日曜日に日帰りで東京に行った。講演は無事済んで、わりと評判はよかったようでほっとした。専門外の方々にもわかっていただけるように、と随分苦労して準備した甲斐はあったようだ。自分の勉強にもなった。暖かくてよかった。往復の新幹線は別の用事のあったパートナーと一緒だったので安心だった。
それにしても人の多かったこと。東京はいつも人であふれてはいる。しかしさらに増したようだ。ほとんど駅の構内の移動だったが、絶えず人の波にぶつかって前へ進めない。渋谷駅のJRと井の頭線の間の通路に海外からの観光客らしい人たちが大勢たむろしており、ガラス窓から外をのぞいたり写真を撮っていたりする。私も外を見てみたら、眼下にスクランブル交差点があり、人の波が動いている。この光景は普通では見れないものだ。観光スポットと言ってよい。山手線に乗ろうとしたとき、まだ大勢降りてくるのに出発の合図が鳴って「ドアがしまりますからご注意ください」と。そんなの気にしていたらいつまでも乗れない。いつも田舎に住んでいると、こんなことに驚いている。しかしあれだけ人が多いと、人混み嫌いでも、人々というよりは統計の対象のように見えて、息苦しさすら感じなかった。
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