キツネノカミソリが裏でひっそり咲いていた。オレンジ色でヒメヒオウギズイセンを思わせる。葉と花が出会わないというのは彼岸花みたいだと思ったらヒガンバナ科で、有毒植物であることも同じだ。「決して口にしてはいけません」とあるが、言われなくても口にしたくはない。葉の形からカミソリの名がついたらしいが、キツネの由来ははっきりしないようだ。玄関前には白い大きな百合があちこちに咲く。何年か前にどこからか種が飛んできたらしく、その後毎年増えている。ものすごく生命力の強い植物で、茎の背が高く、花が大きく、目立ちたがり屋の代表みたいである。白百合というと上品で清楚な感じがするが、もしこの百合が歩いたら、周りを蹴散らしそうだし、私のように小さい者は取って食われそうでもある。
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