今年最初のムカデが階段に出た。慌てて樟脳をアルミホイルで包んであちこちに置く。何年も前に買った藤澤樟脳が残りひと箱あるだけなので、新しく購入しようとしたら、2019年に製造中止になっている。困った人も多いらしく「藤澤樟脳製造中止・・・号泣」という人もいる。同感だ。パートナーが調べて、別の商品を購入してくれたが、品質が良いとかで、値段が8倍とか10倍だそうだ。それでもムカデに噛まれる痛さ(危険でもある)を思えば仕方ない。楠の苗を植えるのが得策だとかで、苗も注文したという。これは楽しみ。
2022年5月19日木曜日
幻想的な月
今月の満月は天気が悪くて見れなかったが、翌日は晴れて、十六夜の月が東南の空に薄いオレンジ色で少しぼやけて、周りに光が伸びて、幻想的な姿で現れた。多少霧がかかっていたのだろうか。満月は、丸くて大きくて張り切っていてひたすら明るいが、わずかに欠けた16日目の月はやさしく趣があるので愛でられるのだ、と聞いたことがある。読んだのかもしれない。
昨夜は月の出は見えなかった。今日早朝にふと目を覚ましたら、外は少し明るいようなので、こんな時刻に外はどんなだろう、とカーテンを開けてみた。もう風景がはっきりと見えるほどに明るかった。南東の家の屋根の上が巨大な照明が付いているかのように眩しいほと明るい。驚いてよく見ると、それは月であった。こんな時刻に月を見た記憶はない。青みがかった空を背景に、磨かれたガラスの表面のように固く滑らかな黄色い月があったのだ。寝ぼけていて眼鏡をかけない目には欠けていることは分からない。丸く大きな明け方の月であった。
2022年5月15日日曜日
ベーコンとフランスパン
今日はパートナーがベーコンを、私がフランスパンを作った。パンは30分くらいでホームベーカリーに仕掛けることができるが、ベーコンは何日もかけて準備をする。どちらも焼いている間は良い匂いがする。そしてどちらもおいしい。
ニワゼキショウが数本咲いた。子供のころ、伯母が「ヒメアヤメ」と教えてくれて、小さい紫色の花に似合う名前だと思ったが、違うらしい。
2022年5月14日土曜日
猫と新茶
猫が新茶を飲んだ・・わけがない。今朝濡れ縁に薄茶の太った猫がじっと座っていた。猫の通り道ではあるが、縁側に座っているのは初めてだ。向こうを向いているので表情は見えないが、左の耳がときどきピクピク動く。そのうちにこちらを向いた。体つきに似合わず案外可愛い。写真を、と思ってスマホを持って近づいたら、ガラス越しなのに、警戒したのか、飛んで逃げてしまった。タマの一家はこの濡れ縁に揃って、「餌をくれ」とないていたっけ。
例年どおり八十八夜摘みの川根の新茶を購入した。煎茶は6月ごろが美味しい、と聞いたことがあるが、八十八夜摘みということだけでも、季節を感じ爽やかな気持ちになる。白い茶碗に、丁寧に淹れたお茶の緑が美しい。
2022年5月7日土曜日
鹿!
昨夜パートナーが庭に出たとき、蹄のような音を聞いて驚いて見たら、門の外を鹿が走って行ったそうだ。山のほうから通りのほうに向かって行ったようだ。人家の辺りに迷い出て、何かに驚いて走ってしまったのだろう。その後鳴き声を聞いたというから、山へ戻って行ったのだろう。私は奥の部屋にいたせいか、聞こえなかった。山科駅界隈では鹿が菜の花を食べてしまうそうだし、鹿が列をなして通りを渡るところもあるようなので、この辺りに出てきても不思議ではない。実際庭に入ってきたこともあったようだし。私は残念ながら見ていない。鹿、イノシシ、クマなどの町への出没が問題になっているが、彼らの世界に人間が無思慮に入り込んでしまったのが問題なのだと思う。どうしたら良いか、など分からないが。
今年も様々な花が、高い木の上から地面の草花まで、咲いては散って行った。ブログを見直すと、毎年同じ季節に同じことを書いている。Google Photoが勝手に(?)「去年の今日」とか「3年前の今週」とかの写真を送ってくる。今年の今日も今年の今週も同じ庭の様子である。多少の早い、遅いはあっても。それで今年は写真も撮らず、ひたすら自然の移ろいを楽しんだ。今は緑が深い。なんとなく眺めていると、自分がその一部分になったような気がしてくる。