2020年3月25日水曜日

街中

昨日は久しぶりに街中に行った。厳重なマスクをつけ、アルコールを持って出た。地下鉄は行きも帰りも空いていて、観光客らしい姿は見えなかったが、四条通と河原町通りは案外混んでいた。若い日本人観光客がほとんどのようだ。京都では今「’すいてます’キャンペーン」をしているのだそうだ。本当は「すいています」くらいでちょうど良いのだ。
今日は庭に野草のすみれが2輪。雪柳が甘い匂いを発散している。
パートナーがまたクッキーを焼いてくれた。香も味も独特の魅力があって、つい手がのびてしまう。タイ焼きも自家製になった。昔はスーパーの店先で焼いているときに一回分買うくらいだったし、中身はあづき餡と決まっていて、素朴なおやつ、という感じだった。そしていつの間にかたい焼き中毒(?)になった。最近は色々なサプリの入ったクロワッサンたい焼き(クロダイ)だったり、中身も特産の豆や芋、クリームやチョコレート、など、凝っていて、ちょっと違和感がないではない。しかし家庭用たい焼き器があることが分かって、パートナーが家で焼いてくれるようになった。あづき餡と胡麻ペースト餡で、皮に余計なものが入っていない、本来の(?)たい焼きが食べられるようになった。

2020年3月22日日曜日

長い引きこもり

紅梅・白梅はすっかり散り、沈丁花も色あせてきた。今庭では、地面がタンポポと星の瞳の畑になっている。日に当たるとタンポポは眩しいほどだ。スターフラワーも咲き始めた。水仙も。その他に野草の小さな小さな白い花やうす水色の花(キュウリグサだろう)も。ヨモギと苔がぎっしり。蕗の薹はもう終わりかも。木々には、椿の赤、ハクモクレンの白、枝垂桜(枝垂れていない!)のピンク、花桃、山つつじ、雪柳が高いところから低いところまで重なって、ようやく春爛漫、という状況だ。いつも思うのだが、庭の端でひっそり咲くヤツデの花が見過ごされて可哀そう。
風邪かと思う症状で、そこから抜け出すのに3週間かかった。咳も出ないし、鼻も持病以外はとくに変化ない。喉も少しイガイガするときがあるくらい。熱もほとんどない。ただしばらく動いているとすごい倦怠感が生じて、つい横になる。なんだったのだろう。このご時世だから、新型コロナに感染したり他人にうつしたりの危険を避けて、家でのんびり季節の変化を眺めていた。パートナーが少し早く回復して、ときどき買い物に行ってくれる。一時は生鮮食品も宅配を頼んだ。私は3週間目に近くのドラッグストアとコンビニに買い物に出かけた。どちらも空いていたし店員さんはマスクをしているので、あまり心配しなかった。歩いているときにすぐ後ろで大きなくしゃみをする人がいて、本能的に横によけてしまった。マスクはせずにタバコをふかしながら歩くおじさんだった。ふだんでもこういう人はかなわない。帰ってからコートをアルコール消毒した。その必要があるか、それに意味があるか、分からないが、みんなでそのくらい気をつけないと見えないビールスには勝てないだろう。