2021年10月31日日曜日

ムカゴ

 庭の自然薯のつるが伸びて、ツツジの上でムカゴが実っている。今日は二回目の収穫。塩ゆでにして食べる。以前、もう少ししたら自然薯が大きくなるだろうから掘ろう、と言っているうちにイノシシに掘られて食べられてしまった。忘れたころにまた成長していたのだ。

桜の葉が紅葉している。先日久しぶりに三条大橋を渡ったが、東側の土手の桜の葉が色濃く紅葉していて、他の緑との対比が美しかった。

今年は柿がともかく沢山生っている。上のほうのは鳥に提供することにしても、余りあるほどに収穫できる。パートナーが柿ジャムを作って麩の焼きに挟んでくれた。柿なますもときどき。私は柿が大好きで、親が元気なときには庭の柿を送ってくれた。市販のものは熟し柿(これも大好き)か渋抜きしたようなもので、木で十分成長した固めの柿とは違う。食べ過ぎかもしらないが、今年は飽きるほどに食しておこう。

2021年10月22日金曜日

眩しい月

 昨日は満月であった。10月の満月は大抵晴れている。昼間は曇っていたが、夜には薄い白い雲が主になって、東の空に大きな丸い月が上った。雲の下に月があるかのようにはっきりと眩しいほどに明るい。雲の動きが速いらしく、月が雲の下をすべって行くように見える。

今日は日差しがあって気温のわりには暖かかった。15cmもありそうな巨大なカマキリが庭のコンクリートの上をゆっくりと動いていた。最近の急な寒さで弱ったのだろうか。草むらのほうが居心地良いのではないかと勝手に思って、早く草の生えているとことに行き着くようにと願ったが、最後はどうなったのだろう。モンキチョウ2匹とモンシロチョウ1匹が喧嘩をしていた。1匹が草にじっと止まっていると、そこを目掛けてもう1匹が攻撃をしかけるのである。草だから蜜があるわけでもないのに、何の目的だろう。

突然きた論文の校正の件。それ自体はかまわないのだが、ある日、研究用にもっているアカウントを開いたところ、260通ほどのメールが来ている。表示されている数件はすべて同じものらしい。送信元だけでなく件名も論文校正に関するものであるに違いないが、ともかく異常事態である。不審なメールは開かずに削除、が鉄則なので、一度に削除した。もしかしたら全く別のメールもあったかもしれないが、そんなことは心配していられない。会議の責任者に問い合わせたところ、各著者あてのメールがすべて責任者にCCされていたので、一度に千通以上のメールが届いて、大迷惑だった(当たり前だ)という。先方に事情を問い合わせているがまだ返事がないとか。未だに返事はないらしい。こちらの情報センターに問い合わせたところ、こちらのシステムには問題ない。当該メールは5分に1通送られてきている、ということだった。次の日にも同じくらい送信されてきた。結局編集担当者が間にたって送信元に改めてファイルを送ってもらって、校正の作業をすることになったが、事故について説明もない。SpringerNature Singaporeだが、もう信用する気になれない。SpringerNatureといえば世界的な出版社である。偉そうにしていてもいい加減なのかもしれない。


2021年10月16日土曜日

野菊

 なぜか9月を10月のように感じていたので、10月に入って一か月得をしたような気がした(?)。眼科や歯科に行って時間をとっていた上に3年前の研究会のProceedingsの校正が突然きたりしてあたふたと過ごした。高温が続いたが、庭の花は例年の通りに咲いて散って行った。とくに目立ったのは金木犀の花の量が今までになく多かったこと。柿の実が鈴なり(柿なり?)で、落ちない。好天・高温のせいかすぐに赤くなって熟してしまう。(熟しガキではない)ケープタウンブルーが小型にはなったものの、庭中や外の道端にまで進出して、未だに咲いている。ボケ、沈丁花、クチナシ、金木犀、などがみんな「朝顔の木」になった。その深い青さは毎朝見ても飽きないし、元気のもとになる。シュウメイギクも大幅に増えて、懸崖を形作っている。そして今まで道端で見ていた野菊が庭に生えてあっという間に広がっている。品の良い薄紫である。

熟れすぎた柿をパートナーが石のブロックの上に置いたら、小鳥、蝶々、足長バチなどが次々に食べたり汁を吸ったりしていた。