半年かもっと前か、テレビをつけたら時代劇の番組だった。その題名も知らないし、数分見ただけだが、浪人(?)が物思いに沈んで歩く場面で音楽が流れた。それは良く知っている曲で、頭の中では正確にメロディーを再現できる。とことがその瞬間に曲名と作曲者名が浮かばなかった。度忘れというのは空間的にも時間的にも伝播する。誰かがある地名をふと忘れると、周りの人たちも思い出せなかったりする。このメロディーについては、その後度々頭の中で響くのだが、曲名と作曲者名は思い出せない。バロック音楽だろうとは思う。歌えればパートナーに教えてもらえるだろうが、声に出すと全然違う音程になってしまう。で、数週間前に突然何の脈絡もなく、「アルビノーニ」と浮かんだのである。続いて「アダージオ」とも。YouTubeで確かめた。その後はこのメロディーがいきなり響くことはなくなった。人の脳とは面白いものである。
ところで、この曲、実は20世紀半ばにRemo Giazottoという音楽評論家が作曲したものだそうである。良く知られていることらしい。
白ヒガンバナが2輪咲いた。曇り空の下を明るくしてくれる。シュウメイギクも1輪咲いた。輪切りにしたゆで卵のようだ。
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