2025年10月31日金曜日

二度目の金木犀

 もうとっくに終わった、と思っていた金木犀の匂いが空気に満ちていたので、不思議に思ったが、最初咲かなかった木がオレンジ色に満ちていた。近所を歩いていたらやはり匂う。木によって夏の気温と乾燥の影響が異なったのだろうか。金木犀が満開のときには何故かОгонёчки   (ogon'ochki)という言葉を思い浮かべる。「小さなともしびたち」ではなんとなく雰囲気が出ない。


2025年10月29日水曜日

山の端の夕映え

 気温は低いが晴れた日だった。夕方東の山並みのすぐ上、いつも白い雲が寄り添っているところ、に夕日が当たり、濃いピンク色がたなびいていた。空気は澄んで、中空にまだ白い、三日月より少し太った月が懸かっていた。

今日の夕食はイタリアン。

2025年10月23日木曜日

贅沢な季節

 10月下旬は松茸と鱧が出会う短い期間である。昨日は恒例の北米産松茸を買って、鱧の入手先も見つけた、ということで、松茸のすき焼きと松茸入りの鱧鍋のご馳走だった。まさに盆と正月が一緒に来たようだ。食後の柿も秋のお気に入りの果物。

先週「今日初めて一日中エアコン入れなかった」という日があり、その翌日から急に寒くなった。四季が無くなって夏と冬になるのでは、などと言われている通りになったようだった。慌てて冬の衣類を取り出した。今日は一転、秋晴れのほど良い気候。空が青い。もう何年も青空といっても白っぽかったが、今日の空は深い青だ。見ていると晴ればれする。近所の玉すだれが咲いていた。

2025年10月17日金曜日

 10月になって、さすがに涼しくなり、秋晴れの日も多い。例年よりは気温が高いようではあるが。シュウメイギクもヨメナも咲いている。秋の味覚も色々味わっている。今日は毎年頼んでいる冷凍焼き栗が届いた。さっそく温めて食べた。やはり美味しい。


2025年10月10日金曜日

金木犀

 金木犀が咲いた。緑の中に点々と灯りが灯っているよう。ガラス戸をを開けておくと匂いがそこはかとなく入ってくる。例年よりも2週間くらい遅れだが、咲いてくれて何だかほっとしている。今日は澄んだ青空に白い雲。秋晴れの心地よい日。

2025年10月8日水曜日

蟻の襲撃

 例年8月後半に突然大量の羽蟻の襲撃を受ける。網戸なんて問題なく通り抜ける小さな小さな蟻である。音もなく全く気付かれずに部屋中に入り込む。ふと気が付くと電灯の覆いに無数に群がっている。白く明るい物に集まるから、布団のシーツの上にも大勢いる。分かっていればガラス戸を閉めておくのだが、襲撃の日なんて教えてくれないから、食事中に急に大騒ぎになる。掃除機で吸い取るのである。今年は暑すぎたらしく8月も9月も無事だったが、昨日は気候がよかったのか、襲撃に見舞われた。早く気が付いたせいか、数は少なく、大急ぎでガラス戸を閉め、カーテンを引いた。今日も早めに戸締りをした。虫も猛暑で予定が狂っているようだ。これから蚊やムカデがやってくるのだろうか。そういえば例年9月終わりごろから金木犀が咲いて、空気が良い匂いでいっぱいになるのに、今年はまだ全く咲いていない。初めてのことだ。

2025年10月6日月曜日

仲秋の名月

 今日は中秋の名月。6時半ころに東の空に眩しいほど輝く丸い月。それでも土星は見えた。9時過ぎにはさらに高く。白い雲がかなり広がって、月がその下にあるように見える。光が反映して周囲の雲が虹色になっていた。

2025年10月4日土曜日

ヤマトシジミ

 昨日庭の草の上を小さな蝶が3匹飛び回っていた。翅が鮮やかな紫色。思わず見とれてしまうほど。裏側は灰色。ヤマトシジミというそうだ。貝でも同じ名前の種類があるけど、これは蝶。カタバミに産卵し、幼虫もカタバミを餌にするという。今は花の時期ではないが、カタバミならばそこらじゅうに生えているから、お気に入りの場所だろう。春のシジミは全体が灰色でとくに目を引かない。パートナーが「草刈りをしたいけど、彼らの邪魔をしたくない」と言って、電動草刈機ではなく、鎌で手作業で草刈りをした。