家の耐震補強のために、荷造りと2回の仮住まいへの引っ越しで、気がついたら8月も終わり。気温が高く晴天続きの夏で身体には楽だったけど、ゆっくり夏を味わう前に秋の虫が鳴き、秋の雲に夕映えが美しい季節になった。忙しかったけど、仮住まいの生活が珍しく、けっこう楽しい。
最初の1週間は新釜座の京町屋。町屋のなかでももっとも小さいものだが、趣があるのと、予想外に住みやすいことは大発見。その一角だけ石畳の静かな京の住まいだった。一歩表に出ると四条通り。高層マンションが林立。大丸にも近い。裏通りも夜遅くまで賑やかでスーパーもコンビニも充実している。次の住まいが空くまでの1週間だけ空いていて、そのあとすぐに外国の研究者が長期滞在予定とか。京町屋は人気があるのだ。
今はマンション住まいだが、市場が近いしバスも地下鉄も近いので便利。まとめ買いをしなくて済む。どちらも便利で町に住む楽しさがある。その変わり我が家には緑に囲まれた庭や山からの冷気、すぐ近くにイノシシの渡る橋がある。