2009年6月27日土曜日
夏みかんの木再生
他の木の都合で植え替えた後枯れてしまった(と見えた)夏みかんの木に、緑の枝と葉が出ていた。パートナーが私に内緒で栄養剤を注入していたのだそうだ。接木もしないから花も咲かないしもちろん実はならないこの木を大事に思っていたのには長くてつまらないわけがある。実を食べた後に種をポットに埋めておいただけで、双葉が出て成長した。それを土に下ろしたものなのだ。夏みかんは親が庭に生ったものを毎年送ってくれていた。東京の住宅地である。私たちが子供のころ、農業高校のバザーで買ってきて植えたものがいつの間にか成長したのだとか。私は忘れていた。母が台所の生ごみを肥料にして面倒を見ていたので、毎年みずみずしいしっかりした実がたくさんついた。酸味が強いので最近は売ってもいないけど、そのままでも砂糖をかけても美味しい。ジュースにもできる。パートナーがジュースで寒天やゼリーを作ってくれた。知人にあげたら夏みかんのピール入りのケーキになって返ってきたことも。自分たちにだけ大切な夏みかんの歴史である。
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2 件のコメント:
売ってるのは甘夏ばかりで昔ながらの夏みかんは店頭から消えてしまいましたが,あのみずみずしい酸味が懐かしいです.
東京の家の庭はもう誰も面倒みていないので
夏みかんは送ってもらえませんが、たぶん接木した木は売っていると思います。
最近はいちごもりんごも甘いばかりでほどよい酸味の果物が少ないですね。
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