フィトネスクラブは退会することになった。色々器具を買い、最後にルームランナーを買って、家で大体トレーニングできる体制になった。走るというほどのスピードではないが、ともかくマイペースで歩けるのは実に気持ち良い。買い物はすべてネット注文で非接触配達にしてもらっている。買い物に行く時間が省ける、とはいっても着いた後の消毒などは時間をとられる。パートナーは毎日殆どの時間を消毒に費やしている。申し訳ないが、私が手をだすとろくなことにならないから、お任せである。今まで知らなかった調理済みの魚の現地直送など、色々あることが分かったし、ともかく何でもネット販売しているのだ。在宅勤務やオンライン授業や、今までもっと発展させておけばよかったことも非常時のおかげ(?)で進みそうだ。早く元の生活をしたい、という人もいるが、新しい様式で快適に過ごす工夫も進むと思う。物事の価値観も変わるだろうし、変わるべきだと思う。
今まで買うのが当たり前だと思っていた食品のいくつかが手作りになった。納豆、甘酒、パン。ヨーグルトは東日本大震災のときからである。どれもそれ用の器具や種菌が売られている。説明書どおりにすればできる(はず)のである。こういうものが一般化しているということは前からこれらを手作りする人が大勢いたということなのだ。
そんな状況のなかでも季節は進み、今は庭も周りも緑で一杯だ。天気が良ければ輝いている。庭には毎日蝶がくる。モンシロチョウ、モンキチョウ、キアゲハ、クロアゲハ。植えたまま忘れていたツツジ(サツキ?)に桔梗型の大きな白い、花弁の中央に薄いピンクのある花が咲いた。源平咲というのか、濃いピンクの花や、1個が白とピンクの半々のもある。枇杷に少し実がついている。植物たちは元気である。
2020年5月9日土曜日
クロアゲハの運命
美しい季節だ。庭にはモンシロチョウ、モンキチョウ、小さいキアゲハ、クロアゲハ、などが飛んでいる。出窓のガラスにヤモリが這っていた。3日前、納屋に使っている裏のボイラーに大きなクロアゲハが止まっていた。パートナーが近寄って見ると、羽化したばかりらしい、という。草一本生えていないし、コンクリの上にはムカデ除けの薬が撒いてある。なぜ芋虫がこんなところに来たのか、薬で死ななかったのか、不思議である。まだ飛べないようだから、そっとしておいて明日様子を見よう、ということになった。翌日蝶はコンクリの上に落ちてもがいている、という。可哀そうなのでせめても、と、パートナーが草の上に移したところ、少し飛んでまた草に止まった。しばらく後に行ってみたが、姿がない。草むらを探しても見当たらないという。まだ飛ぶ力があったのだろうか。蜜を吸う機会があっただろうか。今日パートナーが裏で大きなクロアゲハが飛んでいた、という。この間のだったらいいね、と二人で願った。
2020年5月4日月曜日
五月
新型コロナウィールスの感染は波はあっても収まっていきそうにない。動物としての人間については人口の7割(?)が感染すれば収まる、というが、社会的動物となり、権利や義務や欲望と相談しつつの対策なのだから、難しい。それでも大都市の繁華街で普段よりも8割人出が少ない場所もあるのだから、多くの人が非常事態宣言に協力しているのだ。他方で人出が少ないから来てよかった、みたいなことを言う人たちがいる。テレビで写していたが、駐車場の閉鎖で細い田舎道に車がずらりと駐車していたり、登山禁止のチェーンを越えて山道に入る人もいる。外出自粛は「お願い」するしかないので、こうなる。罰則のない非常事態宣言なんて、日本くらいではないか。いざというときには個人の権利が制限されても命を守るためには仕方ないことだってある。いざ、ではないときにはしっかり個人の権利を守る。そういうめりはりが効かないのだ。
というわけで、私たちはひたすら引きこもっている。歯医者だけは仕方ない。放置しておくと、それこそ緊急事態になってコロナ対策をするゆとりもなく駆け込むことになるからだ。買い物はほとんどすべてwebで宅配を頼む。新鮮な魚は無理であるが、この際安全第一である。私のリクエストで川政から取り寄せた新鮮な筍の料理をパートナーが数種類作ってくれた。庭の小さな山椒の木の葉を添えた。
私は引きこもり大好きなので、庭や空の季節の移ろいを楽しんでいる。五月になったらさすがに気温も上がって、数種類の色のツツジが咲き誇り、コデマリが大きくなり、雑草と呼ばれる色とりどりの花も華やかだ。ハルシオンの群生も庭を明るくする。今年初めてみる、葉や茎はアメリカオニアザミに似て、花はタンポポに似ている植物が、あっという間に私の背丈を越えるほどに伸びた。ヨモギ、三つ葉、蕗などの草も元気で、楓をはじめ若葉が庭のまわりを囲んでいる。昼間は輝かしく、夕日に映える。ガラス戸を開けると花の甘い匂いや青臭い匂いがする。とりあえず我が家は平和である。
というわけで、私たちはひたすら引きこもっている。歯医者だけは仕方ない。放置しておくと、それこそ緊急事態になってコロナ対策をするゆとりもなく駆け込むことになるからだ。買い物はほとんどすべてwebで宅配を頼む。新鮮な魚は無理であるが、この際安全第一である。私のリクエストで川政から取り寄せた新鮮な筍の料理をパートナーが数種類作ってくれた。庭の小さな山椒の木の葉を添えた。
私は引きこもり大好きなので、庭や空の季節の移ろいを楽しんでいる。五月になったらさすがに気温も上がって、数種類の色のツツジが咲き誇り、コデマリが大きくなり、雑草と呼ばれる色とりどりの花も華やかだ。ハルシオンの群生も庭を明るくする。今年初めてみる、葉や茎はアメリカオニアザミに似て、花はタンポポに似ている植物が、あっという間に私の背丈を越えるほどに伸びた。ヨモギ、三つ葉、蕗などの草も元気で、楓をはじめ若葉が庭のまわりを囲んでいる。昼間は輝かしく、夕日に映える。ガラス戸を開けると花の甘い匂いや青臭い匂いがする。とりあえず我が家は平和である。
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