2008年9月14日日曜日

今日は車でラクトまで。仲秋の名月ということで、月見だんごや小芋の煮付けなどを買う。夕方薄い雲の後ろに月が昇った。月が薄紫色をしていた。夜遅くには空は晴れて、まぶしいほど輝いた月が高く昇っていた。経験的には珍しい。9月の満月の日はたいてい雨だった、という不確かな記憶がある。10月の十五夜にはたいてい透明な空にまぶしい満月が見られる。と、信じている。
白ヒガン花はもう咲いていた。絶対に早すぎる。

2008年9月13日土曜日

白ヒガン花

昨日白ヒガン花のシュウトが出た。いつもながらある日突然現れる。でもまだ13日だ。ちょっと早いのではないか。彼岸花の名前のとおり、ほんとにお彼岸のころに出てくるものなのだけど。最近は白ヒガン花もよく栽培されているらしいが、もとは珍しかった、らしい。我が家の株は由緒あるものだ。京子さんが勤めていた研究室の先生が庭で栽培されていたものを株分けしていただいたのだそう。それを私にも分けていただいた。最初は葉だけだったのがその後毎年華やかに白い花を咲かせてくれる。白い花火、と形容したい。赤いヒガン花も好きだけれど、白はまた特別だ。虫も鳴くようになったし、秋なのだ。この夏は気温が高くて温暖化の合唱が聞こえていたが、私はあまり暑すぎた記憶がない。夏らしく暑くてよかった、程度だ。暑すぎた夏も過去にはあった。そのときにはさすがに冷房なしでは昼間でも居眠りしそうだった。

2008年9月4日木曜日

球電

今年の夏は珍しい体験をした。8月6日午後のことだ。晴れていた。車で下賀茂神社前を通って川端通りを右折した直後に、目の前を電球の形の光が落ちて行った。道路上で消えた。何なのか全く分からなかったが、その直後に雷鳴が聞こえたので雷に関した現象だろうとは思った。その後忘れていたが、今日突然思い出して話をしたら、パートナーが球電だろう、という。インターネットの映像を見るとまさにそれだ。空模様があやしくなって、日ノ岡近くなったときに雨が降り出した。東の方向はまだ日が照っていて、三条通りをまたいで山科の山を背景に大きな虹が出た。それぞれの色の幅が大きく、柔らかい色あいで、今まで見た虹のどれとも一味ちがっていた。    

数日前には夜車のタイヤで蝉が羽化していた。 蝉の羽化を見たのははじめて。それがタイヤで、なのだ!羽は明るい透き通るような色だった。どうやってこんなところに移動してきたのだろう。無事羽化して飛んでくれるか、と心配だったが、翌朝にはもぬけの殻だけが残っていたので、無事だったのだろう。これを発見したのは、どこかの犬が車の近くで糞をしていたのを気づかずにパートナーが踏んで大騒ぎになったことからだった。腰痛をおして水を流して掃除をしてくれていたときに見つけたのだった。犬の飼い主の教育をなんとかできないものか。

この数日ようやくミンミンゼミが鳴いた。例年よりも一ヶ月遅い気がする。しかもか細い鳴き声でわびしい。繁栄している年には耳が痛くなるほどの大合唱なのに。遅いといえば朝顔も例年よりも一ヶ月くらい遅い。それでも琉球朝顔は毎朝無数というほど咲いている。淡いはかない青だけれど、この植物はすごい生命力だ。早めに植えた日本朝顔(と勝手に決めている)は紫の花が一輪ずつ咲く。ねむの花も今ごろまで咲くなんて史上初(?)だ。ともかくいつの間にか秋の虫の音が聞こえる季節になった。