2023年5月31日水曜日

三条大橋

 三条大橋の工事も終わり近いようだ。北側の欄干ができていて、ちょうど最後の擬宝珠を台に乗せるところだった。2-3人掛かりで丸い台の上に立て、少し回した。南側を歩いていたのだが、立ち止まって珍しい作業を眺めた。

五月は雨で気温の低い日が多かったが、今日は午後から晴れて、ようやく五月晴れ。夕方の澄んだ陽射しが緑の陰影を作っている。二階で外を見ていたら、アゲハ(ナミアゲハというらしい。黄色に黒い筋が入っている)が2匹つかず離れず飛び回っていた。

今年はドクダミの当たり年らしく、我が家でも近所でも白い花が一面に咲いている。草の背丈が高く、花も例年より大きい。ラッキードクダミというのがあるそうで、花びらが5枚あるものだとか。まだ見つけていないが。友人が八重のドクダミを育てていて、花の写真を送ってくれた。一段と華やかである。やはり白い花の、クローバーが生えた。花も葉も今まで見たものよりはかなり大きい。四つ葉がないか、と二人で探したのだが、これもまだ見つけていない。

当たり年といえば、今年はビワの実がたくさん実っている。今まで実がついたことのない木にまで。色づいたいくつかを取ってきてくれたので、今晩のデザートはビワ。

2023年5月29日月曜日

初夏の野菜料理

 昨日はパートナーが季節の野菜を川政から取り寄せて、料理してくれた。

豆ごはん。豆をさやごと茹でて、そのゆで汁を使って米を炊いた。特別味わいの深いえんどう豆だ。とにかく豆ごはん大好き。

湯がいたホワイトアスパラ。何もつけずにそのまま。アスパラの風味が良く味わえる。

実山椒を入れた牛肉の炒め物。最近購入した山椒の実。今年は湯がいてから実をはずした。私も少し手伝ったが、生よりも外しやすい。一部は凍らせてはずした。これは私は手伝わなかったけれど、外しやすそうだ。実山椒は1年を通して色々な料理に使われる。

焼きソラマメ。京都では一寸豆。さやごと焼く。豆の成分が流れ出さないので、味が濃くて、塩も要らない。

オカヒジキ。これも湯がいて、ワサビや辛子を添えて醤油をかけるだけ。とても食べやすい野菜だ。

雨で気温も下がったが、初夏を感じられる夕食だった。

2023年5月18日木曜日

鹿が覗いた!

 夕食時、まだ明るいし気候が良いので、ガラス戸を開けていた。突然音もなく鹿が現れた。網戸にくっつきそうなくらい近寄って、「何食べてるのかな」というような感じでこちらを見た。「鹿!」と思わず叫んだ。その声のせいか、パートナーが慌てて立ち上がったときの椅子の音のせいか、さっと走り去った。ほんの一瞬のことだったが、他人の家の団欒を除くような鹿の様子がいつまでもはっきり残っている。居ながらにして鹿と対面できる環境はすてきなのだけれど、大きな鹿の食欲で庭の木々が丸坊主になっては困る。パートナーがさっそく以前使っていた鹿よけの赤い布をまたあちこちに吊るした。でもやはり日常の一場面として鹿に遭遇したことには、今でも感動している。

ウグイスが良く鳴いている。梅にウグイス、とかいうけれど、ウグイスは大きな木の密集した葉の陰にしか留まらない。だから滅多に姿が見えないのだろう。

2023年5月17日水曜日

ホトトギス

 今日は全国的に気温が上がったようだ。この辺りも北側でも30度。家の中はまだ涼しいが、それでも暖かいのは気持ちよいことた。近くでホトトギスがしきりと啼いている。昔から言われているような鳴き声には聞こえない。ぴょ、ぴょ、・・・と聞こえる。

ムカデが続けて出たので、パートナーが薬を撒きなおしてくれた。虫たちには気の毒だが、ムカデに嚙まれるのはかなわない。何年か前の痛みがまだよみがえる。

ツツジは木の数も多く華やかだったが、サツキが緑の間に遠慮がちに咲いているのも美しい。

2023年5月10日水曜日

八十八夜摘みの新茶

 例年の八十八夜摘みの新茶が届き、最初だけ使う茶器と茶碗で丁寧に淹れて飲んだ。新茶は6月頃が美味しい、と聞いたことがあるが、八十八夜摘みのお茶は五月という新緑の季節を届けてくれる気がする。ニワゼキショウも例年通り咲き始めた。

今日は気温も上がり、散歩日和だった。柔らかな空に飛行機雲が少しずつ離れて5本伸びていた。眼科の検診で、いつも通り東山三条から丸太町かいわいまで歩いて往復した。帰りはいつも通り岡崎の入り口まで川沿いに歩き、橋を渡って戻る。数人の散策している人たち以外は人出もなく静かな道のりだった。汗は十分かいた。

2023年5月6日土曜日

久しぶりに鹿

「鹿!」というパートナーの声に慌ててそのほうに行ってみたが、私に見えたのはツツジの後側での動きだけだった。昨年の鹿よりかなり小さかったそうだ。逃げた方向が山と反対側なので、無事に帰れるのか、心配した。去年は5月に初めて姿を見せ、庭に佇んでいたのは7月だった。

最近BS3で映画を3回みた。Charade, Padington, Padington 2である。主人公が美女とクマの違いはあるが、どちらも率直で、危険な目にもあうが、最後はめでたし。そしてカーチェイスのような派手なことはないが、走って逃げたり追いかけたり、で、アクションものに似ている。なんとなく楽しく気持ち良かった。クマの物語といっても大人も楽しめる。最後に伯母さんに会えた場面ではつい本気で「良かったね」と思ってしまった。

2023年5月1日月曜日

五月1日

 超特急で4月が過ぎていった。今日は祝日でもなんでもないが、もう長い連休の人もいるだろう。「ゴールデンウイークにどこへ行くか、何をするか」と聞かれても、私たちは元々そういうときこそ家で庭を心行くまで楽しみたいのだ。大通りから離れているので、ほとんど物音もしない。今日は晴れて風もなく程よく暖かく、若葉いっぱいの庭に立っているだけで、不思議な幸福感で満たされる。何百種類の草や虫が生息しているのだろうか。今日はモンシロチョウ、モンキチョウ、アゲハ、テントウムシ、等々を見た。ヘビイチゴの実がもう赤くなっている。山椒の木があちこちに生えていて、昨日はその葉を摘んで豆腐の田楽に添えた。素晴らしく良い匂いだった。