そうだ、庭に一本菜の花が伸びて、黄色い花を咲かせた。植えた覚えも種を蒔いた覚えもない。ある日突然菜の花が咲いていたのだ。それなら種を蒔いたら自然に芽をだして成長するだろう、来年はそうしようか、と話している。菜の花は私の一つオブセッションといえるかもしれない。「菜の花畑に入日薄れ」と歌は歌って情景を想像しても、現実には菜の花畑は見たことがなかった。花はちらほらどこかで見たことはあったのだろう。京都にきて修学院離宮道のマンションの南向きの3階に住んだとき、目の前の畑に何か葉が育っていた。大根の葉かと思った。4月に入ってびっくり。菜の花畑だったのだ。東山がすぐ左に連なっている。西のほうには森も見える。まさに歌の世界が眼前にあった。北山通りを走ると、左右に菜の花畑が続いていた。夢のような光景だった。さらに5月の初めだっただろうか。菜の花も刈り取られ殺風景になった後に、ある日水が張られ、その晩から蛙の大合唱が始まった。蛙にもいろいろな種類がある。種類によって歌声がちがう。
菜の花畑はその後マンションや量販店に変わった。最近では山科疎水に沿って菜の花が咲き誇っている。山科新聞に「今まで菜の花の面倒を見ていた方が体調の問題で続けるのが大変になった」という記事が出た。きっとボランティアが大勢集まるだろう、と思っていたが、その通りだったようだ。両岸に菜の花道ができている。
2009年3月11日水曜日
植木
また月一になりそうだ。いろんなことがあった、ような気がする。今年度の研究報告書と学位論文の計画書提出。1年間ずいぶん勉強したり考えた、と思うけれど、考えることはいつも同じ方向のような気がする。でも少しずつは進歩している。今は投稿論文の修正が緊急の問題。査読にさんざん時間かけて(それも理解はできる)、2週間で修正版出せ、って、難題を吹きかけるようなもの。何が大変って、大幅に構成を変えたものの入力だ。
庭師のFさんが植木の入れ替えに来られた。庭の周辺はほとんど椿で囲まれていた。他に花のない季節に次々華やかさを添えてくれていたが、近年茶毒蛾の幼虫がよくつくようになって、被害を蒙る前に植え替えよう、ということになった。実家で以前父が椿の傍を歩いただけで皮膚が腫れて大変だったので、椿は抜いてもらった、と聞いたことも恐怖を感じた一理由だ。椿はFさんの庭園で再生しまた植木として活用されるので、ちょっとほっとする。代わりに今まで欲しかった花桃、白梅、蝋梅、紅葉、沈丁花、などが植えられるので、来年の春が楽しみだ。ぼけと白梅は今ちょうど咲いている。桜も種類のちがうものがくる。
庭師のFさんが植木の入れ替えに来られた。庭の周辺はほとんど椿で囲まれていた。他に花のない季節に次々華やかさを添えてくれていたが、近年茶毒蛾の幼虫がよくつくようになって、被害を蒙る前に植え替えよう、ということになった。実家で以前父が椿の傍を歩いただけで皮膚が腫れて大変だったので、椿は抜いてもらった、と聞いたことも恐怖を感じた一理由だ。椿はFさんの庭園で再生しまた植木として活用されるので、ちょっとほっとする。代わりに今まで欲しかった花桃、白梅、蝋梅、紅葉、沈丁花、などが植えられるので、来年の春が楽しみだ。ぼけと白梅は今ちょうど咲いている。桜も種類のちがうものがくる。
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