先週の土曜日にパートナーのお供をして、五条の帽子屋さんに行った。若い人がオーダーメイドで帽子を作っている。パートナーはあるときから帽子が好きになって、気に入ったデザインの帽子を生地の調達も含めてここでお願いしている。古い長屋の外回りを塗りなおしているが、中は狭くて暗い。階段は細くて急だ。2階が住まいなのだろうが、気楽に上り下りできそうになさそうだ。夏は暑く冬は寒そうではあるが、なんとなく趣があって、元気な若者が気に入るのも分かる気がする。その近くにフランス人の作るパン屋さんがあって、パイを買った。東山三条の店で焼いているのだそうだ。さらにその近くに独学で作り方を学んだ無添加のソーセージ屋さんがある。ここのソーセージでパートナーが作ってくれるポークビーンズ(ポークはソーセージ)はとてもおいしい。良く晴れた日でその一角は静かでありながら一種の観光気分で歩けた。五条に出るとバス停には観光客の群れ。
庭では合歓の花が咲きましている。ニワゼキショウは去年より遅く少しだけ咲いた。小さなキュウリグサやピンクのカタバミなど草花がかわいい。サツキも少しだけ咲いた。五月は晴れの日の空が素晴らしい秋の空(?!)になっていた。自然の活動はどうなっているのだろう。
年に一回くらいは行っていた割烹飯田に今年も、と、電話してみたが、年内はすべて満席だそう。開店後まだ10年にもなっていないが、2018年にミシュラン三ツ星になった。二つ星のときから予約は一か月くらい余裕をもってしていたが、三ツ星になった途端に超人気になってしまった。開店後2-3か月のときに共通の知人を介して紹介されて、さっそく訪れたところ料理がおいしいだけでなく、シェフと女将さんの人柄の素晴らしさも味を添えて、毎年楽しみにしていたが、もうあきらめたほうがよさそうだ。良いものが正当に認められた、ということはミシュランも悪くないが、突然増えたお客さんたちは本当にその良さが分かる人ばかりなのだろうか。庭に居ついた野良猫に客の前でも話しかける飯田さんの雰囲気が変わらないとよいのだが。
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