2018年5月11日金曜日

2件の火事

今年になって2件、多少の知り合いの敷地で火事があった。こんなことは初めてだ。
ある日京都新聞に小さく島田食品の火事の記事が載っていた。古川町商店街の北の入り口にある八百屋さんである。基本的にどこかへ(飲食店か旅館か?)野菜を収め、残りを店で売っているらしい。品数は少ないがとてもおいしい野菜である。以前はよく通りがかったのでついでに買い物をしていて、顔なじみになり、ちょっとしたおしゃべりをするようになった。最近は私は東山で乗り降りしないので、かなりご無沙汰していた。ご主人は外出していて奥さんが怪我して入院したとか。一階が店で二階が住居だったらしい。もう店を畳むのかと思ったが、家を再建して商売も復活させるというので、少し安心した。パートナーが通りがかったときにはご主人の姿があったとか。再開したら野菜を買いに行こう。
5月5日に、インターネットで遊んでいて偶然あわら温泉のべにやで火事、まだ鎮火していない、というニュースを見つけた。驚いて二階に駆け上がり、パートナーに告げた。べにやさんは、たまにではあるけれど何度か訪れた。家屋が国の登録文化財になっており、庭も良く手入れされた趣のあるものだ。温泉はかなり熱いが源泉かけながし。食事も上品で心遣いが感じられ、女将さんさんをはじめとするもてなしの様子が心地よい。これは形でなく心の素養というべきものだろう。温泉に行きたければ、度々でなくてよいからべにやさんに行きたい、と思っていた。それがほぼ全焼とのこと。私たちが心配してもなんの力にもならないが、これからどうなるのだろう、と心配でならなかった。最近のニュースでは旅館組合が今後のことを協議したり、べにやのホームページに「再建に向けてスタッフ一同がんばります」という趣旨の社長の挨拶が出ていたので、少しほっとした。再開したらできるだけ早く行きたいね、と二人で話している。

島田さんもべにやさんも、陰ながら応援しています!

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