてベッドの上に載せるように、とのこと。静かに、どころではない。訳も分からないままにあたふたと命令(?)どおりにして移動した。ベッドもテレビもすべてあっという間に動かせるようになっている。後で分かったことは、コロナの濃厚接触者が出たせいで、色々な配慮が必要なのだった。一人部屋なのに何故動かされるのかまでは分からなかったが、ともかくこのご時世のせいなのだ。病院での勤務はいつも緊張に包まれているのであろうが、コロナ禍のなかでは普段の何倍も大変だと思う。そのなかで全員がきびきびとしかも病人が安心していられるように行動される姿には感謝と敬意を覚えずにはいられない。コロナ病棟ではそれよりはるかに厳しいだろう。感染しないことが私たちのせめての貢献だと思った。

面会はもちろん不可。ラインとスマホで顔も見れるし部屋や食事の様子など写せるので問題なかった。八階の南向きで市内が見渡せるし東山も西山も一望である。そう言って喜んでいたら「旅行気分だね」と笑われた。家とは違ってあまりすることがないので、夜は早く寝てしまう。そのために暗いうちに(2月初めだから遅くまで暗い)目が覚める。窓の外を見たら、月が東山の上のほうに眩しいほど輝いていた。広い空間の上の月というのは初めてで、なんだか神秘的な感じがした。次の日はもう少し遅く目が覚めて、東山の夜明けを見ることができた。黒い山の端が赤くなっている。以前修学院の辺りに住んでいたときにベランダに出れば見れたのだろうが、元来寝坊である。無駄に(?)早起きなどしないので、こういう風景には縁がなかった。食事は薄味で丁寧な調理である。3食しっかりご飯が出るのだけはちょっと困った。普段基本的に2食で、お昼はちょこっと何か口に入れる程度なので。食後に食器を移動式の棚に持って行くのだが、お盆を差し込むと食器がどこにあってもすっと落ち着くようにできている。

病院では検査の段階から、非常に複雑な情報が即時処理されているようで、感心していた。これも患者に安心感を与える要素である。IBMがシステムの担い手だ、とWeb-siteに書いてある。システム構築がいかに大事か、は、失敗した組織のニュースからも分かる。もちろんシステムが良いだけでは組織は機能しない。人材とその養成が行き届いているのだ。ともかく初めて知ったことばかりであった。




2022年8月6日土曜日

茗荷の花

 茗荷の花がたくさん咲いた。といっても茂みの奥にあるので簡単には見えない。パートナーが懐中電灯で照らして見やすくしてくれた。白い透き通るような感触の花だ。生姜の花と似ているが、生姜は白が濃い気がする。たしか良い匂いがした。花が咲いてしまうと固くなるようなので、今年は花を観賞することにした。来年は自家製の茗荷が食べられるかもしれない。

2022年8月1日月曜日

糸月とISS

 黄色い糸月が西の空にかかっていた。満月とは違った風情がある。

夜ISSが見れるというので、パートナーが時間や軌道を調べて、8時12分頃に道に出て待っていると、北西の山の辺りから赤味を帯びた大型の星のような光が上がってきた。大きさがあってゆっくり動くので、私でもしっかり追うことができた。ほとんど真上にきて、それから東南に消えていった。前回は2階の窓から見たが、何時だっただろう。

最近は高温が続くが、空の青さと雲の白さが毎日美しい。花の白さには色々あるが、雲の白さも濃淡いろいろだ。刷毛で掃いたような優しい雲もあるし、もくもくと眩しい白さの塊が山の背後から突っ立って上っていることもある。夏の入道雲と言えるようなものが何故か見当たらない。こんな暑いときにむらさきつゆくさが一輪ずつ咲いたりしている。猫じゃらし、夾竹桃の花、そして何故か合歓の花。