2021年6月23日水曜日

驟雨の中の黒アゲハ

夕方突然ものすごい夕立。雹が屋根に当たってピチピチと音を立てる。その前に合歓の蜜を求めて飛び回っていたクロアゲハが、風雨で大揺れする枝にしがみついていた。その揺れ方が半端ではない。そのうち雨宿りのつもりか移動して、桃の葉にしがみついた。翅を乾かすためか、翅を広げたままだ。大きさが良くわかる。立派な姿。パートナーが写真を撮ってくれたが、それで見ると羽根に青い筋が数本ある。そこが皺のようになっている。それにしてもあの小さな身体でこの強烈な雨を耐えられるのだろうか。「蝶は長距離を飛ぶこともあって、災害にも合うのだから、大丈夫だ」と言われても、おろおろしてしまった。その後草の上に移動し、さらに別の木の枝に移動して、そこでひたすらじっとしていた。1時間くらいだろうか。突然驟雨はおさまり、まだ雨が降っている間に日が差した。雨の後はいつも草や枝に雫がついて、光の加減で様々な色に光る。枝につらなる雫はネックレスのようだ。そして東の空に薄い虹が出た。ずいぐん久しぶりだ。以前はよく虹を見たものなのだが。ガラス戸を開けるとひんやりとした空気が入ってくる。ただ涼しいというのでなく、何とも言えない心地よさだ。その後もアゲハはじっとしている。「今夜はあそこで寝るんだろう」とパートナーの言。朝にはもう飛び立っているんだろうな。

夜は雲の間に丸い月が輝いていた。

 


2021年6月17日木曜日

合歓日和

 今朝は6時ころ目が覚めた。普通ならばまたすぐ眠るのだが、明るいので起きて外を見た。その美しさは息をのむほどだった。空の青さが澄んで深く、白い雲がそおっと浮かんでいる。木々の葉も草も緑が深く、朝日のオレンジ色も深みがある。朝の光は新しい!

朝食後に、「合歓がきれい」というパートナーの声に、二階にあがった。満開ではないが、大きな枝にたくさんの花。幾種類もの蜂や蝶や蛾が蜜を吸いにくる。クロアゲハ(アオスジアゲハだというが、私には分からない)もようやくやってきた。


2021年6月16日水曜日

合歓の花

 最近ようやく合歓の花が咲き始めた。梅雨期の花なので、せっかく咲いてもしおれたりする。それでも夕日が当たると色が鮮やかになり、深いピンク色が美しい。クチナシの花も咲き始めた。大きなクロアゲハが来るのを心待ちにしている。

今日はライムギのパンを全行程手がけてみた。パン焼き機ではなく、オーブンで焼く方法である。タイミングなどが分からなかったり、オーブンが熱いときは危ない、などで、5分か10分おきにパートナーを呼んで助けてもらったが、次はもう少し要領よく作ってみたいと思う。フランスパンは多少躓くことはあっても、なんとか一人でできるようになって、「今日作ろう」と思うと元気が湧いてくる。

2021年6月7日月曜日

ジャガイモの花

 庭は無数の種類の草花で、まさに緑の絨毯である。場所によってはこんな風に雑草を生やしておくと、近所から文句がくるのだろうが、この辺りはどこからでも種が飛んでくるからなのか、今のところクレームは来ていない。今日は初めて真夏日の気温らしい。やはり気持ちよい。泰山木の花が3輪ほど咲いたが、すぐに茶色くなる。木も葉も花も大きくて風格がある。ニワゼキショウはあちこちにかたまって咲いている。ジャガイモの花が2輪咲いている。紫色で芯が黄色く、明るい花だ。ジャガイモ畑を作っているわけではない。古くなった部分を庭に放ったか、コンポストに入れるときに外に落ちたのだろう。

フランスパンは5度目の挑戦で、ようやく全行程一人でできた。しかるべき量の水を5度にして、手早く粉に入れるところが一番難しい。最後に取り出してスライスするところは、私は手が出ない。やはりヨーグルトと甘酒は気楽である。