2022年9月30日金曜日

金木犀

 今日は秋晴れで清々しい一日だった。透明な日差しが緑の葉にも透明感を与える。ガラス戸を開けているので金木犀の香りが入ってくる。ヤブランは少し疲れてきたが、水引草が裏でひっそりと咲いていた。今年は庭が赤まんま畑みたいになっている。シジミ、モンキチョウ、キアゲハなど春から初夏のものだと思っていた蝶が飛び交っている。日が家の中まで差し込むようになり、日暮れが早くなり、これから気温は下がる一方だと思うと残念ではあるが、大好きな味噌田楽、松茸、栗、柿、その後に蕪無視蒸しや丸大根など、楽しみもあるので、ま、いいかな。

2022年9月26日月曜日

台風とハリケーン

 この辺りは最近台風の影響をあまり受けず、幸運であるが、台風15号が静岡県に甚大な被害をもたらしたということで、色々記事を見てみた。静岡市内も大変だったようだし、いつもお茶を購入し、以前訪れたことのある川根本町でも川の堤防が崩れたりしたらしい。静岡は雨量が多く、降り方が強いことは2年間住んで経験しているので気にしていたが、今回は大きな災害だったようだ。後片付けも大変だろう。

カナダの東端を襲ったHurricane FionaはNova Scotiaを含めてやはり甚大な被害を与えたそうで、写真を見ても何本もの木が電線を道連れに倒れたりしている。家が海に流された、という報道もある。2年間住んだNova Scotiaは秋口には雨も多く、一年の半年以上雪がある土地ではあるが、それは例年の気象であり、とくに災害のある場所ではなかった。ハリケーンなんて聞いたこともなかった。そんな大災害に遭うなんて信じられない。海洋の温度が上がって、ハリケーンの威力が衰えないのだとか。

過去に住んだことのある土地が二か所も2-3日の間に災難に見舞われたことは、衝撃である。

2022年9月17日土曜日

アレチヌスビトハギ

 草むらに見慣れないピンクの花が咲いた。スマホで検索したところアレチヌスビトハギらしい。北米原産の帰化植物で、はびこると厄介だから抜きましょう、という記事がある。最初カタカナの連なりをアレチヌ+スビトハギと読んだので、全く意味が分からなかったが、要するにヌスビトハギの仲間だ。他にやはり北米原産のイリノイヌスビトハギというのもあるらしい。

昨晩はISSを見ることができた。今回は西南から現れて北東に消えて行った。速いとも言えるが、慌てなくてもはっきり見えるくらいの速度である。飛行機が3機交差(?)したのが面白かった。

2022年9月16日金曜日

白ヒガンバナ

 「いつまでも暑い」と言われるが、日差しはやはり秋である。光は強くても夏のようにぎらぎらした感じはなく、なんとなく透明な感じである。セミはほとんど鳴かないし、秋の虫で夜は賑やかである。白ヒガンバナが咲いた。

先日の中秋の名月は、空気が澄んでいたせいか、ガラスのように滑らかで明るかった。9月の十五夜は雨が多いのだが、今年は運が良かった。早い夜に突然雨が降ったので、あきらめていたのだが。翌日の十六夜の月もきれいだった。

2022年9月10日土曜日

鹿よけ

 鹿はその後もやってきて木をかじっているようだ。パートナーが鹿よけの赤い細い旗のような布をフェンスに取り付けた。鹿の嫌いな色で、さらに嫌いな匂いがしみこませてあるそうだ。知らない人が見たら、神社の祭りみたいかもしれない。それと鹿の嫌いな匂いの液体も買って、古布にしみ込ませて、食べられそうな木にぶらさげた。蓋の閉めてある入れ物に近づいただけで強烈な匂いである。人間避けにもなる?

検索してみると、鹿の害と対策の記事がたくさんある。たくましい生き物で、必要に応じて身体能力が上がるし、いざとなれば今まで食さなかった植物も食べる、ということだ。鹿が食べない植物の一覧が上がっているが、なじみのない名前ばかり。庭の木はすべて餌食になりそうだ。鹿がやってくる庭は人間にも好ましい環境だと思うが、それを破壊されては困るのである。

ヤブランが咲いた。近所の塀から萩が垂れ下がっていた。そのままで絵になりそうだ。

2022年9月1日木曜日

もう秋?

 いつの間にか8月がいなくなってしまった。ボケが「朝顔の木」になり、ネコジャラシやカヤツリグサが全盛だ。赤まんまやムラサキツユクサも毎日数本咲く。今日は気温が30度を切っているようだ。湿度が高いので暑く感じるが。最近は青や水色の空も白い雲も透明感があり、モクモク雲は見られなくなった。近隣では萩やムクゲが咲いている。このままじわじわと秋になってしまうのか?ミンミンゼミが毎朝数分鳴く。すぐにツクツクボウシにとって代られるのだが、どういう事情なのだろうか。夜には秋の虫の音の大合唱だ。

今年は春や梅雨時の花が少しづつ延々と咲く。合歓、ヤマブキ、梔子、タンポポ。夏の花ではあるが、切り株の横から成長した百日紅の枝に花が咲くようになった。昨日は耳元で「オーシーツクツク」と聞こえるので驚いたら、セミがすぐ横の網戸にしがみついて鳴いていた。