2018年6月18日月曜日

地震

私が書くまでもなく今朝地震があった。こんな強い揺れは生涯二度目だ。布団の近くにいたのでとっさにそれをかぶって頭だけ保護した(つもり)。パートナーがとんできて声をかけてくれた。返事だけして布団をかぶったままだった。震度5弱くらいには感じられた。ガスと電気が止まった。これは機械が正常に働いた、ということの証拠にもなった。軽いものが少し床に落ちたが、とくに被害はなかった。あらゆる交通機関が止まったり遅れたりしていた。ユニクロの気楽な服装をしていたが、もし避難する必要が生じたらいくらなんでもこれではみっともない、と思い、外出着に着替えて過ごした。
約束していたセミナーはキャンセルにした。パートナーの研究室ではかなり物が落ちたそうだ。
この辺りはいつも通り静かだし、三条通りまで買い物に行ってもいつもと変わりないが、震源に近いところはずいぶん大変なことになっているようだ。
あまり梅雨らしくないが、紫陽花、合歓、に続いてクチナシが咲いている。良い匂いが空気に漂う。グリーンピースご飯や茶豆ご飯(色美しく、香良く、おいしい)、加茂ナス(ニンニクスライスと併せてしょうゆ味のオイル焼き)、焼きラッキョウなど、初夏の食材がおいしい季節。梅シロップ第一陣が仕込まれた。

2018年6月8日金曜日

五条かいわい

先週の土曜日にパートナーのお供をして、五条の帽子屋さんに行った。若い人がオーダーメイドで帽子を作っている。パートナーはあるときから帽子が好きになって、気に入ったデザインの帽子を生地の調達も含めてここでお願いしている。古い長屋の外回りを塗りなおしているが、中は狭くて暗い。階段は細くて急だ。2階が住まいなのだろうが、気楽に上り下りできそうになさそうだ。夏は暑く冬は寒そうではあるが、なんとなく趣があって、元気な若者が気に入るのも分かる気がする。その近くにフランス人の作るパン屋さんがあって、パイを買った。東山三条の店で焼いているのだそうだ。さらにその近くに独学で作り方を学んだ無添加のソーセージ屋さんがある。ここのソーセージでパートナーが作ってくれるポークビーンズ(ポークはソーセージ)はとてもおいしい。良く晴れた日でその一角は静かでありながら一種の観光気分で歩けた。五条に出るとバス停には観光客の群れ。
庭では合歓の花が咲きましている。ニワゼキショウは去年より遅く少しだけ咲いた。小さなキュウリグサやピンクのカタバミなど草花がかわいい。サツキも少しだけ咲いた。五月は晴れの日の空が素晴らしい秋の空(?!)になっていた。自然の活動はどうなっているのだろう。
年に一回くらいは行っていた割烹飯田に今年も、と、電話してみたが、年内はすべて満席だそう。開店後まだ10年にもなっていないが、2018年にミシュラン三ツ星になった。二つ星のときから予約は一か月くらい余裕をもってしていたが、三ツ星になった途端に超人気になってしまった。開店後2-3か月のときに共通の知人を介して紹介されて、さっそく訪れたところ料理がおいしいだけでなく、シェフと女将さんの人柄の素晴らしさも味を添えて、毎年楽しみにしていたが、もうあきらめたほうがよさそうだ。良いものが正当に認められた、ということはミシュランも悪くないが、突然増えたお客さんたちは本当にその良さが分かる人ばかりなのだろうか。庭に居ついた野良猫に客の前でも話しかける飯田さんの雰囲気が変わらないとよいのだが。