2016年3月14日月曜日

世の中は瞬きしている間に変わる

パートナーが研究用の調査旅行で一週間の米国出張から帰ってきた。、私の最後の海外はもうじき3年前のナンシー行きである。アメリカは長く行っていない。その間に様々なことで世の中がすっかり変わっていることを、家に引きこもりしていながら、痛切に実感した1週間であった。
まず連絡方法。私のケイタイは子供用だから機能は少ない。ほとんどパソコンの前に座っているので、それで十分。でも、パートナーのスマホのお蔭でケイタイでも固定電話でも互いに日本国内と同じにかけられる。もちろんショートメールも送れる。ハングアウトも一度試して、互いの顔を見れた。e-mailは飛行機の中でも通用する。
UALはビジネスとエコノミーだけで、ビジネスの座席は水平になるのでベッドと同じとか。今までに二回ビジネスに乗った。最初は理由不明でビジネスに回され、二回目はちょっと贅沢な旅行をしたのである。席はゆったりしていてよかったが、水平にはならなかった。その上にファーストクラスがあった。
FlightAwareで飛行の様子が地図の上でも経過時間の記録でも分かる。あと10分、3分、到着、ゲートに向かっている、などの実況が示される。自分も一緒に旅行している、というより自分が飛行機になって飛んでいるような感覚になって、到着したときには疲れた気分になる。
San FranciscoやPalo Altoがニューヨークみたいに人や車で溢れているそうだ。SFはゆったりと観光できる町、Palo Altoは人影をめったに見ない静かな住宅街、という記憶しかない。それだけ繁栄しているのだろう。
SFではウーバンがものすごく便利だとか。そのポイントは車と人のマッチングと相互評価という、テクノロジー応用の仕組みにある。古典的発想とは全くちがうものだ。
そして、調査のためのインタビューの話を聞くと、仕事への姿勢、科学技術の人間への奉仕、など、新しい感覚で人々が自由に発展している。聞くだけで浮き浮きして活力が湧いてくる。未だに百年以上前の在り方のなかでしか変化できない日本人はだんだんシーラカンスになってきているのかも。違うのは、珍獣として大事にしてもらえるのではなく、弱みにつけこまれて崩壊する危険性があるということだ。若者を全員1年間海外に放り出すくらいのことをすべきではないだろうか。

1 件のコメント:

shayashi さんのコメント...

ウーバンでなくて、ウーバー Uber です。