昨日は中秋の名月の日に満月が重なる、稀な日なのだとか。しかも晴天だった。上りかけのときには赤みがかっていたが、上り切ってからは真珠色になった。眩しくて長くは見ていられないくらいだ。月の地図(?)もはっきり見える。近くに大きな、点ではなく大きさをもつ色の濃い惑星が一つ。
数日前の半月は直線の部分の切れ具合(?)が鋭く、半円というよりは半楕円のように見えた。なんだか神秘的に感じられた。
今朝朝顔を見ていたら、真っ黒な巨大なものが飛んできて朝顔の花に止まった。とにかく真っ黒で、両翅の下のほうに鮮やかな黄色い紋がある。私はこんな大きな蝶を見るのは初めてだ。人間を全然脅威と思わない、というようにゆっくり飛んで、私たちのすぐ横の花にしばらく滞在していた。モンキアゲハだろう、ということになった。日本で最大級の大きい蝶だそうだ。何時間か経ってもまだ驚きと感動が収まらない。
ツツジ科のピンクの花が一輪さいた。先日はヤマブキが一輪。クチナシはまだ咲いている。百日紅も。春、初夏、夏、秋が庭に混在している。
ヒガンバナはある日突然茎が伸びる。昨日は何もなかったところに今日は50cmほどの薄緑色のシュートが数本立っていたりする。今年も白ヒガンバナが茎をのばし、白い火花のような花が咲いた。いつの間にかヤブランが薄紫の花をぎっしりつけている。毎日、日が暮れる寸前の雲が火事のように赤くなる。
外にいたパートナーが「赤トンボがいる」と教えてくれた。ポールの先端に止まっている。ちょっと飛び上がって、またすぐに止まった。きれいな赤色だ。今日はセミの声も聞こえず、朝晩は虫の音が美しい。近所の萩が満開だった。ベイジュの壁から枝が下がっていて、萩の懸崖のようだ。昨日は猛暑日の記録とか言われていたが、季節は進んでいる。日暮れは早いし、日差しが穏やかになっている。部屋の中まで差し込む。
敷地内の一角が朝顔畑になっている。巨大な葉の間に青い花が点在している。ポールやフェンスの蔓はパートナーが形よく整えたが、ボケの花として(?)咲いていたりもする。
昨夜はスーパーブルームーン。空一面に雲が浮かんでいたが、雲の切れ間に東の空に現れた月は確かに大きく見えた。まん丸で強い光が眩しいくらいだった。青くはなかったが。
パートナーがときどきサツマイモのレモン・砂糖煮を作ってくれる。サツマイモとレモンの輪切りを砂糖で煮る。冷やして夏の朝食べると心身がすっきりしたように感じる。
で、もう9月!昨夜は虫の音がよく聞こえた。